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とにかく楽しかったです 【ニーマガ関西オフ会振り返り】

4月20日、ニートマガジンのオフ会に行ってきた。
大阪城公園に8人くらいで集まってピクニックをしてきた。
その後2次会に行って、僕は3次会には行かずに離脱した。
3次会は残った5人くらいで、また大阪城公園に行って夜通しディープな話をしてたらしい。

まず、やはりめちゃくちゃ楽しかった。
会う前は正直めちゃくちゃ緊張してた。
僕が会う前にニーマガメンバーに抱いてたイメージは、「頭良さそうだけど思想が強そう。あと気難しい人が多いかもしれん。」
でも実際会ってみたら、全体的に話しやすい人ばかりやったし、終始平和な感じやった。
あと何というかチャラい?外交的な雰囲気?
家で引きこもってる感じの人はいなくて、皆旅だったり散歩だったりで外に行くことが好きな人が多かった。
まあ、そりゃそうやんな。
そういう面もあるからオフ会に来てるとこもあるよな。

僕は人好きやけど緊張しいの内向的な人見知りやから最初は不安やった。
でも、マジで空気感が良かった。
皆多かれ少なかれ現状の社会に対して違和感を覚えている人で、それに自分と社会のズレを感じてる人も多い。
やから、話してても意見の押し付け感がなくて、あと何しててもいいよって空気感を作り出しててくれてて凄く居心地が良かった。
例えば、6人くらいがディープな話をしてるとき僕は延々と本を読んでた。
およそ1時間くらい読み続けていた。
なんか僕がいるシェアハウスの雰囲気に似てるなと思った。
喋っててもいいし、喋ってなくてもいい。
輪の中にいてもいいし、いなくてもいい。
自然体でいていいと思える心理的安全性の高さがあった気がする。

そう、僕が読んでた本が凄くよかった。
オフ会に来てたしんめいP(以下しんめいさん)が書かれた本。
「自分とかないから」ってタイトルの本で仏教の考え方について柔らか〜く書かれた本。
東洋思想の教えや考え方の流れ、歴史について凄い分かりやすく書いてある。
それと同時にしんめいさんが自身のダメなとこも含めたエピソードを正直に載せているから親近感を持って読める。

オフ会の時の第一印象も凄い正直にものを言う人やなって感じやった。
一才のお子さんを連れてきて最初に言ったのが「子ども苦手な人いたら遠慮なく言ってください。僕も昔苦手だったんで。」
子ども嫌いなことって世間的にあまり言いにくい気がする。
どう思われてもいいって感じの脱力感、自然体な雰囲気に好感が持てた。

それで本にも興味を持って「自分とかないから」を読んだんやけど凄い良かった。
喋った時と同じ雰囲気のゆるくて親しみやすい文章。
でも東洋思想の流れや教えについて分かりやすく書いてある。
仏教の本は肌に沁み入るように読めると聞いたことがあるけど正にそんな本やった気がする。
岡潔の「春宵十話」や「日本のこころ」を読んだ時と同じような感じがあった。
難解な概念について語っていてもなんとなく分かる。
頭でも心でも体でも書かれていることが実感を持って理解できる感じがあった。

読みながら僕は一々しんめいさんに喋りかけてた。
質問よりかは、僕の実体験や普段の思考を混ぜた感想がほとんどだったと思う。
「夏目漱石の「こころ」のKは親鸞が言うような悪人になれなかったから死んじゃったのかもしんないですね。」
「達磨法師の言う「禅」って鬱の友達に気持ちが分かりすぎるからこそ何もかける言葉がなかったときの感覚に近い気がします。」
こんな感じでずっと話しかけてた。
著者の前で本を読んで直接感想を言う、そしてその感想へのフィードバックを直ぐもらうというすごい贅沢な体験をしていた。
(まだまだ感想、考察書き足りないからじっくり別のnoteでも書いていきたいな。)

5時くらいに雨が降り始めてきたから、場所を変えて2次会に行った。
席の配置的に僕はホモ・ネーモさん、レモンさんの3人で喋ってる時間が長かった。
僕は元々ネーモさんのファンだったからニーマガに入ったところもある。
それで最初の方は喋ってる熱量が高すぎた。
2人とも聞き上手なのもあって、早口オタクになってすごい勢いで喋りまくってしまった。

僕が大学で地球環境系のことを勉強していること。
大学で勉強してみて、やはり環境がやばいことがより一層分かったこと。
大学では防災かエネルギーを研究したいこと。
エネルギー供給システムは現状の輸入に頼った大規模分散型ではなく、自給的な小規模分散にしていく必要があると考えていること。
環境問題の根本原因に資本主義がありそう、物理的な地球のサイズの限界が来て今みたいにマネーゲームをやってる場合じゃなさそうに見えること。
脅しの論理で働かないようになれば、環境問題は良くなりそう、食料、エネルギー自給などの物理的な問題を解決する方にみんなが動きそうに思えること。
だから僕がアンチワーク哲学の熱心な支持者になっていること。
などなど。
喋りすぎてしまう僕の悪癖が出たような気がするけど、すごい楽しかった。

その後は共通に盛り上がれそうな話題を話すようにしてた。
今ってコンテンツの種類も量もエグいから小説好きとか漫画好きとか同士でも話すのむずくない?とか。
やってるゲームの話とか。
運転ってムズい、僕は運転あんましやん方が良さそうとか。
聞き上手な人って良いけど、聞き手役に回ってる人ばっかだと会話ってむずいよねとか。
2次会は話してるのが特に楽しかったなー。いや1次会もめっちゃ楽しかったんやけど、もちろん。
1次会は花見酒って感じで春の温かい感じとか、一人でぼーっとしてるのとか、本読むのとか、話すの以外の楽しみが強かった。
2次会はシンプルに話してるのが楽しかった。

最後の方でニーマガがどうあるのが良いのかみたいな話にもなった。
現状ニーマガのメンバーは(多分)全員が20~30代前半。
それに多少なりとも文章が書けることが参加条件に入っているので、参加するハードルがぼちぼち高い。
だからメンバーのキャラクターは多様やけど、やはり偏りがある。
ニートの人の居場所作りをするならもっと参加条件をゆるくして、色んな人が入ってこれるようにしたほうが良いのではと悩んでいると、ゆるふわさんが言っていた。
安眠計画さんは、ニーマガを「福祉」にしたいのならそれでもいいかもだけど、「コミュニティ」として存在させたいのなら参加条件を変えるのはどうなんだろうと言っていた。
確かになー。
マジむずいなー。
シェアハウスでもメンタル系のディスコードでも感じるけど、どんな人も受け入れたいという思いはありつつも、コミュニティとしての居心地の良さを維持するにはある程度の制限はいるかもっていう。
そのバランスをいかに取っていくかかー。
答えが無いし重要やからマジでむずい問題すぎる。

このニーマガオフ会は正直めちゃくちゃ刺激になった。
行ってみてから、やりたいこともすごい出てきた。
仏教などの東洋思想についてゆるく書き合えるnoteマガジンを作るとか。
もうちょい大学で勉強してることをnoteに書いてみるとか。
仏教について色々調べつつ自分なりに書いてみるとか。
正直めちゃくちゃ怖いというか、やってみることに対して不安や悩み、めんどくささがある。
でも、同じような悩みや不安を抱えつつも発信や居場所作りをしている先達を見て自分もやってみてもええかもなって思えた。
まあ、潰れない程度にね。

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