落合陽一

メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで…

落合陽一

メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで博士持ちのスナップ写真家です.多様性社会を目指す波動使いの准教授.noteは作家としての個人的な発信です.ご連絡はリンク先のお問い合わせまで. https://yoichiochiai.com

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  • 落合陽一の見ている風景と考えていること

    落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で月25回くらい更新しています)

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    魔法の世紀

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    デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂

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落合陽一が何者かわからないときに読むnote(無料配信)

落合陽一です.色々やっていると言われても,実は僕個人としては色々やってるつもりはなくて,何かで紹介されるとき毎回肩書きに「メディアアーティスト」と答えるように,基本的には広義のメディアアートを愛する32歳で,全てはその派生で生まれてきたものであることはずっと変わっていません. この記事は,目次的には個人(作家)としての落合陽一,大学教員としての落合陽一,会社経営者としての落合陽一,研究プロジェクトリーダーとしての落合陽一,メディアに出ている落合陽一,総括その他の順番に並んで

    • Tara号日記 10日目 船の揺れと丘の揺れ

      いよいよ陸地へ戻る日が来た.やっぱ船でみんなで過ごすことはグルーヴ作りなのかもしれない. もしデジタルネイチャーがディストピアだったとして,残った人類は何すると思う? という話をしながら過ごす.私は人類が最後になったらそれでも海洋調査をしているんではないかと思っている.機械が人類を滅亡させる未来は古いディストピアで,人類は数を減らしていって,自滅していく中,機械は能力をものすごく向上させていって,知的な野生動物や知的な森林のようになる中で,狩猟採集と冒険が好きな人類はその中

      • Tara号日記 9日目 鼓膜で感じるよりも周波数の低い揺れで

        デジタル情報はエーテルのように空間に満ち溢れているというのに空間自体のゆったりとした変動を感じることはないし,イルカと違って我々は寝言を共有する人類でもない.夢を共有すると同じ夢を見るようになるだろうか. 道具をたくさん持っていても使わなければしょうがない.使いこなせるよく使う道具が増えることはいいことだ.そして毎日新しい道具の使い方を覚えることも新しい原理を学ぶことも良いことだ.そして新しい道具を創りながら暮らすとしよう.その道具の名前は最終的に新しい自然になる.

        • Tara号日記 8日目 環境と道具 

          人類の進化の長い物語には、道具の創造と使用が絡んでいる。初歩的な石器から産業革命を推進する複雑な機械に至るまで、道具は我々の文明を形成する上で重要な役割を果たしてきた。コンピュータサイエンスの出現は、伝統的な道具作りを超えるパラダイムシフトを意味し、計算中心で自然を解釈し直すことで生まれる自然の姿、いわば質量のある自然と質量のない自然の渾然一体となった新たな自然像「コンピューテーショナル・ネイチャー」(我々がデジタルネイチャーと呼ぶもの)を解き明かすものである。このナチュラル

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          Tara号日記7日目 三項循環巡るデジタルネイチャー

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          Tara号日記7日目 三項循環巡るデジタルネイチャー

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          Tara号日記 6日目 ハクジラマタギドライブ

          海洋調査船に乗って6日目,ハクジラと会えるかなぁと思っていたらイルカさんにあったと思う.何言ってるかわかんないところが人間よりも信用できる.伝わらないLLM同士の会話が面白い. わたしは人間LLMとしてヘッドフォンをつけて笛を拭き続ける仕事をしている.たまに誘われて問答に来る海中の音がある.多分ハクジラだ.

          Tara号日記 6日目 ハクジラマタギドライブ

          Tara号日記 5日目 Digital Nature -1.0

          Tara号の研究者と論文の話を直接したりしていたら随分と楽しくなってきた.10日しかいないけどこれがサバティカル感あるのである.私は意外と吸収するのと手を動かすのが早いので毎年サバティカルがあっていいのだと思ってきた.メタゲノム解析の考え方がデジタルネイチャーにどう影響するかを考えながら新しい研究テーマを探っている. タラゴジラ・マルチオミックス解析

          Tara号日記 5日目 Digital Nature -1.0

          TARA号日記4日目

          船酔いに慣れるには36時間(元々弱くはないので気持ち悪くなったりはしないがスーパー快調になるまでの慣れる期間としよう),頭が違うモードに入るには96時間.96時間も休み(一日2−3個しかミーティングのない日)が続くと人間違うモードになってくる.コロナかかってるときも入院してるときももっと色々あったのでこの状態は10年ぶりである. 6年越しのラブレターをもらったあたりから.

          TARA号日記4日目

          TARA号日記3日目

          せっかく海洋調査船にいるのだから10日間ほど1日のミーティングを2−3個に絞るというのがTARA号の私の断捨離で,残りの時間を研究と制作と修練と情報収集に費やしながら時間を使う.よく寝る(といっても5時間以上寝れるわけでもない).よく食べる.よく風と日光に当たる.一日15-6個予定が入っている(場合によってはもっと)の私の場合この生活は博士課程以来だから10年ぶりに10日間ほどそんな日が来たことになる(「ミーティングが数個しかない完全にオフの日」は年間1-2日だからちょうどそ

          TARA号日記3日目

          TARA号日記2日目

          すごい揺れとすごい風.感動できる.人間自然より広い自然を感じる.デジタルネイチャー. 海洋調査船にいるのは楽しい.船酔いせずに体が順応しそうだ.

          TARA号日記2日目

          TARA号日記1日目

          落合陽一です.落合はしばらく海の上にいます.

          TARA号日記1日目

          Claude3,文章が上手い.

          この翻訳感がすごいスムーズである.

          Claude3,文章が上手い.

          人間観のコペルニクス的転回

          さてマタギドライヴを書いているのである.宇野さんと話していた.1980年代の浅田先生柄谷先生あたりの議論と今を比較すると見通しが良い.

          人間観のコペルニクス的転回

          Shibuya Sakura Stageで2024.02.27 - 2024.03.24 落合陽一「幽体共鳴する空性の桜 -Phantom Resonance of nulled cherry blossoms-」 展示があります.

          というわけで今日から. 実施期間:2月27日(火)~3月24日(日)10:00~18:00【入場無料】

          Shibuya Sakura Stageで2024.02.27 - 2024.03.24 落合陽一「幽体共鳴する空性の桜 -Phantom Resonance of nulled cherry blossoms-」 展示があります.

          重さをとるか,集中をとるか. 多分デジタルヤドカリ人間である.VisionPro レビュー #2

          レビュー #1は以下です. というわけで,長時間レビューの結果を書いていこうと思う.

          重さをとるか,集中をとるか. 多分デジタルヤドカリ人間である.VisionPro レビュー #2

          3Dアーカイブが復活しました.

          お手数をおかけしました.三次元で振り返るシリーズのリンクが復活したのでご報告を. 他のものもマガジン限定ではありますが大体全部復帰してると思われるのでチェックしてみてください!

          3Dアーカイブが復活しました.