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金融バブルがはじけても大丈夫!長期投資家が知っておくべき3つのポイント

1.金融バブルとは何か?日本と世界経済の現状とリスク

金融バブルとは、金融資産の価格が実体経済や基本的な価値から大きく乖離(かいり)して高騰する現象です。金融バブルは、過剰な信用創造や投機的な需要などによって引き起こされます。金融バブルが崩壊すると、金融資産の価格が急落し、多くの投資家や金融機関が損失を被ります。また、金融システムや実体経済にも深刻な影響を及ぼします。

現在の日本と世界経済は、コロナ禍による需要低迷や供給不足に苦しんでいます。各国政府や中央銀行は、大規模な財政出動や金融緩和を行って景気刺激を図っていますが、これらの政策は金融バブルを助長する側面もあります。特に日本では、日銀が大量に株式ETFを買い支えており、株価と実体経済の乖離が顕著です。また、世界的に低金利やマイナス金利が続いており、投資家はより高いリターンを求めてリスクの高い資産に流入しています。これらの状況は、金融バブルの崩壊によるショックに対して非常に脆弱(ぜいじゃく)であると言えます。

2.バブルが崩壊したらどうなるか?-投資すべき商品の種類と選び方

金融バブルが崩壊すると、株式や債券などの金融資産の価格は大幅に下落します。また、信用収縮やデフレーションなどの経済危機が発生し、多くの企業や金融機関が破綻する可能性があります。それはやがてインフレを巻き起こし、財政赤字や債務問題を抱える各国政府や中央銀行に歯止めを利かせる余力は残っていないでしょう。結果、人々の生活はズタズタにされるかもしれません。

しかし、長期投資家にとっては、このような危機はチャンスに変わります。なぜなら、金融バブルが崩壊することで、実体経済を支える優れた企業の株価が割安になり、将来的に高いリターンを得られる可能性が高まるからです。長期投資家は、株価の変動に惑わされず、企業の本質的な価値や成長性に着目して投資判断を行います。そのため、バブル崩壊後も生き残り、価値が再認識される企業に投資すれば、長期的に資産を増やすことができます。

では、どのような商品に投資すべきでしょうか。一般的には、以下の3つの種類がおすすめです。

・グローバルな需要が見込める成長株
・安定した収益力と配当性向を持つ高配当株
・インフレヘッジとして有効な金や不動産などの実物資産

これらの商品は、バブル崩壊後の不安定な経済環境でも、堅実に利益を上げたり、価値を保ったりすることが期待できます。しかし、これらの商品を選ぶ際には、以下の点に注意してください。


・成長株は将来的な成長率や利益率に過度な期待を込められている場合があるので、過剰評価されていないか確認する

・高配当株は配当金だけでなく企業の財務状況や事業展望も重視する

・実物資産は流動性が低く管理コストが高い場合があるので、リスクとリターンのバランスを考える

以上のように、金融バブル崩壊は長期投資家にとって絶好のチャンスです。しかし、そのチャンスを活かすためには、商品の選び方や分散投資の重要性を理解し、冷静な判断力と忍耐力を持つことが必要です。次に具体的なおすすめ商品3選を紹介します。

3.金融バブル崩壊後に投資すべきおすすめ商品3選

ここでは、金融バブル崩壊後に投資すべきおすすめ商品3選を紹介します。これらの商品は、それぞれ成長株、高配当株、実物資産の代表例となっています。それでは、一つずつ見ていきましょう。

3-1.アマゾン

アマゾンは、世界最大のオンライン小売業者であり、電子商取引やクラウドコンピューティングなどの分野で圧倒的なシェアを持っています。コロナ禍でオンライン消費が加速したことで、アマゾンの売上や利益は急増しました。また、アマゾンは自社の物流網や技術力を活かして、新たな事業領域にも積極的に進出しています。例えば、食品配達サービスやオンライン医療サービスなどです。アマゾンは、グローバルな需要が見込める成長株として、金融バブル崩壊後も高い成長率を維持できる可能性が高いと言えます。

3-2.ネスレ

ネスレは、世界最大の食品・飲料メーカーであり、チョコレートやコーヒーなどの有名ブランドを多数保有しています。ネスレは、安定した収益力と高い配当性向を持つ高配当株として知られています。ネスレは、長期的に堅調な業績を上げており、毎年連続して増配を行っています。また、ネスレは健康志向や環境問題に対応した製品開発や事業展開にも力を入れており、将来的な成長機会も豊富です。ネスレは、金融バブル崩壊後も安定したキャッシュフローと配当収入を提供できる可能性が高いと言えます。

3-3.PDR ゴールド・シェア

SPDR ゴールド・シェアは、世界最大の金上場投資信託(ETF)であり、金の価格に連動する投資商品です。金はインフレヘッジとして有効な実物資産として知られており、金融バブル崩壊後にインフレが発生する可能性がある場合には価値が上昇する可能性があります。また、金は通貨や国境に関係なく普遍的な価値を持つため、金融危機や地政学的リスクが高まる場合には安全資産として需要が高まる可能性があります。SPDR ゴールド・シェアは、金を直接保有するよりも手軽に金に投資できる商品として、金融バブル崩壊後も価値を保つ可能性が高いと言えます。

4.まとめ

ここまで、金融バブル崩壊後に投資すべきおすすめ商品3選を紹介しました。それぞれ成長株、高配当株、実物資産の代表例となっており、金融バブル崩壊後の不安定な経済環境でも、堅実に利益を上げたり、価値を保ったりすることが期待できます。しかし、これらの商品を選ぶ際には、過剰評価されていないか、財務状況や事業展望が良好か、リスクとリターンのバランスが適切かなどの点に注意してください。

金融バブル崩壊は長期投資家にとって絶好のチャンスです。しかし、そのチャンスを活かすためには、商品の選び方や分散投資の重要性を理解し、冷静な判断力と忍耐力を持つことが必要です。金融バブル崩壊後も長期的に資産を増やすことができるように、今から準備しておきましょう。以上が、本記事の内容です。ご参考になれば幸いです。

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