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お遍路スイッチ 44 【次は中国の話と書いてあった件】

【次は中国の話と書いてあった件】

noteに休止前に書いていたものをバックナンバーとして掲載させていただきました。読み返しながら作業をしていたのですが、気になることが…。vol.41に「次は中国の話」vol.42には「中国の話はまたの機会に」と…。

気になることはスッキリさせよう ! ということで、4年越しの中国の話です。

ただ、記憶が曖昧です。

記憶を呼び起こすべく、パスポートを確認。
2015年~2017年にかけて7回中国へ行っていました。広島空港から6回。中部国際空港から1回。
資料を探したらパンフレットも出てきました。
「中国青龍寺へ誘う 第0番札所巡礼の旅4日間」
そうそう、そういうタイトルでしたね。ちゃんと私の写真も載っていました ! 若い ! (7~8年前の写真です)


どんなツアー ? パンフレットの文章が分かりやすかったので参照。

いざ!「0番札所」へ!
皆様も周知の通りお大師様(当時は空海)は唐の国(現・中国)へ遣唐使として渡り長安(現・西安)の青龍寺にてご修行され、日本へ帰国後、四国八十八ヶ所、高野山を開創されております。「全てはここから始まった」とも言うべき中国遍路同行二人。入国地より各種寺院を経て巡る青龍寺への旅路。四国を何回巡っても得られない体験と共にこの喜びを他人にどう伝えれば良いのか分からないくらい心が震える事間違いありません。是非四国・高野山の原点 第0番札所 青龍寺への巡礼へご参加下さい。

当時、0番札所という存在は一般のお遍路さんにはあまり知られていませんでした。どちらかというとマニアックなツアーです。
そして、特別なツアーでもありました。毎年あるわけではありません。2015年は「四国八十八ヶ所開創1200年祭」のイベントにあわせて、2017年は逆打ち(4年に1度)の翌年ということで出発がありました。
そんなマニアックで特別なツアーですから、88ヶ所を結願し、高野山を参拝した人がメインに募集されていました。パンフレットの「皆様も周知の通り…」というのが、物語っていますね。

お大師様は、青龍寺で修行され正式な密教の伝承者になられます。これが、0番札所と呼ばれる所以です。ちなみに、0番札所は中国が勝手に名乗っている訳ではなく、四国八十八ヶ所霊場会から認められています。そんなお大師様の原点を巡る旅です。
四国八十八ヶ所を先達させていただいているご縁で、私が同行いたしました。青龍寺ではお寺のご案内、お経も唱えます。
観光もあります。西安には、お大師様の時代の建築物が世界遺産をはじめ沢山残っています。現地ガイドが「お大師様も見た景色だよ~」と案内していたのを思い出しました。

旅程
1日目 広島空港~西安(上海乗り継ぎ)
     ホテル
2日目 陝西歴史博物館 
     大雁塔(世界遺産)
        0番札所青龍寺
        興慶宮公園(阿倍仲麻呂記念碑)
        大興善寺(中国密教の発祥地)
        西安城門(安定門)
     大唐芙蓉苑と西安の夜景観賞
3日目 秦始皇帝兵馬俑坑(世界遺産)
             秦始皇帝陵
     小雁塔(世界遺産)
     ショッピング
     唐歌舞ショー
4日目 西安~広島空港(上海乗り継ぎ)

お大師様や密教とゆかりのある場所が多く先達としては勉強になりました。地元の方とも触れ合う機会が沢山あって、今の西安も感じることが出来ました。参加された皆さんは大変満足されていたようです。


青龍寺

お大師様が修行された場所。師匠である恵果阿闍梨より密教を授かるお姿です。本堂の前にあります。

青龍寺御朱印です。字がキレイ !

大興善寺

恵果阿闍梨が修行した密教の聖地です。

大興善寺の地獄のお堂です。お堂中に地獄が造られています。一番やられたくないものをチョイスしました。

大雁塔

世界遺産。玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典などを収蔵するために建立した塔。銅像はお大師様っぽいけど、玄奘三蔵です。

兵馬俑坑

世界遺産。秦始皇帝の兵士たち。まだまだ掘ったら出てくるそうです。

城壁

西安の街を囲んでいます。全長14キロ。マラソン大会も開かれるそうです。

興慶宮公園

西安市民の憩いの公園。エアロビクスしたり、社交ダンスしたり、太極拳したり、バトミントンしたり。


もっと、沢山の写真に案内や感想をつけて紹介したいところなのですが、最後に行ったのが2年前。いろんなことを忘れています。しっかり覚えていることといえば、ビャンビャン麵という麺料理が素晴らしく美味しかったことや、青島ビールが思った以上に自分の好みだったことくらい。そして「また来たいな ! 西安 ! 」と思ったこと。7回も行ったのに酷いものです。

「また来たいな ! 西安 ! 」その思いは今も変わりません。
先達つきの0番札所青龍寺のツアーが、今はありません。次にあるとすれば2年後の2021年。逆打ちの翌年にあたるので、有力じゃないかと思っています。

気になることはスッキリさせよう ! ということで書き始めましたが、当時の熱量はなく、思ったほどスッキリしませんでした。
2021年にチャンスがあれば、そしてお遍路スイッチが続いていれば、その時は存分に西安の魅力を語り尽くしたいと思います。そして、ツアーの宣伝もいっぱいしたいと思います。

当時のブログです。最後に行った中部国際空港出発の回です。かなり適当に書いていますが、よかったら見てください。



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