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「カニの穴」の話。ってご飯に空いた方ね。

ここ最近お鍋でご飯を炊いているんだけどそれがなんとも楽しい。

ガラスの蓋の鍋だから、ブクブク泡が立ってる様子が見えるし、何より出来上がったご飯が美味しい。

世間には20万円近くする炊飯器とかがあるけれど、私の金銭感覚ではMacや絵にお金は出せても炊飯器には出せない。
今これを読んでくれてて、自分だったら何に出せるかなあって思った人がいるとしたら、多分、カメラだ。それかレンズ。それかおしゃれな椅子とか。

だから自分で出来る美味しい方法を探したら、やっぱりお鍋で炊くしかないと結論づけたわけだ。
おまけに電気で炊くより光熱費も安いらしい(ガスの会社のホームページで見た情報)

炊き上がりましたよってなってから、1分くらい強火で加熱する。
そうすると、パチパチパチと鍋の底から音が聞こえてきて、少しだけ香ばしい匂いがしてくる。
おこげをはっきりつけたい人はもう少し加熱してもいいと思う。
そして10分くらいそのままにしといて、鍋底からふんわりとしゃもじで混ぜたら出来上がりー。
これで今日も上出来だ。

そしてもう一つ、その鍋の中のご飯を眺めると、全体にまんべんなく穴が空いている。
そう「カニの穴」だ。いや、カニさんはいない。
まあ、いてくれたら途端にご馳走になるからそれでもいいけれど、入れてもないのにいられるのはちょっと。

おばあちゃんもお母さんも言ってた「カニの穴」。
ご飯が美味しく炊けた証拠だって。
ガラス蓋の中の「カニの穴」を見ながら、その2人の声が聞こえてきてほっこりする。本当に亡くなった人っていつも一緒にいてくれるんだなって。

最近では玄米だって雑穀米だって上手に炊ける。水加減ねー。
聞かれてもないのに喋るけど、玄米だけでご飯を炊くときはお塩をひとつまみって言っても、1.5合くらいにだけど入れるとほんのり塩気を感じるから、逆に甘く感じて美味しい。

あっ、健康な人向けね。塩分制限とかしてる人はダメなのかもね。
蜂蜜をスプーンいっぱい入れても美味しい。あっでも塩分制限しなきゃいけない人は糖分も制限しなくちゃいけないのかも。
あーもうこれは個々の状況に合わせてください。

しかし、今の子供たちに「カニの穴」って言ってもストレートに伝わるのだろうか。海に遊びに行ったら波打ち際にポツポツ穴が空いていて、すごいときは一面に空いていて、その中にカニさんがいるんだよね。
潮が引いたら出てくるの。ざわざわざわって。
日がな一日海で遊んだら絶対目にする光景だけど、見たことあるかなあ。

そうそう、グアムの浜辺に行ったときものすごい数のナマコがいたんだけど、今もいるんだろうか。最近あっち方面には行ってないからわからない。

あれって、食べられるのかな。って別に食べられなくてもいいんだけど、泳ぎに行った時ナマコを捕まえてぎゅーってすると、口だかお尻だかどっちかよくはわからない部分から白いゴムっぽい粘液が出てきて、それを足の裏に塗り塗りすると、海に入っても岩とか尖った珊瑚のかけらとかで怪我しなくて済むっておじいちゃんとお父さんが言ってたし、やってた。

そんなこと今の子供たちに行ったら「うえーーーっ」って言うかなあ。
でも、一緒に海に行く機会があって、そんでもってナマコ見つけたら、絶対言うし、おまけにやってみせるけど。へへ。

おばあちゃんとお母さんのテリトリーと、おじいちゃんとお父さんのテリトリーがはっきり分かれてるってのも面白い。

おんなじ事言うんだもんね。
「カニの穴」と「ナマコのビーチサンダル」
うわっ、でもどっちも海系だ!やっぱ海から上がって来たのね、私たち。

こうやってずっと一緒にいられるんだ。
私とは誰が一緒にいてくれるんだろう。
今日このnoteを読んでくれた人の頭の片隅に住み着いて、ふとしたきっかけで「カニの穴」とか「ナマコのビーチサンダル」とか、今までの生活で聞かなかった声が聞こえたら、それは私です。
こわっ。

ウソウソ、取り憑いたりしないから、大丈夫です。
って、死んでみないとわかんないけどねー。

今日はカワセミッチェル探索だ!
同じ場所でいつも会えてたのに、何回か会えなかったって記事に書いてた方が、また会えたって書いてあったから。

待ってて!


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