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檻の中の国会議員/逢坂誠二 #7772

【24年4月12日 その6075『逢坂誠二の徒然日記』#7772】
午前4時過ぎ、都内はまだ暗く、空全体に雲が広がっていますが、雨の雰囲気はありません。気温11度。日中も雲が多めですが、夕方には晴れ間が広がる予報です。最高気温は19度の見込みです。

1)檻の中の国会議員
国会議員は檻の中にいるようなものです。公務員や裁判官なども同様です。これ以外の国民は、檻の外にいます。

国会議員、公務員、裁判官などは、この檻の範囲でしか、活動ができません。国会議員などを縛る檻、これが憲法です。

この檻の大きさやカタチを決めているのが、国民です。国民からは、国民が決めた檻の範囲で活動しなさいと、国会議員などは言われています。国会議員などには、この檻の大きさやカタチなどを尊重し擁護する義務があるのです。この檻のカタチなどをどう変更するか、それを最終的に決めるのも国民です。

昨日、憲法審査会の自由討議が行われました。国会議員自らが、檻のカタチを変えろと、声高に叫んでいます。檻から出るための鍵も欲しいと言っています。いつまでに檻のカタチ変えるか、その期限も明示しています。

昨日の憲法審査会の議論を聞いていて、こんなことを思ってしまいました。

檻のことを尊重し擁護する義務がある国会議員にしては、いささか行き過ぎの議論に感じます。

国会議員などは、この檻から出ることはできませんが、国会議員は、檻のカタチを変える原案の発議ができます。

一方、国会議員などはなぜ檻の中にいるのか、そのことを知らない国民も多いと私は感じています。だから国会議員は、なぜ自分たちが檻の中にいるのか、その理由などを丁寧に国民に説明する必要があります。その上で、もし檻のカタチを変えるなら、こんな感じかもしれないということを、落ち着いて丁寧に議論しなければなりませんし、その議論を繰り返す必要があります。

檻の外でこの繰り返しの議論を見ている国民の皆さんが、こんな風に檻のカタチ変えたいと、自発的に思って頂ける、そんな議論を私はしたいと思います。

よもや間違っても、檻の中の国会議員が、自分たちの都合の良いカタチに檻を変えることを国民に強引に迫ってはなりません。

国会議員などがなぜ檻に入っているか、この議論が日本では少ないと感じていいます。それをキチンと行わないと、檻のあり方の議論は、道を誤ってしまいます。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.12===
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