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【全頭診断】G1 2023 秋華賞

秋G1の第2弾、秋華賞。
第1弾のスプリンターズSは見事的中できました🎯
🥇◎ママコチャ
🥈☆マッドクール (週初めの全頭診断では最高評価◎)
🥉▲ナムラクレア


2023年 秋華賞 全頭診断

■ リバティアイランド (想定1番人気)

牝馬3冠がかかった一戦。
不安材料はあげればいくつかはありますが、さすがに相手との能力比較で逆らうのは難しそうな印象。1週前追い切りも観てみましたが圧巻でしたし単オッズ1.4倍では買えないでしょう。1.2倍と予想。
桜花賞は出遅れから後方一気、オークスは中段好位から6馬身差圧勝でどこからでも競馬できる自在性も強みですし、トラブルや大きな不利等なければさすがに相手探しの一戦。
一応、不安要素を記載してみますか?

不安要素その①:成長力
→フォトパドックや1週前追い切りを見ましたが、大幅な馬体重の増加ほどは春先より成長した感じはしない印象。確かに筋肉粒々で追い切りも絶好でしたが以前と比較してそう大きな違いはないのでは?というのが個人的な所感。馬質の変化≠成長力。それでもほかの馬との能力差が埋まるかと言ったら微妙ですが・・・

不安要素その②:血統
→血統背景はどう見ても『早熟マイラー』でしょう。私はマイラーの部分よりも、むしろ『早熟』が気になってこれが不安要素その①にも繋がって成長力の乏しさにリンクしているのでは?と考えています。まぁそれでもあの1週前追い切り見せられたら杞憂と思いますが・・・

不安要素その③:京都内回り
→外回りではなく内回りというのがポイントで桜花賞のように出遅れ最後方なら差し遅れの可能性。ただ、ドゥラメンテ産駒は内回り≒外回りと戦績フラットですのでこれも杞憂に終わりそうですし、何なら好位~中段で競馬しそうなメンバー構成・・・

■ ハーパー (想定2番人気)

この世代屈指のトライアル戦・クイーンC覇者。その後は桜花賞4着、オークス2着の戦績で秋華賞は外厩調整からぶっつけ本番。大物食いハーツクライ産駒ですし、ブレイディヴィーグ回避でルメール確保も大きい。ただ、足が長く、最高打点はクイーンCやオークスのように広いコース向けの走法ですので京都内回りで同等のパフォーマンス出せるか疑問が残りますし、リバティアイランドとの勝負付けが済んでいる感がありますので2~3着付けの3連単がかなり売れそうで馬券妙味は少なそう。
ここを負けて→次走エリザベス女王杯なら評価を上げたい一頭なのでここは負けて人気落ちを演じてもらおう。

■ マスクトディーヴァ (想定3番人気)

前走は良馬場の懸念を晴らすどころかぶっちぎってレコードV。今回は阪神外回り→京都内回りのコース替わりで競馬玄人ほど毛嫌いしそうな臨戦過程。ただ能力は十分通用してよいと判断しています。理由として同日の一つ前の第10R:仲秋ステークス(3勝クラス、阪神1600m)との比較。
【中秋S】勝ちタイム1.31.9、上り最速33.8
【ローズS】1600m通過タイム1.31.2、上り最速33.2
仲秋Sのメンバーレベルに疑問は残りますが1800m戦のローズSより短いマイル戦よりも早い通過タイム、早い上がりでまとめていますので能力の裏付けとしては十分ですし、時計のかかる展開は経験済み。中間の調教は軽めですが間が詰まっていますのでマイナスと捉える必要はないでしょうし最高打点の高さから内回りをこなして能力出せれば圏内十分。なのですが3番人気はやりすぎでは・・・

■ モリアーナ (想定4番人気)

前走内回り戦を上り最速ならこの舞台で人気も納得。後は紫苑Sのメンバーレベルをどう見るかですが、明らかに春先のクラシック戦線から離脱した2流メンバーの集まりですので一様に評価することは難しい。鞍上のヨコノリさんはアグリでセントウルS後方一気→本番スプリンターズS差し遅れの前科があるので、モリアーナも後方からとなった場合に再現できるかの一発勝負に本命◎はギャンブルすぎる・・・
打点の高さはコスモス賞があるので十分ですし、距離伸ばす進言したヨコノリさんの通り結果が伴っていますので適距離から外れていた1600m戦を消せば2戦2勝。元々は前受けもできていたので展開や位置取りを読み切ることが難しく、今回の秋華賞の展開を読む上でのキーホース。というか迷惑ホース・・・

■ ドゥーラ (想定5番人気)

馬柱は2ケタ着順もあって汚れて見えますが、阪神JFもチューリップ賞も桜花賞も不利被っていたのでこれらを消せば世代の上位馬。オークス3着で上がり3F34.1ですが6馬身ぶっちぎったリバティアイランドの上り3F34.0と使える脚はほぼ互角ですので秋華賞は位置取りが勝負を分けそう。世代上位の裏付けは現に前走の古馬重賞クイーンS勝利でほかのトライアル馬に隠れていますが成長力は申し分なしで個人的に高評価。気になるところといえばクイーンSでの-10kgが以前細く見えるのでここが改善されるかどうかと、出遅れ癖で後方待機になってしまうと勝ち筋が霞んでしまうところくらいでしょうか。事前分析の段階では対抗筆頭。

■ ヒップホップソウル (想定6番人気)

前走の紫苑Sでは前1,2,3,5番手が10,11,12,13着の前壊滅展開を4番手から2着残りで最後は進路スムーズだったモリアーナ強襲に泣いた強い内容。3着も後方のシランケドが突っ込んだ展開なので明らかに後方有利でしたので誰が見ても強い内容なら当日はもう少し売れるでしょう。ただモリアーナのところでも記載したように紫苑Sのメンバーレベルは2流ですのでG1のこの舞台で差を埋めれるかといえば疑問が残りますし、そもそも戦績的に勝ちきれないのでリバティアイランドからの2~3着付けは単オッズ以上に売れるでしょうから馬券妙味は薄くなり個人的に評価は微妙。
また、京都内回り2000mの秋華賞は本質的には差し決着が有利ですのでうまく立ち回ってどこまで、加えて能力的にG1で食い込むほどかは微妙な見立てですので、展開の紛れで掲示板、といったところに落ち着きそう。

■ コナコースト (想定7番人気)

チューリップ賞2着→桜花賞2着→オークス7着と、牝馬3冠の王道ローテを歩む馬。前走のオークスはスタート直後に接触があって自身の好位立ち回り競馬ができなかったので参考外でよいでしょうが、では例え好位先行できていたとしてオークスで善戦できたかといえば疑問が残りますし、個人的には同じく7着程度の着順になっていたのでは?と思います。
本質的に立ち回りのうまさを利用するのが最大の武器になりますので開幕2週目の秋華賞で好走するには、良馬場と内枠が必須の条件ですのでまずここをPassできるか、あとは先週と同じく前・内有利のトラックバイアスが継続しているかは必ず確認したいところ。2400m→2000m短縮は歓迎ですし、外回り→内回りも向く。また成長力の観点からも自身のベストタイムを何度も更新していることから今が絶好調と思いますので、実はトライアルを使いたかったけど使えなかった臨戦過程が大きなダメージにならなければ無難にまとめてきそう。

■ グランベルナデット (想定8番人気)

前走の紫苑S前受けはヒップホップソウルのところでも書いたように厳しい展開。ヒップホップソウルとの差は立ち回った進路でこちらは外回っているのでより厳しく着順ほど悲観する能力差はないように思います。敗戦はこの紫苑Sと向かない東京コースの2戦でこれを塗りつぶせば2戦2勝で底を見せていませんし、キズナ産駒なので京都芝2000mの内回り変わりは絶好。わすれな草賞は今回人気しているマスクトディーヴァ以下を完封しているようにリバティアイランド以外の馬の中では最高打点は上位クラス。当日もこの程度の人気に落ち着くのであれば馬券妙味は高いとみていますが、正直紫苑Sは不利あったとはいえもう少し格好を付けてほしかったというのが正直なところ。個人的には何らかの印は必ず打つ。

■ シンリョクカ (想定9番人気)

府中牝馬Sと両睨み。
出走確定したら追記します。

■ ドゥアイズ (想定10番人気)

前走オークスは9着大敗ですがスタート遅れて見限るのは早計。肝心の能力比較ですが、5走前札幌2歳Sではオークス3着のドゥーラと0.1差2着、4走前阪神JFはリバティアイランドと0.4差3着、3走前クイーンCはオークス2着ハーパーと0.0差2着、2走前桜花賞と前走オークスは位置取りが後ろになってしまって度外視であれば、世代2番手クラスと同程度の力を持っていると判断できます。ただ不器用な面があって出遅れて後方からになれば終了ですし、好位立ち回り勝負になれば同型も多い今回は他馬比較で抜け出るためには何か加点ポイントが一つか二つはほしいところ。まず鞍上変更(吉田→西村)はプラスですので、あとは馬場の悪化などのアシストがあれば浮上。

■ マラキナイア (想定11番人気)

前走ローズSはメイチ仕上げに見えましたので秋華賞は軽視の予定でしたが、事前のフォトパドックでは毛艶ビッカビカで今が絶好調なのでしょう。鞍上は池添ならG1は心強いですし、前走は大幅な馬体増でこれが成長分なら一気に侮れない存在になってしまって扱いに困っている一頭。池添ならリバティアイランドをマークする一本勝負に徹するでしょうから、宝塚記念イクイノックスをマークしたスルーセブンシーズのような競馬をしてくるならピンパー警戒。能力差は否めないので内枠確保は必須でしょうから、外枠を引いて消してしまいたい。

■ ラヴェル (想定12番人気)

リバティアイランドに勝利したことがある馬。アルテミスS1着、オークス4着のように脚を貯められるコースで好走する傾向があるので持続力勝負になりやすい京都芝内回り2000mは適性外でしょう。過去の栄光がありますが舞台適性や能力比較から今回は評価は厳しい。

■ ピピオラ (想定13番人気)

抽選対象(2/5)
出走確定したら追記します。

■ シランケド (想定14番人気)

前走の紫苑Sは展開向いて3着が精一杯。レース内容は目立ちましたのである程度は買われると思いますが、低レベルメンバーの前崩れを突っ込んだだけなのでG1の舞台ではさすがに評価はできず荷が重い。

■ ソレイユヴィータ (想定15番人気)

抽選対象(2/5)
出走確定したら追記します。

■ エミュー (想定16番人気)

不良馬場での好走経験と、デムーロ騎手変わりなので絶対条件は道悪。良馬場G1勝負ではさすがに荷が重く天候悪化で一考というレベル。

■ キミノナハマリア (想定17番人気)

除外対象。

■ フェアエールング (想定18番人気)

抽選対象(2/5)
出走確定したら追記します。

■ ミシシッピテソーロ (想定19番人気)

さすがに厳しいでしょう。もう少し短いところか、ダート変わりで見てみたい。

■ ミタマ (想定20番人気)

除外対象。

■ コンクシェル (想定21番人気)

抽選対象(2/5)
出走確定したら追記します。

■ フェステスバント (想定22番人気)

抽選対象(2/5)
出走確定したら追記します。

■ キタウイング (想定23番人気)

相手関係も能力比較も舞台設定もさすがに厳しく。

現時点での先出し予想

◎リバティアイランド
〇ドゥーラ
▲グランベルナデット
☆ハーパー
☆マスクトディーヴァ
☆モリアーナ
☆コナコースト
☆ドゥアイズ

さすがにリバティアイランドに逆らうのは無謀でしょうから相手探しで、高評価はドゥーラとグランベルナデット。ハーパー、マスクトディーヴァ、モリアーナは人気吸ってくれると思いますので高評価の2頭はオッズもおいしい。

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