見出し画像

ちょっぴり早い朝

8時に起きたはずなのになぁ
時計は10時になっている

彼の足音でゆっくり目が覚めた
おはよう。

今日はお休み
私、何しよっか。
あ。外でご飯食べたい
気持ちのいい秋晴れを少し大きな窓から見て
咄嗟に声に出た
彼はいいね。そうしよう、でも買い物もあるね

ショッピングモールの近くに大きな公園があったよね、そこで食べようか。

じゃ、この前気になってたお弁当屋さん行きたい!

そうして風呂に入り支度を終えた
13時半には外でご飯を食べ始めた

きもちいいね

私は秋がこんなにも美しいなんて思ってもいなかった。
木や鳥の話に耳を傾けて澄んだ空をじーっと眺める
落ち葉がなんでもない私を祝福してくれる

あれ。今まで何の為に息をしてたんだ
四季を感じられる喜びのあまり
不意に自分の愚かさを目の当たりにして
お弁当のご飯が少し冷たい

腹を満たし散歩

ふと昨日読んだ詩まどみちお
優しかった
誰よりも
もっと早く出逢いたかったな

写真について息をする様に自然とシャッターを切る
これを大切にしているけれど
たまに息の重要さを忘れる
だから最近は息をする事の方を大切にしている

生きてるだけで偉いなんて言葉足らずは怠惰

私は本質といかに向き合って人生を過ごしたか
見えないソレを培おうと思う

決して早くない朝は誰かにとってちょっぴり早い朝
一日の満足度、常に100%は難しいの
だからたまに満足できる日を大事に

どんどんできなくなって
どんどん見えなくなって
それでも見たいから
何にも見えなくても
触れたらじーんとあたたかいかな。
あたたかさに感謝して
冷たさに気付かされ

自分の心に優しく生きてたら
本当の景色が目の前に現れる

よね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?