ぽっかり
体の一部に空洞ができました
きっとそれは心に収まらず、外に出て
体を溶かしてしまったのではないか
溶かすという表現では熱く感じるが、それはそれは
冷たい
知人の祖母が亡くなったそうだ。
午後15時
知らせを聞いてすぐに空気が体を抜いていく
遅めの朝、早めの昼を過ごした私には
1日というものが重く重く
今でも心が熱くない
本を読んだ後、自分の日記を見返して過ごした
自分の字が読めず苦戦したり
思ってる事が今でも変わらないことを確認したり
少し自分に寄り添う時間にしていた。
急に空いた穴を肯定したくて
ここに記してみた
特に今のところ埋まらない
けれど最近の生き方はいいなぁ。と思えてきた
ものや人の感情に敏感になって悲しんだり
生命の力に驚かされたり、一人で居る事がとても心地が良い
人と会うのが億劫になったのはここ最近ではなく一年くらいだろうか。
自分の世界を誰にも汚されたくない気持ち
自分が他人を傷つけたくない気持ち
余計なことを考えず自分の感性に素直になりたいと
人との在り方を変えていた
東京は仕事をする場所で
それ以外ではなるべく行きたくない
家の近くのおじちゃんたちにおはようとか挨拶して、知らない犬に好かれたり野鳥撮ってるおじさんとお話ししたり、子供たちの遊びを遠くから眺めたり。私の人付き合いはこれでいいのだ
ああ、やっと自由な思考を手に入れた
そう思えた
やはり友達と意見交換をしたり楽しい事を共有したりする事はとても大事だと思う
それでも私はこれでいい
写真を純粋に愛すためにとった結果である
私はちゃんとここに立っているから
空いた穴に種まいて
花で満たそう
明日も仕事で写真に携わる
ちょっと先の自分に会いに行く
ぽっかりあいたあな
今日はぽかぽかお布団に入ってゆっくり寝よう
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