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母のナイスな言いまつがえ

こんにちは。すっかり夜投稿派のおすぬです。

今日は母の介護認定調査に立ち会うために実家に行っておりました。

介護認定調査とは介護度の判定のために行われるもので、自治体から委託を受けた介護事業者の方が「調査員」として自宅に来て行うものです。(母は要支援のため、国ではなく自治体が管轄になってます。※といいつつ私の認識違いがあるかもしれないのでその場合ご指摘いただけるとありがたいです)

調査員の方は40代くらいの女性の方でした。
母に日常生活(買い物・洗濯・入浴・トイレなど)にかかわる質問をしたり、実際に椅子から立ち上がったり座ったりという動作をさせ体の状態を確認したりしました。

母はじぶんで受け答えできるので私が口をはさむことはほとんどありませんでしたが、ちょいちょいひやっとすることがありました。

記憶力を見るために行う品物の記憶テスト。調査員の方はちょっとした品物を見せて母に覚えてもらいます。取り出したものは 消しゴム 印鑑 時計 の3点。

その後別の質問を続け、10分ほどたったころ「ではさっきの覚えていますか」

調査員の方は品物を取り出しました。消しゴムと印鑑。
「ではあとひとつ、思い出せますか」

母は真顔で「えっ」となり。。。
「えー……なんだったかしら」10秒ほど沈黙。
「……あ、時計。やだー出てこなかったわ」

うそでしょやだー……
私も胸をなでおろしました。


椅子からの立ち上がり動作を見てもらっているときに、「足がむくんでいるの」と母が言いだし、ズボンの裾を上げて状態を確認してもらいました。

「むくんでますね。これ血栓ですか」

「けっせん?」

「血管で血のかたまりができちゃうものです」

「えーとね、お医者さんになんとかって言われたのよ。えーなんだっけ。あ、イオン?そうイオンイオンが原因なんですって」

調査員の方と私は目を見合わせ「はてなマーク」が。
調査員さんが

「……あ!もしかしてリンパのことですか?」

「え? ああそう!それ!」


ああもう、これ今日の記事にするわ。
合ってるのカタカナ3文字なだけやん。


調査は30分ほどで終了。
この調査とは別に、玄関に手すりをつけたりシルバーカーをレンタルするなど身の回りのサポート体制を母は着々と整えています。

さらに父の終活につづき、母が長年愛用しているミシンを処分するつもりだと話してくれました。

調査員さんが帰ったあと、別室にいた父もリビングに来てコーヒータイム。

テーブルに向かい合う二人を少し離れたソファから眺めながら、「この景色もいつか懐かしいと思うようになるんだろうな」とこっそり思いました。


親孝行したおかげで今日も無事投稿できそうです。


(ライラン63日目)



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