第72回京都新聞杯〈振り返り〉

レースラップ

1,000m通過、60.3
後半6F(3F-3F)、37.1-33.8
上がり5F-4F-3F、58.2-45.6-33.8
勝ち馬上がり、33.6
レースタイム、2.11.2

馬場状態

Aコース、クッション値9.7
含水量、4角8.0%、G前8.4%
時計は速め
一度スピードに乗ったら、なかなか止まらない感じ
ある程度前目の位置から、瞬間的にギアを上げられ、
余力でスピードを維持出来るタイプが合いそう
またあまりに外行き過ぎるのはロスが大きいので、
器用さも求められる
より京都コース巧者向きの馬場と言える

レース振り返り

今日の馬場はタイムも速く先行馬有利
外に出していては、なかなか届かない
前提条件として、インの先行馬で、
器用な立ち廻りが出来る馬に好ハンデが与えられている状態
その上で、1コーナー手前で、逃げ馬が外に逃げるアクシデント
外側にいた先行馬は大きな不利を被った
結局、最内枠で不利を受けずに好位をキープ出来た馬が勝ち、
アクシデントの原因となった逃げ馬が2着に逃げ残った
展開も、馬場を考えたら、緩めの流れで、
下り坂から一気の切れ味勝負
レース上がりが33秒台で、後方馬にはさらに厳しくなった
素直に評価出来ないレースも、せいぜいOP特別クラスまでだね

①ジューンテイク
重賞勝ちがいないメンバー
GⅠ4着馬の同馬が、一番の実績馬とも言える
勝因は、どのメンバーよりもレースを知っていた、ことだろう
先行し、落ち着いて追走、4角を器用に立ち廻り、
仕掛けも鞍上の指示に従って最内コースを突いて突き抜けた
勝ち方としては申し分ないが、
あくまでこのメンバー相手での結果
同世代トップクラスの背中はまだまだ見えていない
それでも中長距離のGⅢなら、今後も楽しめそうな馬だね

⑤ウエストナウ
1角手前で、他馬に迷惑を掛けてしまった
調教から、走りの不安定さを感じていただけに、
不安要素が出てしまったね
でも最後の粘りっぷりに、スタミナ値の高さはこの馬の良さ
もう少し体幹鍛えてきたら、秋以降の重賞でも、
穴馬候補にはなるかな

⑦ヴェローチェエラ
出遅れたことで、中団後方から
馬場、ペースを考えると、
あの位置から勝ち切るには難しい
とは言え、今日のメンバーでは力上位までの評価
特にスタミナ、持久力はある馬
菊花賞のトライアルレースで、成長確認したいね

⑭アドマイヤテラ
残り4Fからのロングスパート
ただ外を廻したこともあり、最後はスタミナ切れ
少しズブさある馬だけに、
消耗戦に持ち込もうとしたのかもしれないが、
牛耳るだけの力はなかった、ということだね

⑮キープカルム
外枠で外廻しになったこともあるが、
最後は脚色が鈍ってしまった
2,200mは少し長かった
京都2歳Sの時も思ったが、
1,800mあたりが適距離かな

⑫インザモーメント
外での勝負となったが、
特別強引なレースをした訳ではなく、
単純に力負けと感じる
あと器用さも足りないので、
京都コースは合わなそうだね

⑧べラジオボンド
アクシデントにより、行くのか控えるのか、
鞍上も迷いが生じていた印象
馬もところどころ力んでいた感じもあったしね
結果、中途半端に消耗してしまった
リフレッシュして立て直してから、条件戦で力つける感じかな

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