第169回天皇賞・春〈ステップレース検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り)

↓古馬中長距離路線の振り返りはこちらから↓

https://note.com/oumanoaura/m/mfa88b402b525

上記重賞レースに、大阪−ハンブルクC、松籟S、御堂筋S、を加え、振り返り、評価する

ステップレースの評価

⚫︎金鯱賞
GⅠ級馬の脚慣らし、十分GⅡの価値はある
4着以下は斤量差ある中での完敗
格落ちと言わざるを得ないだろう

⚫︎ダイヤモンドS
スタミナ、と言うより、持久力勝負
単純にステイヤー能力が問われたと言って良いだろう
ステイヤーズSよりも、レベルは高い
ステップレースとしても高評価の内容

⚫︎大阪杯
2,200mで戦える持久力・スタミナ値も求められたが、
前半緩かった分、レースの迫力は欠いた
GⅡ上位レベル

⚫︎阪神大賞典
切れ味と持久力が無いと勝負にならないレース
勝ち馬のステイヤー能力は本物、GⅠに王手だね
2着以下は、せいぜいGⅢ程度まで

⚫︎日経賞
騎手力で凌ぎを削った好レース
雨が降り、スタミナ、持久力勝負となったが、
天皇賞・春に直結はしなさそう
GⅢ評価まで、疲れ残りも心配だね

⚫︎AJCC
2,500m GⅡに向けてのステップレースという印象
そういう意味ではレベル上位のGⅢという評価

⚫︎松籟S
重馬場、キレ・スピードよりも、
スタミナ・持久力勝負となった
内容としては決して悪くないが、
GⅠでのスピード対応に不安は残る

⚫︎大阪ハンブルクC
ロングスパートの粘り勝負
スタミナある勝ち方だったが、
重賞ウイナーいないメンバー
やはりOPクラスまでかな

⚫︎御堂筋S
重馬場で時計掛かるとは言え、
前半もペース緩く、時計も遅い
重馬場適性で勝負が決した感じ
重賞挑戦した馬も少なく、メンバー含めて条件戦レベル

出走馬の評価

 1位:⑭テーオーロイヤル
 2位:⑫ドゥレッツァ
 3位:①サリエラ
 4位:④ワープスピード
 5位:⑤ブローザホーン
 6位:⑨シルヴァーソニック
 7位:⑦タスティエーラ
 8位:⑯チャックネイト
 9位:⑩サヴォーナ
10位:⑪マテンロウレオ
11位:③プリュムドール
12位:⑧ゴールドプリンセス
13位:⑥ディープボンド
14位:⑱ハピ
15位:⑰スマートファントム
16位:⑮メイショウブレゲ
17位:⑬スカーフェイス

ステップレースからの勝ち馬候補は、
⑭テーオーロイヤル、⑫ドゥレッツァ、①サリエラ、
以上3頭を挙げる
ダイヤモンドS、阪神大賞典、重賞連勝した⑭テーオーロイヤル
ここは間違いなく主役である
阪神大賞典組は5馬身以上離された
これは決定的な差と言える
ならば別路線組で、金鯱賞2着も、
ステップレースとしては十分なないようだった⑫ドゥレッツァ
ダイヤモンドSでクビ差2着だった①サリエラ
までが候補と言える
もしテーオーロイヤルが抜けた勝ち方するのであれば、
2着は気楽な立場の後方馬が来る可能性もあるね

⑭テーオーロイヤル
ここ2戦の勝ち方を見る限り、
ステイヤー路線では、現在チャンピオンと言える
暫定王者から、正規王者へ
あとは菱田騎手が平常心で乗れるかだね

⑫ドゥレッツァ
昨年の菊花賞馬
前走は59kg背負っていたこともあり、
ルメール騎手が負担掛け過ぎないような乗り方をしていた
ステップレースとしては十分
GⅠ馬だし、この馬も暫定王者と言える立場

①サリエラ
前走は、勝ち馬とは着差以上に完敗と言えるが、
ステイヤー能力の高さを再認識した
牝馬だけに56kgで出走出来るのは大きい
テーオーロイヤルとの差はまだまだあるが、
一発の可能性は多少残っているかな

④ワープスピード
阪神大賞典2着、ダイヤモンドS3着、ステイヤーズS4着
ステイヤー能力の高さは認めるが、
ここもあくまで2着候補まで
上位評価2頭とは、結構差があるね

⑤ブローザホーン
3,000mを本気で戦うには少し長い印象
ただ京都コースは相性が良い
GⅡ馬の実力はあるが、ここは2~3着までかな

⑨シルヴァーソニック
前走久々で、まだスタミナが戻っていなかった
叩き2戦目で、スタミナ値激増で一変とまでは思わないが、
前年の春天3着馬
馬券圏内のポテンシャルはあるかな

⑦タスティエーラ
前走GⅠ惨敗、古馬と斤量の壁を感じた
ダービー馬ではあるが、現4歳世代では上位という評価
特に斤量の壁が分厚そうだね

⑯チャックネイト
ズブいところがある馬、良馬場ではキレ負けしそう
ただスタミナ、持久力、勝負根性は評価出来る
騎手の力も相当必要になるね

⑩サヴォーナ
3,000mは長かった、2,400m前後までかな
能力値に高さは感じるが、重賞未勝利
ここも掲示板争いかな

⑪マテンロウレオ
前走逃げて最後の粘り脚は良かったが、それでも4着
スタミナ値、持久力はある馬だが、
GⅠ舞台では掲示板争いまでだね
雨でも降ったら、もう少し面白いかもしれないが…

③プリュムドール
ステイヤー能力高い牝馬
でもスピードも求められると厳しい
掲示板あれば相当頑張ったと言えるかな

⑧ゴールドプリンセス
スタミナ・持久力で勝負する馬
それだけに、GⅠのスピードも必要となると、
さすがに厳しい
入着争いまでの評価

⑥ディープボンド
前走、調教での感じがすごく良かったが、
勝負に混ざれなかった
ピークアウトは否めないね

⑱ハピ
前走9着とは言え、思うような競馬が出来なかった
初めての芝だったが、走れない感じではない
意外と入着争いくらい出来そうかな

⑰スマートファントム
狭いところ突っ込んで差し切った根性はGood!
重馬場適性の高さも勝因の一つ
ただ重賞挑戦馬も少ない条件戦
さすがにこれだけの相手強化では厳しいよね

⑮メイショウブレゲ
万葉Sの勝ち馬も、阪神大賞典は1.4秒差の8着
重賞クラスに達していないことが露呈された
1桁着順争いかな

⑬スカーフェイス
スタミナを感じさせる内容だったが、
競馬が不器用
1桁着順あれば御の字だね

調教診断

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