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“つくるのを辞めたらいい”そんな瞬間、何度もあった

振り返れば、高校2年生の冬から
寝ても覚めてもつくり続けている人生だと気づく。

今年1年は特別な年だった。

数日間コロナで
久しぶりに人生で“つくらない人生”が
訪れていた。

2020年、どんな年だったか
と言われれば
正解にしてきた年な気がしている。


スタートダッシュの1月、そこから今日まで
想像を超え続けていた1年でした。


「つらい」を真っ向から受け止めてくれた上司

コロナで自宅にいる期間“自分は無力だ”という絶望感を
常に心の中に持っていました。

「デザインで人の命は救えないよ」と、
いつかの先生の言葉を思い出しました。

「私に何ができるのだろう」と考えて、
「家にいることが、誰かの命を、そして世界を救う」という
言葉に心から賛同する自分と
でもそれがどれも“正しい”のか解らず
悶々とした時間を過ごす。

家族からは東京にいることは不安だと言われ
周りのメンバーはリモートワークで状況が理解できるのが
今までの、本当に半分くらい。
誰に何を伝えたら良いのだろうという
怖気付く自分の隣にいてくれたのは
仕事の上司でした。

一人暮らしでのリモートワーク

“ただ電話をつないで仕事をする”

その日々に救われました。

少しずつこんなツイートも自分でしてみたり。
(最終的には合計で35開催されました!)


「今、自分にできることをやってみよう」

という活力が湧いてきたのがこの頃。

実は、パン屋さんのチラシのお手伝いをしたり
お花屋さんになったり、はたまた知らない誰かの力になりたくて
SNSからメッセージを知らない誰かに送っていました。

at HOME fes ~WITH コロナ時代を豊かにする24時間生配信 YouTube LIVE~


自分の気持ちの背中を押してくれた体験。
at HOME fesをつくった10日間、そして
開催した24時間は私の中で様々なものが大きく動いた時間。

- Stay Home , Make Future -
家にいながら、未来をつくろう

誰かのために頑張るのではなくて
自分が頑張ること、
私のために、がもしかしたら誰かのためでもあったりする
なんて。

制作したロゴマークについての想いはこちらから


当たり前を失って、今結婚式を届けているのは
当たり前ではないんだと気づいた

所属しているCRAZY WEDDING 
入社4年、Art director になってから
今年で50組を超える皆様をご担当致しました。
全てのお客様のコンセプトも、お顔も
もちろん空間も…
どんな1日だったか。と
聞かれたら思わず話し出してしまうくらい。

今年、1年私たちを信じてくださった全ての皆様
本当にありがとうございました。

まだまだ未熟な私たちですが
来年も、もっとパワーアップしたメンバーに出会えることを
お約束させてください。

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これが当たり前ではないと
本当の意味で気づいたのも2020年のような気がします。

2020年の感謝、Thanks Movieはこちらから


初めての先生

高校時代の繋がりから、母校でオンライン講師をしました。
正解は無いよと伝えた私だけれども
それは自分に言い聞かせていた言葉だなと
今になっては感じます。



海の見える場所


宮崎で初めてのお仕事。

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油津商店街で行われたランタンスカイ

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私の今まで作らせていただいた中で、
一番規模が大きく、一番長い期間飾っていただきました。商店街のみんなとつくった風景。

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地元のみんなと、地元のもので空間を作る

そんな自分が目指していたものづくりができた瞬間でもありました。

また行きます。

「次はいつくるの?」

そんな一言が嬉しいです。


巡りと繋がりの屋久島

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この1年の中で一番価値観が変化した旅。

大きな歴史を、森、川、海、全ての繋がり、
命から感じることで
自分のちっぽけさと、その“ものすごく大切な”ちっぽけが集まって
大きなものになる。

のんびり、でも
自分の体も、心もまるっと
優しく変化するような時間。

ただただ
ご飯を食べる、散歩する、
のんびりする、草刈りをする、笑う
空を眺める、お風呂に入る。

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「今日も素敵な1日だね」と言い合うこと
それがどんなに笑顔になってしまう魔法の言葉か!に
気づきました。

何よりも眩しく心地よい時間を感じた日々。

恋焦がれる。また屋久島にいきたいです。

私にはこれしかない、じゃない。
“これがある”


「良いものが作れない私は価値がない、だから最高のものを作る」
そんなマイナスのスタートはもう置いてゆこうとおもいます。
「良いものは、ここにいるみんなと作れる。だから作り続けよう」
そんな2021年に。

当たり前のものが在る
そんな“毎日”に感謝して始められる2021年になりそうです。

“つくるのを辞めたらいい”そんな瞬間、何度もありました。でも、
つくり続けられたのは
目の前にいる“あなた”がいたからです。

最後に

2020年、たくさんの壁を乗り越えた大切な仲間との写真を添えて。

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皆様、良いお年をお迎えください。

今日も、いい日。


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