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はじめに。

哲学を学んでも
実践していなければ
無学と同じ。

おばあちゃまは
厳しい言葉で
ボクを横目で見る

少しイジワル
めっちゃイジワル

おばあちゃまは
子供の頃から
「イジワルばあさん」に
憧れて生きてる
そして
実践してるのだろう

超イジワルで
ニヤニヤしてる

ボクが
悪い事したときに
限ってやってくる

「だあれも叱らないからって
調子こいてんじゃねぇよ」
と黒い声がする
振り向くとおばあちゃまだ

「はじめに言っとく
反抗しようが
素直にきこうが
おまえさんの勝手でいい
転んでも
自分で立つしかない
悪いことしても
誰も尻ぬぐいはしない
勝手に生きるのは
自由だが
「礼」や「恩」を忘れたり
ひとさまに
「感謝」しないんなら
また親に続いて
保護者も失うと思えよ」

「わーーーー
脅し?
怖い・・。」

正座してないと
お行儀悪い!と
足を定規で
バシッとぶたれる

わーーんって
声上げて泣くと
おばあちゃまは
地獄の底から
湧いて出た
悪魔のような声で
キャハハと笑い

痛いから泣いたのか?
ならちゃんと
正座しろよ!
自分で決めて
正座しないなら
気合い入れろ!
いちいち泣くな!

近所でも有名な
怖いおばあちゃまで

近所を通る人々に
挨拶をキチッとする

足を止め正面むいて
目を合わせ
ゆっくり頭を下げて

そして子供達が
通学で通り過ぎる時も
立ち止まり

「いってらっしゃいませ
気を付けてね」と声かける

「おはようございます」とか
「いつてきます」と
云わない子を見つけると

どうしたの?
元気ないの?
イヤなことあるなら
話してごらんとか
無理に学校
行かなくてもいいよとか

おせっかいだし
怖いから
みんな
おばあちゃまに会うと
走り去る
「こんにちわ!」とか
言いながら
逃げてく

おばあちゃまは
56歳から
ボクシングに通ってる
筋トレしたいという
理由だ

先日近所の公園で
おばあちゃまと
おじいちゃまが
ボクを連れてきて

喧嘩がが始まった

おじいちゃまは
おちょけて
相手にしてない
おばあちゃまは
それに切れて
「ざけんな!ハゲ!
マット取って持ってけ」
(ボクの足が悪いので
地面にマットを敷いてる)

おじいちゃま
「ちょっと待っとれ」ケケケ
(ちょっとマット取れにかけてる)

「おお?腹たってきたか?」
(おばあちゃまのお腹をつつきながら)
「あ、ちがうか出てきたんか?」ケケケケケ

おばあちゃまがキレて
おじいちゃまに回し蹴り

ボクは二人のケンカに
飽き飽きしてるので
知らん顔してたけど
近所の人たちは
漫才みたいねと
皆ちかよってくる

確かに
ボクの親族は皆
夫婦漫才みたいな
喧嘩するけど

このおばあちゃまは
暴言だし
暴力的

ボクは恥ずかしくて
車椅子に乗り
コッソリ公園から
帰り道に

帰宅すると
何故だか
2人とも先に帰ってて
おばあちゃまが
鬼の形相

「心配するでしょ?!
何してんの?!
なめてんの?!」

怖い・・・。

すると
他のおばあちゃまが
飛んできて

「もう大げさね
あなたがうるさいから
パコちゃん怖いのよ」

「なーにが怖い?
ふざけんな!
どうせブログのネタでしょ
ともかく
1人で帰らないの?
いいか?心配する人が
いるんだよ?
次やったらぶつからね?!」

「うるせーーーーーー!」

パコちゃん!やめなさい
静かなばあちゃまが
抱きかかえるが
ボクが発狂した

「心配なんて
迷惑だ!
人前でケンカすんな!」

すると次は別のじいちゃままできた

「どうした?」

おばあちゃまがブチ切れ
こっちにこい!

髪の毛を掴まれ
別のおばあちゃまの腕から
引き剥がし

お尻をバシバシぶち始めた

「痛い!暴力!ぼーーりょく!」

「あぁーもうやめないか
パコちゃんが怯えてる」

「何が怯えてるだ!
甘やかしが良くない!
わからしてやる!」

おばあちゃまは
布団たたきを掴むと
さらにボクのお尻をぶつ

痛い!いたい!!!!

「周りの人に迷惑かけたり
心配させておいて
暴力がどうのって
言ってんじゃない!
反省しなさい
みんなに謝んなさい!」

ぎゃああああ
「やだああああ」

散々ぶたれ
腫れあがり
ボクは吐くまで
泣いた

おじいちゃまが
止めに入り
いったんおさまったが
ボクは
ボクシングばあちゃまには
もう会いたくない

だけど
今年91歳になる
おおばあちゃまが
ニコニコしながら
ボクに云う

思いっきり泣くと
スッキリしたろ?

ワガママも
悪口も
悪い事も
家族みんなの前で
吐き出すと
精神も鍛えられる

ぶたれても
スグよくなる
大丈夫

え、虐待だよ?

そうかね?
わたしには
そんな風にみえんよ
パコちゃんが悪いし
皆の前で
ハッキリ云ってた

喧嘩でしょ
家族は口論したり
喧嘩したり
子供達の成長期には
殴り合いもいいじゃない
あの人の暴言と
暴力的しつけは確かに
問題点あるけど
愛情いっぱい
みんないるから大丈夫

もし度が過ぎてれば
ああやって
他のおばあちゃまたちも
止めに入ってるでしょ?

パコちゃんも
車イスのひとり行動が
どんなにみんな心配するか
わかってるよね?

あやまっておいで

年取ると
自分から
謝れないんだから
あんたが
あやまってあげなさい

促され
不本意ながら
あやまってみた

おばあちゃまは
ギロリと睨みつけ
「しらんよ。ひとりで生きろ」
そう言った

なんだ?
フツー大人はそこで
許すでしょ?


そのまま無視してた
頭にくるので
ボクは扉を思いっきり
バタンと閉じて
自分の部屋にこっもった


わんわん泣いてると
さっきの91歳の
おばあちゃまがきて
「どうだった?」という

許してもらえんことを話すと

「あぁパコちゃん、
あのおばあちゃま
知能指数低いから
人を許すことが
できないみたいだね」

とふざけて手をひらひら
おどらせながら云う

ボクはなだめられてると
気づいたので
黙って頭をふって頷いた

そんな1日のはじまりだ

オトナを許す
けっこう難しい

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みなさん
いつもありがとうございます
今週は天気痛、気象病で
きっと不機嫌です


それでは
またあした

ありがとうございます


読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました