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エッセイを書こう! 「面白い文章」とは?

ー面白いエッセイを書くにはどうしたらいいか? 常に考えている。

先日、noteさんからメンバーシップシステムのご紹介をいただいた。
今は創作大賞2024へ応募する作品を書くタイミングであり、夏には今の力を全部込めたエッセイ本を出すタイミングでもある。ちょうどいい。
自分なりの書き方がぼんやりとあるけれど、なんとなくでやってきたので、ここらで一旦、棚卸しして整理してみようと思い立った。

しかし、いざ最初の投稿(これ)を書いてみていると「これは参考になるのか? 本当に面白いのか?」どんどん分からなくなってきて、もう既にいろいろと自信がない。やめたいかも。
やっぱりメンバーシップはやめるかもしれない。

私の悪い癖で、しっかり詰めていないのに見切り発車ですぐツイートしてしまい、たくさんの方が反応してくださったので、今さら「やめまーす」は申し訳なさすぎるということで、とりあえず私の考える「面白い」の定義についてだけでも、せっかくなので公開してみることにした。

・私の思う面白いとは?

「面白い」にも種類があるが、私がここで言っているのはコメディ的な意味の、ガハハと笑える方の「面白い」だ。

私が面白いと思って書き続けているのは、「(誰もが共感、想像できる身近な出来事で)周りから俯瞰してみるとばかばかしい、自分の必死な状況」だ。

好きなモノ、未知の体験、妄想、パニック、トラブル、悩みごと。
いろいろなコトに必死になって、視野を狭くして、真剣に語っている書き手の様子が、俯瞰して眺めている人からするととても滑稽であるとともに共感できて愛おしい、という状態を目指している。

こんなことを自分で書くなんて、一体どんな罰ゲームなのか。

極端な話だが「ウンコが漏れそう」な状態は、本人からしたらどうしたって必死だ。大体の人にとってウンコが漏れたら大変なことになるので、命がけでトイレに到達しようとするし、もし万が一ちょっとでも漏れようものなら、パニックになりつつもなんとか周りにバレないようにあらゆる手を尽くして隠すだろう。

漏れそうな状況は誰もが人生で一度くらいは経験しているであろうから、その必死さは想像できるし、俯瞰して見ればかなり滑稽で面白い。

滑稽の後味や読後感が「愛おしい」かどうかが、重要だ。
「痛々しい」「かわいそう」「ひどい」などが勝つとそれは面白くなくなるので、筆致によって「かわいそう」感をうまく弱めて調節したい。

いわゆる”滑っている”文章についても、また別の機会で書きたいと思う。

これらを自分で冷静に判断できるかどうかが問題だ。自分で書いていて「やば! おもろっ!」と思っていても、実は滑り倒していたり、悲惨なだけになっていたりして全然ウケないときの辛さったら、あんた……。
大きな傷を何度も喰らい、体中どこもかしこも古傷だらけなので、書けることはたくさんあると思う。

私は大人になってからはウンコが漏れそうな状態になったことがないので、今のところまだエッセイには書けていない。次にウンコが漏れそうなときが来たら、必ず最高のエッセイを書こうと意気揚々と待ち構えてはいる。

このように、日常の生活を送っている中で自分が何かに必死になった場面-未体験なドキドキハラハラ、もやもやクヨクヨ、ハプニングによるパニック、とにかく大好きでハアハアしてしまうようなことなどがあったら、それをネタに書くと面白いと、私は思う。

こうなってくると、もう日常に起こるすべてのイレギュラーな出来事がエッセイのネタになるので、怖いものなしである。人生を生きやすくなった。

何もネタがないときは、普段の自分であれば絶対にしないようなことをわざと自分から体験しに行って、心を動かし、エッセイにするようにもしている。

実はいま、今年の創作大賞のネタにゲイバーへ行ってみようかなと企んでいる。ゲイの方たちと人生について語り合って思考を深めたい。

行ったことがないので完全に大衆的な想像でしかないが、深くて面白い話ができそうな気がする。「おブス!」などと言われて自分がどう思うのか楽しみだし、現実にはそんなイメージとは全く違って紳士的な接客であったとしても、それはそれで面白いエッセイになりそうだ。

実際にゲイバーを体験した後には、エッセイをどう構成するかも書いていきたいと思う。

自分の心を動かすためにも、いろいろな本や記事を読んだり、人と話したり、体験することをおすすめしたい。

また、たとえ新しいインプットがなくても、頭の中にある思い出からでも、こねくりまわし方を逆回転させて、ふと新しい気持ちが湧き起こることも、忘れていた懐かしい気持ちが湧き起こることもある。

そこから、自分にとっては必死で、周りから見ると共感できて滑稽で愛おしい見解が生まれることもあるかもしれない。常に、考えを巡らすこともおすすめしたい。

***

こうしないと締めることができないので無理やり強行突破してみたが、本当に面白いのかどうかやはり自信がないので、みなさんの思う「面白い」も、ぜひ聞いてみたいです。よかったら、教えてください。

こんな具合に、私の書き方を公開しつつ、掲示板などで意見交換もして、みんなで楽しくエッセイを書けたらな、あわよくば創作大賞2024を盛り上げられたらな、と思っています。

書いてほしいこと、知りたいこと、などもどんどんお伝えください。メンバーのみなさんで、ここをどんな場所にするか考えながら楽しんでいきたいです。

5月1日追記:
やはり「エッセイの書き方」メンバーシップはやめます。みんな好きに書いたらいい! 人のエッセイをどうこういうことは私の性格上できそうにないし、いろんな書き方があるからこそ面白いんだし、「面白い」なんて千差万別です。
もし私に読んで欲しいとか、教えて欲しいとか物好きな方がいらっしゃったら、今まで通り、普通に話しかけてください!


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