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【日本の眠りに新しい視点?】

睡眠のお話。
共感するなぁと感じた記事を見つけたので、それについて書いてみます。


睡眠は研究途上の分野

睡眠って、まだまだ研究途上のようですね。
研究分野にしては比較的若く、まだ研究歴史が100年を割っているのだとか。
他学問と比べると、まだ赤子のようなフィールドなのだそうです。

つまり、睡眠に関してはわからないことが多いということ。

わからないことが多いと、人は何をするでしょうか。
確かな根拠無く、間違った情報を周知
するようになります。

例えば、地球が丸いことを知らなかった時代の人たち、「地球の端っこに行けば落ちてしまう」とまことしやかに噂していたとか。
人は、なぜなにがわからないと「自動思考」をフル稼働させる傾向があるようです。

ということで、わからないことがまだまだ多い「睡眠」の分野は、誤った情報が世間に色濃く残るということ?


日本の不眠処置

日本の不眠は、記事のとおり、薬で改善しようとすることが多いようです。
私が相談業務をしていても、まだまだあの薬やこの薬を臆せず処方されている様子を目にします。

ちなみに、近年発売されるようになった最新の睡眠薬があるのですが、これは、睡眠の自然な仕組みにアプローチをしているため「強制シャットダウン効果」は薄いようですね。

そうそう、眠剤って、従来のメカニズムはPCで例えると強制シャットダウンなのだそう。
眠りのシステムの中に自然に溶け込む眠り方とはやや意味合いが異なりますから「眠剤は悪ではないけど使い方に注意したい」という視点が理解できます。


欧米の不眠

欧米では不眠に対して何をしているかと言うと、
認知行動療法
を取り入れることが多いのだとか。
記事にある「CBT」ってやつです。

不眠に認知行動療法?
ただの不眠に対して、なぜ心理療法が必要なのか疑問に思う人もいるかも。

ところが、不眠の多くが、実は薬におんぶにだっこしなくても改善が目指せるのだと思います。
例えば、このように。

・室内灯の使い方に配慮する
・食事のリズムを気を付ける
・夜の過ごし方を見直す
・睡眠ありきの生活スケジュールを組む
・体の病気を疑う
・考えることで気の逆立つことを遠ざける


気が逆立つことを遠ざける

前述で記載した、気が逆立つことを遠ざける
認知行動療法は、乱暴に言うとこのお手伝いをする作業でしょう。

睡眠は、リラックスが大きなテーマ。
気持ちをゆるゆるとすることで、ストンと眠りに落ちることができます。

一方、気が逆立つときは、何か気がかりなことを考えていますよね。

あの人にこんなことを言われた。
家族がこんなことをして腹が立った。
上司が理不尽だ。

などなど。
気が逆立つと、脳が興奮して眠れません。
結果、不眠が現れます。

このような状況下では、環境を変えて解決することも有効ですが、自分の考えを工夫することでイライラ度を下げることもできます。
そして、ジムのトレーナーよろしく、専門職から正しいやり方を教えてもらうと効率的にそのスキルを身に付けることができます。
これが、認知行動療法。

眠剤がダメだと言っているわけではありません。
それも良いけど、CBTのような視点も活かすことができると、より効率的に不眠が解消できるよね・というお話でした。


ぱれぱれです。
ちょっと変わっているような、難しいような、そんなニッチな相談が得意です。