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【人の理解には理由が必要】

コミュニケーションの齟齬がどんなところで起こるのか、一つの小話をまとめてみます^^

赤の他人
「○○さんへ遺産を託します」
と遺されたら?


自分が資産家の後継者だと想像して考えてみてくださいw

今際の際に遺された言葉が
「○○さん(赤の他人)へ遺産を託します」
だったら、どんな展開になるでしょう。

◆なぜ親族である私たちに遺さないのか
◆どうしてそんな変なことを言うのか
◆あんな人になぜ遺産行くのか
◆私たちが血縁者なのに


募る想いに苛まれるのではないかと思うのです。
憤りや不愉快というのは、人間関係悪化の権化。
こんな想いに耐えられなくなった遺族らは、○○さんを責めてみたり、自分たちを罵り合ってみたりするかもしれない。




遺産を託す理由が分かったら?

「○○さんには生前、本当にお世話になった。家族らは私に見向きもしなかったか、○○さんは話を聞いてくれ、毎日心が救われた。だから○○さんへ遺産を託します」


と、理由を添えて言葉を遺したとします。
すると、こんな変化が生まれるかもしれない。

◆確かに私たちは何もしてあげられなかった
◆○○さんに渡すのは業腹だけど、それでも故人の話には一理あるか…

お金が欲しい気持ちは山々ですが、一方的に何かを責め立てる勢いは削がれるのではないかと思うのです。



なぜ人の溜飲が下がるのか


行動、指示の背景である「なぜなに」が明確になると、人は落とし所を見つけやすくなります。

「明日までに書類まとめといて」

これだけでは、なんでそんな急に・と、怒りの一つも沸くかもしれませんが、

「顧客が無理難題言ってきて、明日までに書類がマストらしいんだ。悪いけど頼むよ」

と、言われれば、なぜ急がねばならないのかが理解できます。

理由がわかると、急な案件で苛立ちはしますが、指示を出した相手を完全否定するまでには至らないと思うのです。
…それでも相手を責める人はいますが、それはまた別の話題ですので割愛。




Do it! しか言わないなと自覚のある方、理由を一つひとつ添えてみるのはいかがでしょうか〜

ぱれぱれ