ピアノ曲を書こう!
こんにちは!作曲家のPIANO FLAVAです。
この前Threadsで、ピアノの作曲はどのようにされていますか?という質問をいただきました。
すぐ回答させていただいたのですが、せっかくなのでnoteでもピアノの作曲方法を解説してみたいと思います。
それではどうぞ!
1. 音楽的な着想
いきなりピアノを弾いてもいいんですけど、音楽的な着想(=これから作る音楽で何を達成したいか)をまず頭に思い浮かべてみましょう。
「切ない曲を作ろう」
「楽しいワルツを作ろう」
「変わった響きの曲を作ろう」
みたいな感じ。
今回は、「雨の中を歩いている女の子」でいきます。
2. フレーズを作る
続いて、音楽的な着想に基づいて、ベースとなるフレーズを考えます。
五線譜でいうと、だいたい2小節。
3. フレーズを展開させる
さきほどの2小節フレーズを、8小節になるように展開させます。
このとき、全く新しい音型を作るのではなく、最初のフレーズのバリエーションで進めます。
4. コードを考える
いわゆるハーモニーに関する部分。CとかFm7とかAdimとかのアレです!
あとで変えることもできるので(リハーモナイズ)、気軽にコードをつけましょう。
今回は「FM7, CM7, FM7, Am7」にしてみました。
5. 曲のキーを考える
なんとなく作り始めたメロディーですが、他にもっといいキーはないかな?と自問してみます。
雨のきらきら感を出したいので、キーを+2しました。
これが正解というわけではなく、最初のキーのほうが雨っぽいよね、と感じられる方もいると思います。あくまで個人の感覚です!
6. 左手を分散和音にしてみる
コードをそのまま弾くと、ちょっとダサいので、変えてみましょう。
ペダルを使って分散和音で演奏すると、一気にピアノらしくなります!
7. メロディーをさらに展開させる
続きを作っていきます!
(一般的なピアノ曲は、A-B-A'の三部形式や、複合三部形式で書かれることが多いですが、今回は練習なのでAだけのループ曲を作ります)
いま八分音符系の音が多いので、別のリズムも入れたいですね。
・アルペジオ
・装飾音符
・三連符
を入れていきましょう!
7小節目の波線がアルペジオ、14小節目の細かい音符が装飾音符、15小節目の3と書かれた音符が三連符です。
通して聞くとこんな感じ!
なかなかいい感じですね。
でも、左手がワンパターンで、最後の4小節も少しさみしいので、ブラッシュアップが必要だと思います。テンポも早すぎるかも。
もしいいフレーズを思いついたら教えてください!
今日はここまで!PIANO FLAVAでした。
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