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2022/08/08 再び止まる

今週末にサンシャイン劇場で観る予定だった舞台『漆黒天—始の語り—』の14日までの中止が発表された。初日は8月5日で、翌6日までは公演が行われたのだけれど、公演関係者の新型コロナウイルス感染により、7日から公演が中止になった。今日は休演日で、明日からどうするかというのが発表されたのだ。

この作品はムビ×ステという映画と舞台が連動する作品で、先に公開された映画『漆黒天—終の語り—』があまりにおもしろかったので、その前日譚にあたる舞台版を心待ちにしていた。6日ソワレがライブ配信されたので、それは観た。劇場で観ることがますます楽しみになっていた。

しかし、今日の発表を受けて、取っていた13日と14日のチケットは払い戻しを受けることになってしまった。この日は公演後のアフタートークがあり、我らが加藤さんの登壇予定だったのだ。本当に残念。
作品そのものの良さはもちろんのこと、これまでの役や普段の様子からは想像もつかない役を演じる加藤さんも素晴らしかったのです。だからこそ。

ここのところ、他の劇場でも公演が中止になっている知らせが相次いで聞こえてくる。理由も一つではないけれど、こういくつも聞こえてくると、2年前のことを思い出す。
しばらく観劇から離れていたのが、鈴木拡樹さんにはまって2.5次元の舞台を観るようになってまた芝居を観るのがおもしろくなった。それが2020年5月なので、そこからチケットを取っては払い戻しを受けるということを何度も繰り返した。チケットを取ったときの嬉しさと、それが中止になったときの悲しさとに翻弄される感じ。それを思い出す。

5月から始まった真剣乱舞祭2022は一度も中止になることもなかったし、加藤さん(山姥切国広役)の出る福岡と広島の公演を現地で満喫することもできた。だから、公演が中止になるかもしれないという心配を忘れてしまっていた。あれだけの大型公演が一度も止まらなかったのは、奇跡的なことだったのだと今にして思い知る。どれほど細心の注意をしても、どうにもならないことはいくらでもあるから。

今、止まっている公演はそれぞれ早く再開できるといいなと思う。
別にコロナに限らず、思いもよらないトラブルは起こりうることだけれど、ことコロナに関しては、稽古中からずっと制約が色々あって、関係者の人たちにかかる負担は大きいはずだ。当たり前に幕が上がり、幕が下りる、そんな日常が早く戻るといい。

(個人的には東京での観劇は叶わないけれど、漆黒天の大阪公演はなんとか見られますように!なむなむ!)

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