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荒波にもまれながら大学卒業報告をしたド根性ギャル永瀬に思うこと

私の今の推し、King&Princeの永瀬廉。

ファンの方が呼んだのか、彼には”ド根性ギャル”という異名があるらしい。

メンバーからも「影の努力家」と言われ、決めたことは最後までがんばりぬく。自分が周りより能力が足りないと思ったらどんなに多忙でも時間を作り、誰にも見せずにコソ練。隠していても努力がバレるほど仕上げてくる。
かと思えば、「いいやん」「たのしいやん」というポジティブ発言、「ダルっ」「無理やって」という正直発言。
でも、そう言いながらも結局根が真面目で、嘘みたいに努力して結果を出してしまう。
(日テレ系『キントレ』内のコーナー『King&Princeのバイトレ』を是非見てほしい)


私がKing&Princeに注目したのが昨年の夏ごろ、詳しく知って応援しようと思ったのは11月。このときすでに彼は多忙極まりない中にいた。
グループ体制が変わることをラジオで涙ながらに話したり、ドラマ撮影、怒涛の雑誌撮影とインタビュー、新曲リリース関連、次期のドラマ撮影、グループ5人体制でのベストアルバムリリースを含む活動(冠番組収録やロケ、雑誌ラッシュなど)。音楽特番のMCの仕事もあった。
脱退するだいすきな3人を送り出すことだけでも苦しいだろうに、これに加えて、髙橋海人とふたりで新体制として動き出す準備もしていたのだ。一体いつからなのか、、、、、、

心身共に、どれだけのものをすり減らしていただろう。

私が想像できる範囲だけでも、昨年夏期放送で主演をつとめた日テレドラマ『新・信長公記』の撮影、関連のバラエティ出演。それと並行してグループ初のドームツアー、アリーナツアー。アリーナツアーの頃には、今年11月公開の主演映画『法廷遊戯』の撮影もしていたと思われる。それに続くTBSドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』。そのドラマのポスター撮影をした11月3日が、主演の広瀬すずとの初顔合わせだったと本人が動画で話していた。その次の日、Mステに出演。
その日。11/4の夜、King&Princeから3人が脱退するという発表があったのだ。
その数日後が、あの涙のラジオだった。

ジャニーズアイドルが、常に何個もの仕事をかけもっているのは知っているが、昨年、そして今年の前半は特に、永瀬廉という人物が事務所1、2を争う激務だったのではないだろうか。


いつも忙しいイメージがある彼が、ようやく演技の仕事が入らない期間が、今行われている新体制でのツアーの準備期間。本当によかったなぁと思っていた。

、、、、、、と思いきや。


Johnny's web内のブログ『ながせのつぶやき』にて、彼が、
9/15に報告してくれた。
(有料ブログのため一部伏せます)

”本日をもって、○○大学 @@学部 **学科
卒業しました”



、、、、、、、、、、鳥肌が立った。


彼が、大学に在学していることは知っていた。
だが、卒業したという話を聞かないなぁ、と思っていた。

ここからのことは私調べ。

人生の選択肢を増やしたい、”普通”の感覚を知りたい。
そういう思いから大学に行きたいという気持ちがありつつ、永瀬廉はJr.時代からトップアイドルで。仕事との両立のことも考え悩んでいたときに、ケンティーこと中島健人(SexyZone)氏に「俺の大学にこい」と勧められ、彼に相談しアドバイスを受けながらその大学を受験し、猛勉強の末に入学。「何年かかっても卒業しろよ」とも言われたらしい。

入学してから、King&Princeとしてデビュー。学食についてなど明るい話題として大学のこともファンに話していたが、テストの時期と舞台が重なったり、コロナ禍でのオンライン授業に顔を出して出られなかったりすることも口にしていたそうだ。その後はドラマ撮影やツアーなどで、アイドルとしての多忙な日々を過ごしていた。
ファンの方のSNSによると、2年半前、本来彼が出ているはずであった大学の卒業式の日に、彼はオーディションで勝ち取った朝ドラ『おかえりモネ』の撮影で気仙沼にいたという。SNSがざわつき、そのときから、ファンの間で大学のことについて話すことはタブーになっていたらしい。

その上、昨年からはグループに関する大きな変化があった。今年の5月から、形を変えて新体制のKing&Princeで、不安と闘いつつではあろうが前へ進んでいる。
普通に考えて、現在大学どころではないだろうな、、、というところが、私にもあった。
グループから3人が脱退、廉さんが海人さんと2人でKing&Princeを守っていくということを発表してからも、先に書いたようにずっとずっと個人仕事とグループ仕事を並行しながらの日々。忙殺されるのでは、と心配になる状況だった。その上SNSで理不尽に叩かれ続けているのも見ていたので、もはや私としては、生きていてくれればいいよ、、、という境地にきていた。


それなのに、だ。


アイドル業としてもいくつものことを並行して身を粉にして働き続ける日々の中で、一体いつ、大学の単位をとって、卒業をするというところに至る努力をしている時間があったのだろう?

11月のグループに関する発表以降毎日欠かさず更新しているブログや、彼のラジオ『King&Prince永瀬廉のRadio Garden』でも、私生活(ゲームをした、カラオケ行った、誰と遊んだ、あれを食べたなど)について話してくれる。”ああ、ちゃんと自分の時間があるんだ、よかった”と、ファンに思わせてくれるひと。そういう発信がなかったら眠れてるかな、ちゃんと食べてるかな、と心配になるほど実際多忙であることが明らかにわかる。

ただ、仕事が忙しい中で息抜きをしているだけでなく、その合間に、大学に顔を出し勉強もしていたし、卒論も書いたのであろう。

一体、永瀬廉は何体いるのか、という疑問が浮かぶほどだ。



ブログでの卒業報告は、卒業したその日にされた。

ファンがきっと心配している、気になっているであろう、ということを、きっと彼は知っている。きっとそれに配慮してくれたのだと思う。

”心配や憶測でファンを惑わせたくない”
という思いを持っているひとだということは、King&Princeの体制が変わることになってからの数々の発言から、私は感じてきた。

まずはファンを安心させたい。
その気持ちが本当にうれしいのだ。


卒業までに6年半かかったこと。
最高の友人に出会ったこと。
教授や見守ってくれたひとたちへの感謝。

そして、これから学割が使えない、カラオケがちょっと高くなるというようなくすっとする言葉もはさみつつ、

”就職先は引き続きジャニーズ事務所”

と、今事務所が荒波の中にあるときに、堂々と宣言したのだ。


このひとは、本当に強い。


King&Princeから3人が脱退、そしてそのうち2人が別事務所で稼働を始めているが、
今回のジャニーズ事務所の会見、その後の周囲の企業などの対応を見て、
「れんかいも辞めなよ」「泥船だよ」
と言うひともいた。もちろん、本気の心配もあるだろうと思う。
そして、J事務所に対する不信感があまりに強すぎて、”ジャニーズ事務所に引き続き残る”という趣旨のこのブログの文章すら、事務所に言わされているのだろう、と受け取るひともいた。



私がこのブログを目にしたのは、彼の投稿の翌日だった。

あまりに思いがけない報告だったので、とにかく驚きと、
同時に、もう本当にいろいろな思いが込み上げてきた。

大学入学からのことは、ファン歴も長くないので全くわからない。
でも、今は大学のことなんて考えないで心身を保っていてくれたら、、、と思っていたので、本当にこの子は、、、、、、、と、涙が出た。

どれだけ、”影の努力家”を体現してくれたら気が済むのだろう。


私は思った。

このひとは、本当に
時間をかけてでも、じっくり、着実に物事を進めたいひとなんだな、と。

ケンティーとの「何年かかっても卒業しろよ」という約束を果たしたという意味でも称賛したいのだが、”退学して仕事だけに専念”、ということもアリだし誰も文句を言わない状況にあっただろうに、時間がいくらかかろうと卒業する、しっかりやりとげるという道を、彼は選んだのだ。

一度決めたことは、最後までやり抜く。
スピード感をもって一点集中型で、というよりも、できること、たのしいことの選択肢がたくさんあるなら何でもやってみて、それを続けてみる。そのすべてをしっかりと、ひとつひとつ地に足をつけてやりきる。

永瀬廉は、気持ちの切り替えが本当にうまいなと思う。
そういうひとじゃないと、こんなにいくつもの活動と勉学を同時進行するのは無理だろう。


この、ひとつひとつ、じっくり着実にやっていきたいのだな、という永瀬廉の性格を考えたときに、
グループがある意味”分裂”とまで言われた、脱退劇について思う。


King&Princeは、世界で活躍できるグループになる、というコンセプトのもとデビュー。しかしながら、その目標をくれた恩師は亡くなり、コロナ禍で海外に容易に出向けず、さらには私たちの知りえない内部事情もあったかもしれない(真相がわからないのでこれ以上探る気はない)。なかなか海外に向けての活動が進まなかったのだろう。

永瀬廉が事務所に残るということを発表したとき、脱退する3人と比較して
”世界に進出する意欲がなかった”、”やる気がなかった”、というようなことを、残念ながらティアラ(King&Princeのファン)の中でさんざん言われていた。

長く応援してきたファンではないし、私の考えなどチリのようなものではあるが、、、、、、


グループが分かれてしまったのは、
世界へ、という目標に対する
”方向性の違い”ではなく、
”スピード感の違い”だったのだろう
、と私は思ったのだ。

前からうすうす感じてはいたが、今回の大学のことでいろいろ考えていたら、私の中でより強くそれを感じた。

過去の映像を観ていて出会った場面。
デビューして間もなくコロナ禍に入り、無観客ライブを余儀なくされたKing&Prince。その状況の中で今の目標を聞かれたとき
「世界」「アメリカ」などというメンバーがいる中、
「まずは有観客でライブがしたい」と、廉さんは話していた。

これはきっと、世界を目指すこと自体を否定するわけではなく、まずは日本でしっかりと、有観客のライブなどを含めもっとしっかり経験して、その上で世界を、、、という思いだったのではないか。
着実にひとつひとつ経験した先に世界という舞台を見ていたのではないか、と私は思うのだ。私は。

これは、前から思っていたことだけれど、今回、時間がかかろうとしっかり、自分の力で大学卒業までがんばった彼のことを考えたら、
ああ、やっぱりそうだったんだろうと。


あくまでも私の見解であって、本人に聞いたわけでもないので本当のことは分からない。
いつも言っているが、5人は真相なんてきっと一生語らないと思う。

ただ、
脱退騒動があったときに、こんなど根性ギャルに対して「やる気がなかった」「世界を目指す気がなかった」というように、この発端が彼であるような言い方でSNSで悪口をいわれまくっていたことを私は知っている。ただただ、彼のファンとして私は悔しいのだ。
2人体制になってからも「急にやる気出してきて草」とか、、、、、、


まず、今そういうことを言っても仕方がない。
(ある意味、キンプリのこの件に関するファンの考え方の違いは”思想の違いで”あって、どれが正解か争っても意味がないと思っている)

私は、永瀬廉が各所で紡いできた言葉、ここまでの行動、そしてこれからの活動や言動を信じていきたい。
もちろん、脱退後TO BEに所属し稼働し始めた2人、今月末に事務所を退所予定の永久欠番のリーダー、そして今永瀬廉の相方として運命共同体でいてくれているクリエイティブマン。
みんなのしあわせをただただ祈る。
そして、どこにいてもこの5人は想いあい、ズッ友でいることだろう。
共にデビューしたあの美人さん含め。


永瀬廉さんには、壁を乗り越えようとする強さがあるし、気持ちを切り替える力、そして何より、いくつもの事柄を並行して進めるだけのバイタリティがあると思う。

理不尽なことは起こる、ということを幼少期からの度重なる環境の変化(親の転勤)で知っていて、高い目標を持たないようにしてきた彼。
でも、決めたことは最後まで、着実に、時間がかかってもやり遂げたいひとなんだな、ということを感じた。

「いいやん、たのしいやん」の口癖で、なんでも心の向いたことにチャレンジしてほしいし、もっともっと彼のやさしさ、人情、努力をたくさんのひとに知ってほしい(本人はシャイだから知られたくないだろうけれど)。


筆が遅くて話題はすでに知れ渡っていると思うが、
来週、彼のラジオで、自身から大学卒業の報告がきけそうだ。

全国47都道府県、どこでもradikoで無料で聞けるので、是非。


大学を勧めてくれ、見守ってくれたケンティーから、お祝いの投稿も。

”校風があっている”、という理由で勧めてくれたという話を聞いた。いい先輩だなぁ。
キリスト教の大学で、“Do for Others(他者への貢献)” という教育理念があるそう。確かに、広くやさしく考えられる2人に重なる部分があるような気がしている。




地道にがんばるひと、みんなが報われる世界でありますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。