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一つの指輪オンラインセッション『毀たれざる誓い』(4)

オークらをしりぞけた一行は、夜闇が迫る中、暗い霧の渦巻く古城ティリス・ヒスイルへと足を踏み入れます。 ホビットのベル・コトン夫人を先頭に、見取り図をとりながら廃墟を進む一行。やがて、最後の1日を繰り返すアルセダインの勇士たちが亡霊となりはてた姿を目にします。

来襲する敵との合戦の幻影の中、一行は城主アリク卿の亡霊に遭遇。折れた剣を手にする騎士は一行を密偵とまちがいますが、説得のダイス目が炸裂して、マスターが予定していた戦闘は起こらず、そのまま、最後の決戦が行われた胸壁へ。

胸壁に着いた一行は、オークの大群の前に次々と兵士が倒れ、最後の一人となった卿が、アングマールの魔王そのひとに立ち向かい、敗れ去る姿を目撃。 ヌーメノール伝来の剣は魔王の妖術によって折れ、卿自身は黒い呪いによって亡霊となって永遠に戦死を繰り返すことになった悲劇が明らかに。

一行は、胸壁の廃墟の中に埋もれていた、今日の名剣の切先を発見。 それを持って卿の亡霊に立ち向かうクライマックスはしかし、またもやダイス目炸裂で、野伏のフィンディミアが厳かに折れた名剣を受け取る静かな場面となりました。 LM「せ、戦闘データが……」

卿の亡霊が呪いから解放されると、古城の魔力も消滅。一行は帰路につきました。途中、ドワーフの岩屋に寄って、そこで世話されていた馬を回収。 ブリーでは、依頼主であるゴンドールの学匠とガンダルフが、冒険の顛末を聞くシーンを挟んで、今回の冒険フェイズ終了。


幕間フェイズでは、冒険での経験が反映され、また、しばしの憩いの時間で希望点回復と影点減少。 余暇活動では、アリク卿の武勲の凱歌を編み、折れた剣ガラズフォルの由来の調査に努めました。 こうして第三紀2965年の春は早足に過ぎ去っていきました。

(続く)

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