変わらない姿と

隣には見かけない姿が

選んだのは過去の姿

過ぎ去りし日の出来事

その眼差しの奥に

誰が映っていようと

今の暮らしは変わらず

一人で歩く我が道がある

新しい門出を祝って

これで一区切りだと讃えて

だからだからって何度も言って

会っても無くなってしまった

風景を切り取り写真に収め

似たようなことをしても

収まり切らない感情を

何処にしまっていいのだろう

会っても変わらず

会って気付く無くなったもの

確かにあった筈の遠い過去

自ら犯した大いなる過ち

少し変わろうとしたら

途端に振り出しに戻され

古傷が痛みアザが濃くなり

明日こそ今度こそって

ひた思い

覚めない夢を見ようと

周りをゆっくり見渡して

自分を取り戻そうと

装ってみる

数秒しかもたないって

わかっているのに