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年賀状が好きだった

子供のころ、年賀状が好きだった。

その理由がやっとわかった気がする。

作るのも好きだったけど、届くのがもっと好きだった。
自分宛てではない、家族宛てのものをじっくり見ていた。
父には仕事関係も届くので量も多くて、毎年楽しみにしていた。

なんであんなに熱心にみていたのか?

単純に届くのが嬉しかった? たぶん NO
見知らぬ家族の写真を楽しみにしていた? たぶん NO
お年玉くじを楽しみにしていた? 少しはあったかもだけど、NO

分かったんですよ。
アイデアを楽しみにしていたのですわ。わたし。

昨日、息子が年賀状作っている様子をみて、ふとそんなことに気付きました。

決められたサイズフォーマットの中、干支、年号などの共通モチーフをどのように料理するのか?
年賀状はそんなアイデアがたくさんあふれた場所だったのです。

イラストもいろんなテイストがあって「こういうの好きだな~」とか、写真の使い方もそれぞれで「面白いな~」とか、レイアウトも、フォントも多様で、めくっていくのが楽しかった。

なんなら、当時は勝手に今年のわたし的ベスト年賀状とか勝手に決めていた記憶。立派なコンテンツだったんだなぁ。

長男が楽しそうに年号を工夫して書いているのをみて、自分の人生の源流をみた気がしました。
同じような人いるかな?

(ちなみに、プリントごっこってあったよね~と言ったら、夫に「なにそれ?」って言われてました。」

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