一度死んだと思って生活している

先日のホーム転落の一件から間も無く1ヶ月が経過する。

ツイッターにも漫画を載せたりして、それなりにまわりには話が広がっていて、会う人によくそれについて聞かれることがある。
なので、今もその時のことをちょろちょろ思い出すことになる。
ぼくは唯一この出来事で良かったところがある。

僕の好きなアニメ映画でマインドゲームという映画がある。
主人公はヤクザに尻を銃で撃ち抜かれて一度死後の世界に行く。そこでは閻魔様じゃないけど、神様みたいな存在のキャラクターに死んだあとどこに向かうかを教えられる。
主人公は死にたくなくて、神様から逃げ出し尻を撃ち抜かれる寸前に戻り、ヤクザをぶっ倒し逃げ出す。そっから色んな奇想天外な展開になっていくんですが、それは是非本編を見て頂きたいです。
ぼくがこの映画の好きなところは、考え方1つで行動が変わるというとこです。
主人公は一度死んだ。だから、蘇った今無茶苦茶でもいいから後悔のないように生きたい。
こういう風に生きたいなーなんて思ったことはあっても実際は、そうでもない日もあったりします。

そんでこないだの出来事です。
ぼくは一度死んだわけじゃないですけど、一度死んでてもおかしくない経験をしました。
それまで何となく生きてたわけじゃないですけど、一個増えた感覚で言うなら明日死なないとは限らないという感覚です。

あの日もあの出来事の1時間前に、1時間後に線路に降りて目の前に電車が迫ってくるなんて想像もしてませんでした。
呑気にシャワー浴びて、ちょっと寒いから厚着しようとか何でもない平々凡々な日常だったんです。
想像なんて出来ないことが突然起こる。
今、このnoteを書いて明日死ぬかもしれませんからね。
そんな感覚が、あの日から強くなりました。
死ぬ気で頑張るという言葉は、あんまり好みじゃないですけど、いつ死ぬかわからんから頑張る、これなら今の自分に言い聞かせることができます。
長生きするのって、すごく奇跡的なことなんだと実感してます。

夏ですね スイカでも食いたいもんですわね