ヘラヘラしてるキャラの魅力
漫画やドラマ・映画などを見ていると、惹かれるキャラクターが生まれてくるんですけど、僕の場合、ヘラヘラしているキャラに惹かれる傾向があります。
ニコニコでもニヤニヤでもゲラゲラでもなく、ヘラヘラ。
飄々もあってるかな。
今パッと思いつくキャラクターでいえば、黄天化(封神演義)、陣(幽遊白書)、キング(池袋ウエストゲートパーク)、不二(テニプリ)、市丸(BLEACH)、仙道(スラムダンク)、ジョーカー(烈火の炎)、リン(鋼の錬金術)などなど。もっとじっくり思い出せば他にもいるんですけど、いまはこんくらいで。
こういったキャラの魅力の共通点をじっくりと考えてみました。
本気モードとのギャップ萌え
まずはわかりやすいギャップ萌えです。
普段ヘラヘラしてる人が、真剣な表情になったらそこに惹かれる女子はまぁまず多いはず。
僕の中でこのヘラヘラキャラのあるあるとして、「細目」「柔らかい関西弁」というのがあります。
細目キャラの場合、本気モード=開眼。
柔らかい関西弁キャラの場合、本気モード=キツイ関西弁。
これはわかりやすく本気モードだといえます。
ヘラヘラキャラではないですが、メガネかけてるやつが本気モードの時メガネ外すという、リミッター解除を意味する行動。冷静に考えれば「いや目悪くてメガネかけてるのに、メガネ外したら不利じゃね?」というツッコミをしたくなりますが、そんなことよりギャップ。「あの人がメガネを外すということは!つまり本気なんだ!」という絵的なカッコよさが勝ちます。
ヘラヘラキャラにもそれが共通できます。そういう意味でも根が真面目というのがわかります。風天なやつと思われているけど、実は表に出していないだけで、とても真面目な人物という描写が描かれています。
だってヘラヘラしてるやつが、ヘラヘラしなくなったら本気ということは、普段はわざとヘラヘラしてるんだということがわかるからです。真面目を前面に押すんじゃなくて、実は真面目っていうポイントがいいんですよね。真面目なやつと思われたくないから、ヘラヘラしてるけど、たまにヘラヘラが見え隠れしてしまう。ここに惚れ惚れしてしまうんですよ。
ほら。ヘラヘラキャラカッコいいだろ。
強いからこそヘラヘラしてる
ヘラヘラキャラはヘラヘラしてるので愛嬌があります。
人当たりはいいんです。
敵味方関係なく話しやすい感じがヘラヘラキャラにはあります。
ヘラヘラしてるということは余裕があるという風に繋がります。
ということは、ある程度強いんです。
こういう感じで弱い奴は魅力ないですね。
強いからこそ出てくる余裕、それが顔に出てる。
こんなわかりやすいことはない。
そして負けるときもヘラヘラしてる。
最後までヘラヘラしてる。それがまた自分を貫き通していて、信念を感じるんですね。
負け惜しみや、命乞いなんてヘラヘラキャラはしない。
ある意味客観的な視点で物事を見ている。自分より強い相手が現れたら、必死な表情になるのは当然ですが、そうならない。汗がタラーと流れるくらいでヘラヘラしてる。あ、ヤバイ、おれ死ぬかもと思っても笑ってられるのは、自分の力量を客観的に把握できているからだと思います。
自分がある程度強いからわかる観察眼。
ヘラヘラキャラには、ヘラヘラしている理由がある。これもカッコよさですな。
ヘラヘラキャラは過去の話が少ない
こういったヘラヘラキャラが普段はどんなことしてるのかわからないと思い始めます。
もうその時点で、ハマってます。
虜になる扉を開いてしまってます。
謎が多いのもヘラヘラキャラのあるあるです。どこにいるのかも想像つかない。だから想像してしまう。多くを語らないのもヘラヘラキャラの魅力です。真剣な話はあんまりしないんです。ご機嫌な兄ちゃんなんです。一見何も考えてないように見えるんですけど、一度興味を持ってしまうともうドップリあとは肩まで浸かるだけ。
登場する作品にもよりますが、ヘラヘラキャラはサブが多くて、メインキャラではない。ポジションも他のキャラと一線を置いてるというのか、烈火の炎にもいますが、トランプでいうところのジョーカー的存在ですね。
ルール違反みたいな奴。
ちびまる子ちゃんの花輪くんは大金持ち。鋼の錬金術のリンは、シン国の皇子。幽遊白書の陣は、幽遊白書内では、終盤の魔界トーナメント編まで唯一空を飛べるキャラクター。
何かしら特別扱いな存在なんですね。
サイコー。
みなさんも思いつくヘラヘラキャラについて考えてみてください。
惹かれるに違いありません。
夏ですね スイカでも食いたいもんですわね