見出し画像

世界に一つだけのSilver Baby Spoon

次々に芽吹く柔らかい新葉の黄緑色が眩しい今日この頃。

皆さま、ゴールデンウィーク如何お過ごしでいらっしゃいますか?

私はいつもと変わらずで、日々の暮らし、ものづくり、読書、お散歩のバランスが大変良く、とても心地よい毎日を送っています♪

満開の藤が散った後

さて今月は、前回の簪(かんざし)作りに続きまして Silver Baby Spoon についてのご紹介です。

シルバーの板から打ち出して作るスプーンは、赤ちゃんご誕生のギフトとして選ばれることがほとんどで、パパママから、ご兄弟から、ご友人ご一同、上司様からのご依頼が多いです。

スプーンのラッピングはふわふわで


完成までの工程は、Silver950の板を火で温めたり、叩いたり、曲げたり、切ったりと様々ございますが、特徴はお名前の頭文字をアラベスク柄でデザインして切り出しているところです。

*詳細な工程についてはこちら↓


誕生石を一粒入れるところ

同じイニシャルであっても糸ノコの進み具合でその時々に柄が異ってきますので、同じスプーンには決してならず一本一本異なります。

スプーンを曲げてるところ

今まで何本も作っているはずなのに、毎回一様には進まず試行錯誤の連続で、そもそもシルバーという素材自体が思い通りにさせてくれません。

すーっと分かり合える時もあれば、何だかすれ違うこともあったりして、そこがシルバーの魅惑的な面白さだと感じています。


製作中の私の相棒(BGM)は専らBill Evans。まるでドビュッシーを彷彿とさせるジャズピアノがメロウでとっても素敵です。

意識が途切れた時にふと耳に入ってくる旋律は、時にワルツにようであったり、霧が漂う湖畔を思わせるような哀愁が感じられて、その美しさに包まれ励まされています。

Bill Evans

作っている時は、一人黙々として静かな時間のようであっても、心の中はいつも忙しく動います。

ものづくりで顕になる悔しさも苦しさも、そして自らの至らなさも全部ひっくるめて味わい深いと感じる日々です。

* Silver Baby Spoonはこちらから↓

*青山にありますジュエリーのセレクトショップAme blanche(アーム ブランシュ)さんでもお取り扱いして頂いております。サンプルで実物もございますので、お気軽にご相談くださいませ。

Ame blanche

quirk of Fate (クァーク オブ フェイト)
“不思議な運命の巡り合わせ” の意味

Home page : https:/quirkoffate.studio.site/
Web Shop : https://quirkoffate.theshop.jp/
Instagram : @quirk_of_fate

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?