見出し画像

会社を辞めて独立を選んだ理由

先日初めて自分のお仕事について書いてみたんですが、たくさんの方に読んでいただいて…ほんとにありがとうございます🙏

気がつけば独立して丸2年が経った。

思い返してみると相当メンタルにきていた時期もあったし、気分転換の方法がわからなくて何となくパンケーキ食べに行ってみたら一人で泣いてることもありました。笑

最近そんな話をしていると、
「なぜ独立したの?」
「どうしてフリーランスを選んだの?」
と聞かれることが多い。なので今日は、私が独立するに至った経緯を書きたいと思います。

3つのきっかけがそろった瞬間

普段は尺的にどれか1つ言ってませんが、私には独立のきっかけとなった要素が3つあります。

1. 憧れだった働き方に出会った瞬間
2. 会社で働くことに限界を感じた瞬間
3. 人生我慢してる場合じゃないと感じた瞬間

です。

1. 憧れだった働き方に出会った瞬間

私にはずっと憧れてる方がいました。
"フリーランス"という働き方のパイオニアでもある、安藤美冬さんです。

大学時代、たまたま情熱大陸で見た美冬さんの働き方は私に大きな衝撃を与えました。

好きな場所で
好きな時間に仕事をして
毎日違う会社と違う仕事をする。

極端に言えば、"会社に勤める人"と"会社を起こす人"しかないとすら思っていたので、当時の私にとっては革命的な働き方でした。

とは言っても美冬さんは、慶応卒の大手出版社で5年ほど経験を積んでからフリーランスへ転身。

関西の学生だった私にとっては無縁だなと思っていたので、すぐに何か行動を起こしたわけではないですが、初めてフリーランスという働き方を知ったのはこの時でした。


2. 会社で働くことに限界を感じた瞬間

大学卒業後から独立まで、2社経験しました。

1社目のコンサル業界では、それはもう死ぬほど働きました。満を辞して社畜とよんでもらいたい。(*会社も社畜も嫌いではない…)

入社前からずっと希望していた部署に配属されなかったことから始まり、PJにアサインされた直後に人員不足で年上の外国人ばかりのチームリーダーになったり、PJメンバーが続々と体を壊して倒れていったり。よく言えば、「早いうちから大きな仕事を任せてもらえた」、悪く言えば「無茶ぶり」の連続でした。

どれだけやっても終わらない業務が常に目の前にあって、繁忙期は朝6時に帰宅してシャワー浴びて8時にクライアントとのMTGが始まる日々。

電話のたびに緊張が走り、長時間労働とプレッシャーが溜まり、出社しようとすると気分が悪くなることもありました。それでも働けたのは、ついていこうと思える上司がいたからなんですが、それでも心身ともに限界を感じていました。

丸2年勤務し、PJのキリがいいタイミングで退職。

「お金なんていらないから、時間が欲しい」と思っていた時代です。


2社目は小売業界です。
1社目を辞めたときにたまたま声をかけてもらって入社したんですが、今度は遅すぎるスピード感にひどくストレスを感じました。

"なに贅沢なことを言ってるんだ"と思われるかもしれませんが、仕事をはやくやればやるだけ、手が空いて定時まで帰れない。もちろん仕事を自分から探してやっていましたが、それでも限度がありました。そしてまわりはのんびりと仕事をしている。効率化の真逆にあたる大きな組織。その日々が苦痛で仕方がありませんでした。入社3か月で「1年でやることやって辞める」と決めました。

「退屈な時間なんていいから、仕事がほしい」と思っていた時代です。

極端な会社だっただけかもしれないけど、真逆の2パターンどちらにも馴染めなかった自分が本当に情けなかったです。自分は社会に適応できない人なのかなと思うほど、どちらの会社でも頭がおかしくなりそうな日が続きました。でもその選択をしたのも自分。なら、もう自分のペースで働ける仕事を作るしかない、と思い独立を意識し始めました。


3. 人生我慢してる場合じゃないと感じた瞬間

夢のような働き方に出会った大学生時代から、自分に合う会社には出会えないもんだと思ってしまった社会人時代。現実と理想のギャップを感じながらも仕事していた私の背中を最も強く押してくれたのは、祖父でした。

「仕事、楽しんでるか?毎日が楽しかったらそれでいいんだよ」

2社目で働いていた夏に祖父に会ったとき、言われた言葉です。そしてこれは、私と祖父の最後の会話でもありました。

仕事を終えたある日、帰宅途中に家族から電話。

「おじいちゃんが、もうダメかもしれない」

電話口で泣きながら梅田の横断歩道を渡ったこと、今でもすごく覚えています。あまりにも突然すぎて、全てが信じられなくて、周りの目も気にせず泣きながら帰宅しました。

私の祖父は本当に仕事が、そして仕事仲間が大好きで、亡くなる4時間前まで仕事の商談をしていました。

「毎日、楽しんでるか?」

最後に祖父とした会話を思い出したと同時に、日々を全く楽しんでないのに環境に文句言ってる自分がすごくイヤでした。すぐには無理かもしれないけど、絶対自分の納得のいく働き方をしよう、仕事を楽しめる選択を自分でしようと、やっと独立を決断。

当たり前にきていた明日が、急に来なくなるかもしれない。人生我慢してる場合じゃないなと気づかされた瞬間です。

***

そんなたくさんの経験が入り混じって、今に至ります。

独立してからも半年ほどは難しいなあと思うことが続き、再就職も何度も考えました。
ただ過去の経験から、
「また無理だったらどうしよう」
「自分に合う会社なんてないんじゃないか」
「そもそも会社が求めるスキルが私にあるのか」
そんなことを考えていると、会社に入る選択は簡単にはできませんでした。

そんな理由と経緯で、フリーランス3年目に入りました。

どの選択をしても簡単じゃないことが色々あるけど、それでも今のところ自分には合った働き方だと思っています。まだまだ模索はし続けますけどね!

End


サポートすっごく嬉しいです、元気出ます(´;ω;`)ありがとうございます!