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鹿児島旅

「次の行き先は、鹿児島行かない?」
弟とそんな話をしたのは8月。
3年前は毎年二人で沖縄弾丸旅行に
行っていた。
今年、久しぶりに行こう!となった場所は
初上陸の地、「鹿児島」

仕事が入ってしまった弟は来れなくなり、
図らずも一人旅に。

そこで出会った人達とのエピソード。

10/28金10:40着 鹿児島空港

ここから霧島へタクシーをチャーターして
観光する予定。
しかし、どこで待ち合わせなのか場所が
記されていない。
少し待っていると人の良さそうな運転手さんが
キョロキョロして歩いている。

「あ、落合さん?」
これが今回運転手を務めてくれた深見さんとの
出会い。
初の鹿児島で霧島も初めて、
観光地もあまりよく分からないことを
告げてルートは深見さんにお任せ。

タクシーチャーターVIPな感じ。

まず向かったのは100年以上の歴史ある
駅、嘉例川駅かれいがわ

レトロな木造建築の駅舎

なんとも長閑でゆったり流れる時間と空気に
旅に来たー!という気持ちになる。
(他の写真はインスタにアップしてます)

そこから坂本龍馬が新婚旅行に訪れた、
という「塩浸温泉龍馬公園」へ。
そう言えばよく龍馬ゆかりの地に行くな〜
京都のお墓もお参りしたし。

テンポ良く色んなところを案内してくれる
深見さん。土地の歴史やエピソードも
教えてくれて、さらに写真も撮ってくれる。

ドライブ中、深見さんは音楽鑑賞が
趣味ということを知り、長渕剛さんが
好きでこの間初めてライブに行ったという。

「あの人も鹿児島から出て、東京へ
行きましたもんね。自分も東京に
出てみたかったけど、勇気がなかったですねー」

僕がラジオのDJをやってると言うと
興味深そうに色々と聞いてくれた。
深見さんは運転手さんになる前は
カメラ屋さんに勤めていたらしい。
どうりで写真も上手い訳だ。

霧島で訪れたかった「丸尾滝まるおのたき
高さ23メートル、幅16メートル、
近くの温泉水を集めて流れる珍しい
「湯の滝」
手をかざしてみたが、熱さは感じられなかった

下に溜まっている水の色が乳青色で綺麗

晴れた日には虹がかかるらしい。
丸尾滝では虹は見えなかったものの、
この日はいい天気。
こちらの展望台からの眺めも素晴らしかった。

遠くに霞んだ桜島が見える。
ここはどこだったけな、、、。
この後、霧島神社の方へ。
ここまで時間は1時間45分くらい。

この後、とても神秘的な霧島神宮へと。
「天孫降臨の地、高千穂峰」の入り口へ。
向かう道は原生林の間を抜ける。
自然の力を感じずにはいられない。

鳥居が見えてきた。
なんとも不思議な空気。
辺りはシーンとしている。

てんそんこうりんひもろぎさいじょう

霧島神宮 古宮址
写真からでもなんとも荘厳な神秘的な
雰囲気が伝わりません?

↓これはなんだろう??

なんとなくパワースポットっぽい

なんだか近寄りがたいようなパワーが。
そして、ここまで僕の写真を沢山アップ
していますが、僕の写っている写真は
運転手の深見さんが撮ってくれた。

ここで一緒に

深見さんと。

そして、この後に霧島神宮へ。
由緒正しい歴史ある霧島神宮。

霧島神宮本殿
とても立派な御神木

色々と運転して回ってくれた
深見さんともそろそろお別れ。
この後の予定が桜島ということを告げると
最寄りの駅まで送ってくれると。
ありがたい。

しかし、電車の時間を調べると
次の電車まであと20分。
距離的に考えると厳しそう。
しかし、これを逃すと次に来るのは
50分後!
なるべく急いで運転してくれる深見さん。

いつもなら間に合うかどうかハラハラする
生活をしているが、ここは気ままな一人旅。
「深見さん、大丈夫ですよ。
駅で待って次の電車に乗りますから」
と告げるも他にルートは無いか考える
深見さん。

すると「黒豚ラーメン」という看板のお店を
通り過ぎた。
今回の旅の目的の一つに
黒豚ラーメンを食べるというのがあったので

「深見さん、いまラーメン屋さんありましたよね?」

「あー、あそこ美味しいですよ」

「もし良ければ、一緒にラーメン食べません?
今回3時間のツアーパックをだいぶ超えてるし。
もし深見さんさえ問題なければ一緒どうですか?」

遠慮する深見さんを説得し、
ラーメン屋さんに向かう。
ただ時刻はランチタイムをとっくに過ぎている。
「頼む、やっていてくれ」と願う。

どうやらまだ開いてるようだ!
良かった!

いつもだったら食べログで検索して
他人の評価で自分の行き先を決めてしまう、
そういう事が多いので今回のように
未知数の先に何があるのか、
なんだかワクワクする。


くー、迷う。

夜のことも考えて「鹿児島もやしラーメン」に。
深見さんに悪いけどビールも頼んでしまった。

鹿児島のラーメン屋さんには漬物が
デフォルトであるみたい。
これがいい感じのビールのツマミに。
そういえば、
以前、テレ東系でやっていたドラマ、
「ザ・タクシー飯店」が好きだった

まさしく、いま自分のシチュエーションは
これだ!憧れのタクシーの運転手さんと
ご飯を食べる。

鹿児島もやしラーメン

そう言えば深見さん、タクシー止める前に
「燃料入ります」とセンターに通信をしていた。
あれは何か?と聞くと
「運転手がご飯休憩に入ることをそう言うんです」と。

なるほど。車じゃなくて自分の燃料か!笑
他愛もない話をしながらラーメンを食べる。

豚骨に鶏ガラ、野菜が煮込まれた
少し甘めのスープに、柔らかめの麺。
黒豚のチャーシューは美味しい。

このチャーシュー美味い‼︎
ラーメンと深見さん

ラーメンを食べ終え、タクシーで
駅まで送ってもらう。

ほんの数時間前まで人生のページに
居なかった人が急に現れる。
旅というのは出会い。
過ごした時間はほんの僅かだが、
とても大切な出会いだった。

最後は駅まで送ってもらい
別れる。
出会いがあれば必ず別れもあるのが
人生だ。
次の再会を願って、駅をバックに最後
深見さんが写真を撮ってくれた。

深見さん、やっぱり写真上手だ。
ありがとう深見さん。
運転手さんのプロフィールに
趣味:音楽鑑賞だけでなく、写真って
書いた方がやっぱり良いよ。

旅はまだ始まったばかり。
この後、桜島へと向かう。

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