正解の少し先へ
ゴミを捨てた、捨てない
電気を消した、消さない
言った言わない、違う違わない
そういうちっぽけなことで傷つけあったり、大切な者を失ったりするのが人間だ。
まぁるいものをすぐに、二つに割りたがる。
それは私たちは常に自分が一番で、相手が二番にあるからだろう。そしてそれをみんなの心や身体はよく知っているのに、自分だけが知らないふりをして偽善ぶっているんだろう。
都合のいいもんだ。
いつだって、自分の中には正義がある。
それが事実。そんな事実をへし折ってでも誰かに捧げたり、許したり、歩み寄ったり、学んだりできる人こそ愛なんじゃないかな。そういう真似できないような愛がこれからの時代はもっと、必要なんじゃないかな。
人はみんな違うし、自分が一番。それでそれはきっとこれからも生きていく上で揺るがない価値観なんだけど。過去よりも強く、そういう者同士が生きていくこれからの現場にはやっぱり「愛」がないとならないよね。そうして私はこの世界がもう少しあったかくなって、なごんで欲しいと思うんだ。
だからたまには、「真実」とは何か「正解」とは何かとかって事実じゃなくて。それ以上のところで生きていくこともいいなぁと。夕暮れのまぁるくてオレンジが世界を照らす空を見てすこし。
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