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タンドリーチキンの上で血迷うローズマリー

【ローズマリーによる語り@タンドリーチキン山頂付近】

どうも。あたしローズマリーよ。
和訳すると薔薇のマリーね。

今自己紹介していて人間に置き換えたら
アタシって結構、キラキラネームよね。

まあ、それは置いておいて。

問題はアタシが今置かれている状況よ。
タンドリーチキンの上にいるんだけどね、
もうすぐアタシ食べられるのよ。

だけど........。

アタシを食べる人が、
どんなアタシを期待しているのかっていうのが
まだイマイチ掴みきれていないの。

アタシが毎朝パシャパシャ塗りたくってる
香水のシャワーをタンドリーにもつけて香りを
いい感じに仕上げたいのか。

はたまた、逆にお肉さんの臭みを消すために
呼ばれているのか。

それとも香りじゃなくって味っていうの?
風味っていうのかしら?アタシ特有の味わいを
チキンと一緒に味わいたいのかしら?

香りでも味でもなくって。
単にお飾りなこともあるわよね。

見た目っていうの?写真映えっていうのかしら?
なんとなく、見栄えがいいからっていう理由だと
なんだかもう今すぐ下山しちゃいたい気分ね

とはいえ、期待されすぎるのも困るのよ///

美容だのエイジングケアだの若返りだのって。
もしそうじゃなかった時、責められてもそんなのどうしようもないじゃない......!

さあ、アタシの乗った
タンドリーチキンを食べる方よ......!

理由はどれっ!どれっ!!どれなのよ〜〜〜

この状態で話しているという設定
実家からお裾分けしてもらった
薔薇・マリー

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