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2023年、れいちゃんのせっかく全国厳選グルメ11選!!

最近は”今年中にお会いしたいな”と心が思った方に、年末なのを言い訳に「忘年会しませんか?」とお声掛けし。ゆっくりとご飯を味わいに行く機会がちょこちょこあります。

だけど、“忘年会”といいつつ沢山の出会いと挑戦と新しい自分に出会えた2023年。忘年会は好きだけれど、そんなに忘れたい年でもなかったな。そして、出会いは勿論人だけに限らず。

農家さんの住み込み先で、一人旅で、夜行バスの乗り継ぎ先で。美味しいグルメにも出会いました。本日はそんな2023年に出会った全国(一道四県)のグルメの中でも特に美味しかった”厳選グルメ”を御紹介していきたいと思います(某番組の名残は悪しからず…)

■厳選北海道グルメ!!

⑴【札幌中央卸売市場】食事処 魚屋の台所:開きにしん定食

小鉢の塩辛、茎わかめの煮ものも最高。
お代わりしたかった。

”北海道×市場”これはもう最強だろうと目星をつけて朝から向かった食事処:
魚屋の台所。飛行機の機材トラブルで思いがけず延泊になってしまった北海道。だけど、このにしん定食を食べて、延泊さえも愛せました。美味しかった…。夏の、決して旬とは言えない時期でこれほど脂が乗っているのかと冬のにしんに恐ろしささえ感じました。お店の方もすごく優しくて、“海鮮丼とにしん定食で迷っています”というと”僕だったら絶対にしん!”と力強い一言。お兄さんの言う通りにして良かった!

⑵【新千歳空港】五十七番寿し:帆立/生にしん/銀鱈の炙り

ドキドキわくわくしながら待機
世界一美味しい帆立。
ふわっと香るゆず?の香り。至高。

北海道勤務になった友人に“めっっっっちゃ美味しいから、ぜひ行ってみてほしい”と言われた五十七番寿し。新千歳空港の海産物土産店「札幌シーフーズ」の奥にひっそりとある立ち食い寿司のお店。ひっそりと言えど、その美味しさを求めてかなりの行列。それでも、どれほど並んでももう一度行きたいと思えるお鮨屋さんでした。間違いなく、人生で1番美味しかった…。「醤油は付いているので」というスタイルにつき、己のすべきことは口に運ぶ、以上。口の中でとろけるにしん。程よい弾力のあるプリプリの帆立。柑橘の香りと、香ばしい炙りを身にまとった銀鱈。少々お値段はお高めですが、間違いなくそれ以上の美味しさでした。

⑶【留寿都村】清水豆腐店:豆腐/油揚げ

誰がどう見ても惹かれる外観
あまりにも大きい
シンプルにお味噌汁でいただく

「清水豆腐店」は北海道留寿都村にあるお豆腐屋さん。農家さんの元に住み込み生活をしていた時、休日に自転車を走らせて向かいました。店の奥でおじちゃんが、お会計の場所でおばちゃんが。温かさを感じるお店でした。木綿豆腐と油揚げを注文すると、出てきたのはあまりにも大きい豆腐と油揚げ。帰りの自転車のかごに嬉しい重みを感じました。そして、お豆腐油揚げ共にシンプルにお味噌汁でいただきました。じゅわっと味の染み出す油揚げ、弾力があって存在感の味をしっかりと感じられるお豆腐。住み込み生活だったからこそ味わえた味と思うと…忘れたくない味です。

■厳選山形グルメ!!

⑴【舟形】さばね山そば:さばね山蕎麦

お皿たちも可愛くて。
メニューは細麺と太麺の2種類がきます
見るだけで美しい前菜
(写真は2人前です)

1日3時間、週4日営業の「さばね山そば」さんは山形県舟形市の山を登った先にあります。山形の農家さんの住み込みでのお仕事が休みだった日、事前に予約をして伺いました。予約必須。メニューは「さばね山蕎麦」の1種類のみ。初めに出てきた季節の野菜を使った前菜は、色どりも味も想像をはるかに超えてきました。初夏のこの日は、アスパラガスのすり流しに水ナスのお漬物など。繊細な味わいを楽しんでいるうちにあっという間にお蕎麦が到着。細麺と、太麺の2種類を少しずつ贅沢に味わうことが出来ます。個人的には太麺が味が絡んで美味しかったです。最後に頂いた蕎麦湯も、じんわり染み渡る味でした。デザートにわらび餅も出てきますが、おやつが食べられない私の分は友人が代わりに味わってくれました。
実は、帰り際にかなりの雨が降ってきて。お店の方が「ここは山だから下ったらもう少しマシだと思うんだけど、雨宿りしていってね」と私と友人の分の温かいコーヒーを出してくださりました。このコーヒーが冗談抜きでとっても美味しくって。心まで温まる日でした。

⑵【真室川】仕出し屋いがらし:がっき煮

地元では宴会や法事の仕出しでの
注文が多い「いがらし」さん
白飯とガッキ煮

山形県の新庄市を中心とした郷土料理「ガッキ煮」は馬のスジ肉を煮たもの。足が早いため、流通には乗らず地元で食べられるのが殆どだそう。ぷるぷるの軟骨部分と、あっさり淡白な口あたりだけど、しっかりと味わいのあるスジ肉部分。このバランスが美味しくて。1か月間の農家さんの元への滞在期間中、気づけば3回もいがらし商店にお邪魔していました(うち1回は販売しておらず泣く泣くガッキ煮欲を沈めました…)グラムごとにトレーを分けて下さったり、少しおまけをしてくださったお店の方。心優しい町の台所。そんな印象です。

⑶【酒田】小松まぐろ専門店

まぐろアピール
中落ち定食半端ないって
ご飯にドドン

山形の内陸に位置する新庄~真室川地域に住み込んでいた1ヵ月。なかなか海産物を口にする機会が少なくて。帰りに酒田方面で海鮮を、と酒田のみなと市場まで出向き、海鮮欲を存分に満たしたのがこの小松まぐろ専門店でした。さすがは西の堺、東の酒田。中落ち定食を注文したのですが、とろける甘さに新鮮さが伝わりました。しかも恐るべし、これで確か800円くらい(当時)。ご飯に乗せたり、そのまま味わったり。ツマまで美味しかったです。ただ、オモウマイ店を侮ってはなりません。相当なボリュームにれいちゃんは1時間半近く有してやっと食べ終えたのでした。それほど時間がかかっても、途中で諦めたくない味わいでした。

■厳選宮城グルメ!!

【仙台駅】仙令鮨仙台駅3階店:特に感動した”いわし”

あまりの美味しさと食べるのに夢中で
他のお寿司の写真撮り忘れた

山形からの帰り、仙台から新宿行きのバスに乗る為に中継地点として寄った仙台駅。仙台と言えば、お魚が美味しそうなイメージがあり評判の高かった仙令鮨へ(ちなみに仙令鮨は2店舗ありますが、3階の立ち食いの店舗です。お間違え無きよう)。初の立ち食い鮨にドキドキのれいちゃん。3~4人の寿司職人が目の前で握ってくれます。れいちゃんのポジ担当(?)はどう見ても優しそうなおじちゃん職人。素早い、それでいて丁寧な手さばきでガリを盛ってくれました。これがま~あ美味しいこと!驚き桃ノ木でした。正直、寿司なくてもガリだけで満足できそう。半分本当で半分冗談ですが、ガリに負けず寿司ネタも全て絶品。光物が大好きな私はイワシ×2回、ぶり、鯵を確か頼んだ気がします。すみません、4カ月前で記憶が少々曖昧です。全部とろけました。担当のおじちゃん職人恐るべし。自分のペースで食べれるかな?と不安な立ち食い鮨でしたが、おじちゃんの優しそうな笑顔で安心して味わえました。今すぐに再訪したいお店です。

■厳選茨城グルメ!!

【大洗】カキ小屋:ぶりの煮付け定食+鮟鱇汁

贅沢にぶりかま2つ
浜焼きも楽しめる

海鮮が食べたいから。ただそれだけの理由で上陸した茨城県の大洗。朝から海鮮市場へと向かいました。しかし、10年に1度の大寒波の日で、行きたかったお店は水道管が凍結とのことで臨時休業。仕方なしに、横にあったカキ小屋に行ったら思いがけずこれが大正解。茨城と言えばの鮟鱇汁。そして、贅沢にぶりかまが2つも乗ったぶりかまの煮付け定食(鮟鱇汁があったので味噌汁抜きで注文)は味しみっしみでした。おまけに寒すぎたのと早朝だったのでお店はお客さんは私ともう1グループのみでした。やっぱり白米を食べ切れなかった私ですが、ぶりかまは思わず食べてしまいました。そして、濃厚な鮟鱇汁。これを味わうためだけに茨城に行く価値があるんじゃないかと思わせてくれました。ぷるぷるの身がたまりませんでした。はぁ、さつまいもに納豆に鮟鱇汁もある茨城、控えめに言って最高かよ。

■厳選福岡グルメ!!!

⑴【南福岡】赤門屋:もつ鍋

半人前とは思えない満足量
【お通し】鶏むねきゅうりの中華和え
選べるお通しは10種近く

高校の修学旅行以来の福岡。観光客っぽく屋台に行こうとしたのですが、生憎の雨で断念。代わりに選択肢に入れていたもつ鍋のお店に行くことに。住宅街の雑餉隈~南福岡エリアにある赤門屋は地元の方々に人気のお店。平日夜だったので、予約しなくて大丈夫かな?ととりあえず向かうと1名様であればと快くカウンターに案内してくれました。横にはおじちゃん2人。観光客の少ない雰囲気が大正解を確信。雨ナイス。とはいえ、帰る頃には続々とお客さんが来ていたので週末は入るのが難しそうな盛況っぷり。

お通しは10種ほどから選ぶ形式。すじ煮込みや煮卵、ポテサラに角煮にせせりなど選ぶのに困りました。そんな中、胸肉ときゅりの中華和えを選びました。さっぱりピリリが美味しい。

そしてもつ鍋が到着。「人数-1が丁度いいので、半人前にしましょうか」とすごく良心的な店員さん。混ぜて食べる前までの準備は全て行ってくれます。鍋から湯気が出てきたら食べ頃。半人前にしては贅沢すぎるもつ。くたくたのにらと、柔らかいキャベツ。甘みを引き立てるコーン。これを1人占めできるなんてあまりに最高すぎました。日本酒も小グラス200円~300円であるのが有難かったです。お会計は全て込みで1500円未満と良心的、
きっと福岡には数多あるもつ鍋屋。ですが、きっと再訪した際にはまた赤門屋に行くだろうな。

⑵【天神南】きはるの胡麻鯖や:ゴマ鯖

上品なゴマ鯖
【お通し】かぶのそぼろ餡かけ/酢もつ/茶碗蒸し

福岡でごま鯖を食べるなら行きたいと思っていたのがきはるの胡麻鯖やでした。旅行前日にダメ元で電話をすると、現状満席ですがお席が空き次第ご連絡します、とのこと。信じて待っていて良かった…。あまりにも上品なごま鯖に出会えました。店内はひっきりなしにお客さんが訪れて常に超満員。予約はしてから行くのが吉です。

まず出てきたお通し3品。かぶのそぼろ餡掛け、酢もつ、茶わん蒸しはどれも絶品。かぶの甘み。酢もつの酢の加減。シンプルな具のない茶碗蒸し。浸っていると直ぐにごま鯖が。ねっとりとした口当たりがあっという間に口の中で溶けました。わさびをつけるとピリッとキレのある味わいに。お料理の丁寧さが伝わりました。どれを頼んでもきっと正解そうな、きはるの胡麻鯖や。1人じゃなかったら炙り鯖刺しや燻製鯖も注文して少し食べてみたかったです。

⑶【博多駅一番街】喜水丸:朝のめかぶ定食

朝のめかぶ定食

美食があまりにも多すぎる福岡。雨で断念した屋台グルメ、もつ鍋、明太子、ごま鯖は絶対に堪能したいところでした。そこで選んだのが、朝定食を注文すると高菜と明太子が食べ放題になることで有名な喜水丸。3店舗ある中の博多一番街店へと行きました(天神はイカ明太のようです)注文したのは朝のめかぶ定食690円(税込)。それで明太子と高菜が食べ放題ってなかなかコスパ最強ですよね。
めかぶと絡まった生姜醤油。出汁の利いたお味噌汁。さらに味のしっかりとしたお豆腐は脇役と見せかけてなかなか美味しかったです。そして肝心の高菜明太子ご飯。艶のある白米は粒だっていて湯気から美味しさが伝わる味わい。そこに惜しみなく明太子と高菜を乗せる背徳感。朝から贅沢し尽くしてきました。ちなみに、平日の朝でしたが整理券で常に7~8組待ちでした。回転は早かったですが、お時間に少し余裕を持った方がいいかもしれません。

2024年はどんなせっかグルメに出会えることでしょう。今から楽しみで仕方がありません。個人的には新潟と富山で海鮮を食べ尽くしたいです。福岡で食べられなかった屋台グルメもできればリベンジしたいです…!

ではでは。
本日もお読みいただきありがとうございました。

〇れいちゃんのInstagram




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