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留学を通して学んだ、人に頼ること

皆さんこんにちは。駆け出しWEBライターの、おただです。
皆さんは家族と離れて生活したことはありますか?進学や就職を機に一人暮らしを始める人も多いと思います。私の場合は、留学がきっかけでした。

家族とは一緒に旅行へ行ったり、ご飯を食べに行ったり、周りからも仲が良いねと言われるほど。しかし私にとっては当たり前の光景であり、特別なこととは思っていませんでした。
今回はそんな私が家を離れてみて初めて気がつき、学んだことついてご紹介します。

家を離れて異国の地へ、初めて感じた孤独

高校時代に映画【High School Musical】にどハマりしたことがきっかけで、海外留学したい!と夢みるようになりました。

そして19歳のとき、念願叶って1年間のカナダ留学へ。当時は英語が全く話せませんでした。知っている単語は、”Hello”と”Thank you”程度。
今考えるとその英語力でよく留学行こうと思ったなとは思いますが…。それでも私は、憧れていた留学にとてもワクワクしていました。

19年間1度も家を出たことがなかった私の、カナダ生活が始まりました。

カレッジのクラス分けテストで、偶然にも良い点数が取れたらしく、私は中級クラスに入りました。まさか自分が入れるとは思っていなかった、レベルの高いクラス。
初日の授業からディスカッションで、先生やクラスメイトの言っていることが、30%ぐらいしか理解できませんでした。

課題をやるために、土日も学校へ


問題を解きたいのに、まずその問題文が読めませんでした。問題文を和訳し、ようやく問題を解く。そのため毎日深夜3時までかかって課題をこなす日々でした。
自分とクラスメイトとの実力差に、どんどん自信をなくしていきました。

今まで落ち込むことがあったら、家族に話を聞いてもらったり、おいしいご飯を食べることで元気になる。離れてみて、家族にこんなにも支えられていたんだと、初めて気がつきました。
しだいに、言語が通じる日本で思いっきり話したい!家族に会いたい!とホームシックになりました。

自分で決めた留学に行かせてもらっているのに、弱音なんて吐いてはいけない。とうとう学校に行くのが苦しくなった私は、友人に「授業についていけないことが辛い」とぽろっと言いました。
話し始めると張りつめていた糸が切れたように、さまざまな本音が出てきました。そんな私の話を、友人は何も言わずに聞いてくれました。

最後に友人は「夏休みになったら旅行で思いっきり楽しもう!」と誘ってくれました。そのおかげで目の前に小さな目標ができ、なんとか夏休みまで休まず学校へ通うことができました。

友人と行った、60周年のカリフォルニアディズニーランド

人に頼ることは悪いことではない

私は小さい頃から、とにかく人の目を気にしていました。人をよくみて、次はどんな行動を取れば喜んでもらえるのか、怒られるのか。そんなことをつねに考えていました。
しだいに人に頼ること、弱みを見せることができなくなってしました。

家族に会えなくて寂しい、課題が思うように進まない、この問題を教えてほしいと、早く友人に言えればよかったのです。そんなひとことも言えずに、1人で抱えて辛くなっていました。

また、気持ちが沈んでいるとき何をすればごきげんになれるのか、自分でも分かっていませんでした。
友人からのひとことで、私は旅行に行くことや目の前に小さな目標を立てることで、自分の気持ちを上げられることを学びました。
友人を頼ることができたおかげで、自分のごきげんになれる方法にもたどり着いたのです。

人に頼ることは悪いことではない。そう教えてくれた私の原体験でした。



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