ドラマ|光る君へ(第18話)
一条天皇へむけた詮子の力説に、夫婦揃って「よくぞ言った!」と声をあげてしまいました。
藤原道隆・道兼がこの世を去ったのち、誰が関白の座につくのか?
伊周のにおいがプンプンでしたが、もしそうなったら私はその現実を受け入れられない…とドラマを見ながら呟いてしまいます。
一条天皇の、愛する定子と母親の詮子の間でぐらんぐらんに揺れる心が、目に見えるようでしたね。帝は、温和・平和・中立がよく似合う方で、天皇に期待されるような意志の強さや頼もしさは欠けているかもしれません。
ただ、伊周を関白をするところから道長を内覧・右大臣へと命じたように、現状をきちんと捉えられる聡明なお方ではありました。
きっと今回の件で、一条天皇は心身ともに疲れたことでしょう。どうか、ゆっくり休み、定子との純愛を誰も邪魔しないであげてください…。
話は少し遡りますが、道兼の退場が想像以上に早く、名残惜しさを感じています。これからという時に倒れてしまい、無念で仕方ありません。呆然としている道長の気持ちがとてもよく分かります。心ここに在らず、といった具合でしょうか。
そして、道兼の次に内覧・右大臣となった道長には期待が高まります。いよいよきたか〜というワクワク感がたっぷり。
詮子が言っていたように、帝のために尽くす方だという信頼が今はあるので、道長の動き方には目を離せません。
しかし、ナマズ(=旦那)に言わせると「道長が偉くなることに縛られるのって、まひろと結ばれない思いを消化する呪いだよね」と。そういう考え方もあるのか。実際、思い出の地で覚悟の再確認をしたわけですし。ふむふむ。
余談ですが、まひろの友・さわちゃんのこと。まひろへの愛が激オモだ、と我が家では話題です。ナマズは「こういう女の子苦手なんだよね」と眉を下げて見つめていました。
私としては、まひろにお友達ができてよかったな〜なんて呑気に思っていましたが、確かにおうちで居場所がなかったり、自己肯定感が著しく低かったりと、心を拗らせてしまうポイントは多々見受けられます。
そんなさわさんともお別れの時が来てしまいましたね。いろんな人の”岐路”を描いていた本話だった気がします。(毎度思いますが、副題の付け方がとても素敵で、毎回楽しみ)
次回「放たれた矢」
隆家(?)が矢を放っていましたね。あの矢がポイントなの?どうなの??
副題にもなる矢が、物語にどう絡んでくるのでしょうか!
第19話の感想はこちらです。
第17話の感想はこちらです。
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