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初めても大好きも失敗も、この一品

夫婦の特別な料理は何ですか?

私は、新婚旅行で食べまくったサーターアンダギーが一番に思いつきました。料理というよりお菓子ですが、家でも2人で(ほぼナマズ主導で)作ったな…と思い出があったからです。

でも、ナマズ(=旦那)からすると、サーターアンダギーは、私と出会う前からボリボリ食べていた大好物らしく、全然ピンときていない様子。じゃあ、なに?と聞くと「チーズダッカルビでしょ」と即答されます。

チーズダッカルビと言われると、まあ確かに…という気持ちでして。70%くらいの納得度ですが、それを上回る特別料理が何にも出てこないので、今回の主役はチーズダッカルビになりました。

この時点で、特別な料理を全然思いつかない我々の歴史の浅さと、食へのこだわりのなさを痛感します。

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なぜ、ナマズがチーズダッカルビを挙げたかを考えてみると、

  • はじめてホットプレートで作ったから

  • ナマズの好物だから

  • 大好きな推しにおもてなししたから

だと推測できました。

遡ること2年前、結婚祝いにBRUNOのホットプレートをいただきました。購入を全く検討していなかったので、それはそれは有り難く、これで料理の幅が何倍にも増えた!と手を叩いて喜び合います。

そんな大事なホットプレートを使って初めてトライした料理が、ナマズ大好物のチーズダッカルビでした。外食でしか食べたことがない料理を家で食べられる喜びと、ホットプレートを囲んでワイワイできる楽しさに、テンションアゲアゲになります。

その後も何度かチーズダッカルビを作っては食べ、作っては食べ…。気がついたら、人をお家に招待するときも、チーズダッカルビを振る舞うようになりました。

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ここで話は少しそれますが、ナマズの「推し」を紹介しましょう。TVの向こう側でもなければ、2次元でもなく「推し」は私の友人です。

どうやら、もの凄く推しとしてタイプらしく、友人が結婚したときは、好きな女優の熱愛報道が出たとき並に絶望していました(すでに私と結婚済みのナマズ)

そんな友人が我が家に遊びにきてくれた時、おもてなしをしたのが「チーズダッカルビ」です。推しと会えるだけで嬉しいナマズが、大好物のご飯も振る舞えちゃうなんて、さぞかし喜んでいたことでしょう。

いつもよりも多い人数(たった一人の追加ですが)で、ホットプレートを囲みワイワイする食卓はは、幸せなひとときだったように思えます。

ちなみに、我々夫婦の絆は推しごときで揺らぐものではないので、ご安心ください。むしろ、推しの話を聞いて悶えるナマズを見て、私は楽しんでおります。

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しかし、つい最近我らが自慢のチーズダッカルビに悲劇が起こりました。

いつも通り「Everyday Low Price 毎日が特売」のOKストアに行った日のこと。料理に欠かせないチーズを購入するとき、普段は買わないカロリーオフの商品を選んでしまいました。

その日の晩、ウキウキでホットプレートを出して食材を炒め、カロリーオフのチーズを思う存分かけたのですが…。カロリーオフチーズの味がびっくりするほど二人の好みに合わず、チーズダッカルビが全然美味しくなくなってしまったのです。(※好きな方がいたらごめんなさい)

「なんか美味しくないね…」

「これ、ぶっちゃけマズイよね?」

「うん、これは正直マズイ」

いつも美味しく食べているが故に、今回の失敗はキツイものがありました。結局、私はチーズを避けるようにお肉と野菜をパクパクと食べ、チーズはナマズが全部平らげてくれました。

実は、その日以来、我が家ではチーズダッカルビをやらなくなってします。もうカロリーオフから4ヶ月ほど経っているような…。

今回の参加企画で、久しぶりに二人でチーズダッカルビを作りたいねと約束することができました。今度はチーズを間違えずに、あの特別な美味しいチーズダッカルビを作りたいと思います。




前回のエッセイはこちらです。


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