見出し画像

すいかのおなか🍉

チョコレート嚢腫(卵巣嚢腫のうち)の悪性化の可能性により、おへその下から恥骨まで縦に切りましたが、次の日に見たときにはすで治りはじめていました。
身体って凄いです!血が滲むこともなく、数日で瘡蓋に。

もし癌化していたら、おへそをぐるっとまわって上まで切って、子宮その他、癌が飛んだかもしれないところをすべて取る、と聞いていましたが、開腹中の簡易病理検査で良性とのことで、そのまま閉じたようです。(その後、正式な検査でも良性でした)
わたしの場合、両方とも悪性の可能あり(経過観察していなかったほうも膨らんできていた)のため両方摘出でしたが、すでに年齢的に閉経期に入っていたので(しかしまだ完全閉経値ではなかったので生理は来たり来なかったりでした)即結論でしたが、若い人や妊娠希望の方は腫瘍部分だけ取るなど、人に合わせたものになります。

わたしの手術は、卵巣と腸の癒着がかなりあり外科医がきれいに剥がしたと聞きましたが、麻酔中のわたしには知るすべもなく。
次回詳しく書きますが、わたしは全身麻酔にトラウマがあるため、出来れば意識のあるなかで手術をしたかったのですが(まあ、病理1時間待ち、合計3時間はきついですけどね、目が覚めないことが怖かった弱虫であります)

卵巣は沈黙の臓器と言われ、癌の場合、自覚症状が出た時には末期の可能性が高いのです。
わたしは子宮頚がんの可能性ありで15年ほど前に円錐切除をして以来、かかりつけ医で子宮内膜症と卵巣嚢腫があることからピルを服用していました。昨年の12月、50歳になったのでピルを終え、あとは変わったことがあったらで終わるはずでした。12月以降生理はなく、卵巣のあたりが少しだる重いと思っていて、その後8月に突然の出血!不正出血かもしれない!で即かかりつけ医へ。生理だよ、きっと、と笑っていた医師が、「うーむ、顔つき(嚢腫の)怪しい」とMRI検査を検査専門病院に依頼、わたしは閉所恐怖症気味なのに、じっとトンネルの中で物凄い音量(ヘッドホンしてるのに!!それで気が狂いそうだった)と50分も微動だにせず、疲れたわと思いながら画像CDを持って、再度、かかりつけ医へ。
「先生ーMRIきつかったですよー」というと、
「そうそうあれきついんだよ。ほんと駄目な人は眠らせて撮るんだよ、しかも全項目チェック入れたから長かったからね、普通50分とかないから」
はあ、全項目とはなんだかよくわからんが、よく診てくれたらしい。確か、造影剤なし、造影剤あり、とか色々撮っていた。
しんどいわーこれどうにかならんかな、音!というのが一番の感想。

そしてMRI検査の結果も
「怪しいかおつき」「癌の可能性あり」
経過観察で言われずここまできたので、これはやばいぞ、と思いつつも意外に冷静で、おなか切りますかねー両方取りますかねーと聴くと、卵巣はほんととってみないとわからないんだよね、取っても良性の可能性大いにあるけど、このあとも経過観察より切っちゃったほうがいいよ、そうですねーと、笑いながら話していました。

話が戻りますが、術後のこと。

で、これは知らなかったことなのですが、開腹手術によりおなかがすいかのようにまんまるになりました!
卵巣が無くなったからおなかがへっこむかも?
の期待からの妊婦状態。今、術後12日ですが、当初よりはマシになってきましたが、最初は妊娠5ヶ月くらいのおなかをしていました!これは!!と思いつつ、検索すると結構あることらしい。
ちなみに今の状態では制服のスカートが入りません。(履いてみました!)復帰までに戻らなかったらサイズの大きいスカートを借りようかと。

まあ、保護の意味もあるのかもしれないですね。(後に腹筋を切るので膨れると書かれたものを見ました。その割には随分とパンパンて、あれは空気なのかな。今でも不思議です)特に異常なわけではなく「とてもきれいですよ」といつも看護師さんに褒められていたおなかの傷くんは、今配置替えで動いている体内を保護してくれているのだと思っています。
傷が小さいように引っ張って卵巣を出したとも言っていたので。
ひとまず退院後検診までにまるいおなかが戻らなかったら、ちらっときいてみようかな、と思っています。
「元々太ってた」とのだんなの談ですが、怖くて見れていないくせに!
長女は「確かに前に出てるよね」と見てくれています。

全体についていた肉がおへそに集中した感じで、逆に脇のほうの肉はうすいです。

ちなみに卵巣を両方取ると更年期症状が出やすい(ほとんどが退院までに出る)とのことですが、わたしの場合、更年期!と呼べる症状は出ていません。そもそも昨年の夏くらいから異常にだるかったり、今年の春くらいには関節が痛かったり、と更年期らしい症状は既に出ておりましたので、悪化を懸念しておりましたが、今のところ大丈夫です。まあ、多少ふわふわしたりしますが、想定内。
(術後48日付記)更年期的症状で身体が重く、鬱的な気分により漢方を処方してもらいました。最初の漢方は効いたのですが、胃が激しく痛んだのて違う種類に変えてもらって今、普通に勤務できています。(ただ疲れますので、早寝早起き。夜中起きなくなりました!)

てなこともありますので、これから同じような手術される方、色々な身体の変化がおこります。(変化のない方もいて、個人差あり)

追記)

術後14日のおなかは、まんまるすいかよりマシになり、縫合したところが凹んだ感じに見えます。テープで保護され、無理に取らず、取れたらそのままでよい、といわれ、上から二つめのテープが一枚取れ、もう一枚がぶらぶらしている感じです。剥がれたところはかなり傷も目立ちません。上部と下部のテープはシャワーに負けず、がっちりついています。

すいかのおなかになる可能性があるので、開腹手術の方は、病院から「入院に必要なもの」で大きめのショーツとありますが、2サイズくらい大きい、ガードルタイプではないものを選んでくださいね!
用意していたものではきつかったため、家人に急いで買ってもらったわたしです。(男の人には難しい買い物です。。)

あと、術後、生理のような出血、あるいは生理が来ることがある(子宮系を触るので予定より早まることが多いらしい)ので、大きいサイズの生理用ショーツがあるとパーフェクトです。わたしはちょうど生理周期だったので、夜用ナプキンも用意しましたが、円錐切除の方は普通用では足らない出血がおこりナプキンをあげました。円錐切除は出血しやすい手術で、術後入れたガーゼを伝わって夜用ナプキンがぐっしょりになることがあります。入院中であれば処置してもらえますが、退院後大出血で緊急入院し、手術をした方の話を聞きました。
その方は、痛みもないので、割と気軽に考えて退院後いきなり仕事へ復帰したらしいです。
退院時に復帰していいよと言われたところまでは、自宅療養をしたほうがよいです。
寝てるわけではなく、適度にからだを動かし、徐々に身の回りのことから、家事へと、そのあと仕事へと身体をならしていくのがよいです。

ちなみにわたしも円錐切除経験者ですが、入院中は出血がほとんどなかったものの、家へ帰ってから生理くらいの出血が続き、「生理量を越えたら来てください」の出血量の判断が難しく不安だったのを覚えています。

また、湯船に一ヶ月つかれませんので(産後と一緒だ)浴室の寒い我が家は、10月すでに寒いです。真冬だったら、ヒーターつけて入らなければだつたのかも!とか。

運転も一ヶ月出来ません。

入院の手引き読んでも、退院後のことはあまりなく、退院の手引きをもらって、えっ!!と思うこともあるので、参考にしてください。
(病院によって違いがあると思いますので参考までに)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?