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【入社エントリ】 新卒で5年勤めた会社からIVRyに転職しました

初めまして。
株式会社IVRyでプロダクトマネージャー(以下PdM)をやっている宮嵜です。
2023年6月1日にIVRyに入社しました。
大学院を中退してまで入って丸5年勤めた会社から、IVRyに入社した経緯を紹介します。

そもそもIVRyとは

まず最初に少しだけIVRyの紹介をさせてください。

IVRyは電話自動応答(IVR)サービスを展開している会社です。
ホリゾンタルなSaaSプロダクトで、業界業種かかわらず利用いただいていますが、特にクリニックや飲食店、ホテルなどで多く導入いただいております。

このプロダクトで解決するのは、主にスモールビジネスの電話課題。

  • 日々かかってくる電話でいちいち業務の手が止まってしまい、生産性が落ちている

  • 同じような電話問い合わせに何度も対応するのがつらい

こういった課題に対して、安価に誰でも利用できる電話自動応答サービス「IVRy」を提供しています。
おかげさまでサービスは勢いよく伸び続けており、アカウント数は6,000件を超え、全国47都道府県で利用いただいています。

IVRy 2023年インフォグラフィックスより

私の経歴

私はIVRyに入社する前は、とあるスタートアップでほぼ新卒から丸5年ほど働いていました。

"ほぼ"新卒と書いたのは、最初は東大の大学院に在学しながらインターンとして働いていて、途中から仕事が楽しくなりすぎて大学院を中退、正社員として正式に入社し直したという経緯があるためです。

大学院へはモラトリアムを延長したいという安易な理由で進学した結果、気づけばキャンパスではなくオフィスにばかり行くようになってしまっていました。
今思えば取り組んでいたのも面白いテーマでしたし、もったいなかったです。きちんと意思決定して中退したというより、単純に社会人と大学院生を両立しきれなかっただけでした。

ただ、楽しんで仕事をしていたのは本当で、まだ社員が数人しかいないタイミングで入社したこともあり、事業の責任者という立場を1年目から任せていただき、実力以上の責任に少しでも追いつけるよう夢中でやっていたらあっという間に4年が経っていました。
結果的に、自分たちでゼロから立ち上げたWebメディア事業が売上2~3億円までの規模までに成長する過程を経験でき、それは私個人の仕事人生においてとてもラッキーだったなと感じています。

その後、事業責任者を後任の方に引き継いでいただき、最後の1年間は新規事業の立ち上げをPdMとして担当していました。

転職のきっかけ

転職を考えた直接のきっかけは、前職の最後の1年間で取り組んでいた新規プロダクトの撤退でした。
撤退の詳細はここには書きませんが、撤退につながった大きな原因の1つは、「誰のどんな課題をどのように解決するのか」というプロダクトのコアの検証をきちんと行わないまま進めてしまったことでした。

当時、私はWebメディアの開発プロジェクトのマネジメントなどはそれまで経験がありましたが、新しい価値や体験を提供するプロダクトを作るという経験は初めてでした。
プロジェクトマネジメントからプロダクトマネジメントへの変化に適応できなかったという私個人の力不足が、プロダクトの撤退に直結しました。

自分の力不足を痛感する非常に悔しい経験でした。一方で、曲がりなりにもプロダクト作りに取り組むなかで、新しい価値や体験を作りにいく過程は非常に楽しく、やりがいを感じるものでもありました。

プロダクト撤退の処理や振り返りを終えたときには、もう一度新しい価値や体験を提供するプロダクト作りにチャレンジしたい、と感じていました。それが転職を考えるきっかけになりました。

IVRyとの出会い

転職の相談をした方が、たまたまIVRyの取材に関わっていたことがあり、その方に「すごく良い会社があるよ」と教えていただいたのがIVRyとの出会いでした。
調べてみてたしかに面白そうだったので、代表の奥西のカジュアル面談をその日のうちに申し込みました。

冷静に振り返ると、社外のメディアの担当者からのリファラルという、なかなか珍しい出会い方なんじゃないかと思います。笑
オフィスの雰囲気や、社員同士のコミュニケーションの様子がすごく印象良かったというお話だったので、こういうIVRyの良さはもっともっと発信していきたいです。
ちなみに「オフィスオープンデー」という、オフィスを社外の方にも開放して楽しくケータリングのご飯を食べるイベントを月に一回開催しているので、まさにそういう雰囲気を体感したいと思ってくださった方は、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです!

なお、きっかけになった取材記事はこちらです。IVRyの創業経緯などが分かりやすくまとまっているので、ぜひ。

IVRyへの入社を決めた理由

転職活動をするなかで、スタートアップを中心にいくつかの企業様のお話を聞いたり、選考を受けたりしました。
(貴重なお時間を割いていただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。)
そのなかでIVRyへの入社を決めた主な理由は大きく2つです。

  1. 新しい価値・体験作りの最前線に立てる

  2. 爆速のプロダクト開発チーム

(1) 新しい価値や体験作りの最前線に立てる

これが私が転職先を選ぶなかで、一番大切にしたことで、かつIVRyでもっとも実現できると感じたポイントでした。

IVRyが取り組んでいる「電話」は、実は130年くらい基本的な体験が変わっていません
(1890年に日本初となる東京〜横浜間での電話サービスが開始したらしいです。)
一方で、ChatGPTの登場で世界が驚愕したように、世の中のサービスや体験が、AI技術によって大きく変わろうとしています。
対話や音声を扱う電話はこういったAI技術と非常に相性がよく、IVRyではまさにChatGPT等を活用して、電話の登場以来の大きな体験のアップデートを仕掛けていっています

例えばつい先日には、ChatGPTを活用したAI電話システムの試験提供開始のプレスリリースを出しました。
このシステムでは、電話問い合わせに対してAIが人間と同じような会話で対応してくれます。
デモ版で体験できる、飲食店の電話予約をAIが対応してくれる体験はかなり衝撃的なので、ぜひ試してみてほしいです。

AI技術によるイノベーションを目指す企業は多くあると思いますが、今まさに新しい技術を通して、新しい価値・体験を作り、世界を変えていくその最前線にいるというのがIVRyの特異性であり、私が魅力を感じたポイントです。

(2) 爆速のプロダクト開発チーム

IVRy入社前に驚いたのが、開発のスピードの速さでした。

入社を決める前に、一度IVRyのオフィスに遊びにいってプロダクトチームのミーティングに参加したのですが、そのときにちらっと話題に出ていた「電話GPT」というサービスが、翌週にはすでにリリースされてTwitterのタイムライン上でバズっているのを見つけたときは本当に驚きました。
(電話GPTは電話でChatGPTと会話できるというサービスで、詳細のリリースの経緯は以下に紹介されているので、ぜひ読んでください。)

ちなみに、現在では音声認識モデル「Whisper」を搭載したChatGPTアプリがOpenAIから出ていますが、電話GPTリリースはそれよりかなり前であり、音声対話 × 大規模言語モデルの可能性にいち早く目をつけたというのが、実はすごいポイントだったりします。
電話で話せることによって、初めてChatGPTに触れた人もおり、利用できる人の垣根が変わった様子が感じられたのも、Twitterの反響をみていて面白いと感じた部分でした。

開発のスピードが速いというのは、PdM目線でいえばそれだけ数多く打席に立てるということですし、自分自身もスピード感をもってプロダクト開発を推進できるようになりたいと感じたことが、入社の1つの決め手になりました。

おわりに

IVRyには上にあげたような魅力があるわけですが、そこに私が入ったからといって私自身が何か変われたわけではありません。むしろIVRyの魅力をより高めていくためには、私個人は大きく成長していかねばならないと、身が引き締まる思いです。

特に転職のきっかけになった失敗である、プロダクトのコアの検証は、新しい価値・体験作りをスピード感を持って実現していくうえでも重要になるポイントです。
個人としても意識的に取り組んで、チームに貢献したいと考えています。

入社後に気がついたIVRyの魅力は他にもたくさんあるのですが、それはまた今後のブログで書こうと思います。

IVRyは今、プロダクトだけでなく組織も大きく成長するフェーズにあります。正社員の数でいうと、1年で10人くらいから30~40人の規模になっています。
また、私は6月入社ですが、他に同期入社の社員が4人もいます。笑
さらに、日々一緒に働けることがすごすぎてびっくりするような方の入社の知らせが頻繁に社内で流れてくるような状態です!
IVRyではポジションかかわらず、一緒に働いていただける方を大募集中ですので、少しでも興味を持ってくださった方はぜひお話しできると嬉しいです!

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