スクリーンショット_2018-09-19_3

Sketch 52 betaで追加された機能リスト

突如きましたね。Sketch 52 beta。中身ちゃんと見たらけっこ〜〜〜アップデート内容がしっかりしたものでした。私は泣きそうです。何故なら先ほどSketch本(改訂版)の原稿を書き終えたから。ピャーーーーーー これだからソフトウェアの執筆はたまらねぇぜ…(舌なめずり)

というわけで自分自身も内容を把握したいので(切実)、備忘録的にアップデート内容を簡単にですが紹介します。

SketchのUIのリデザイン

なんとSketch自体のUIがリデザインされました。ツールバーのボタンはボタンらしさが増し、レイヤーリストやインスペクタは全体的に白っぽくなりました。はい、原稿のスクリーンショットは総入れ替えですね(血の涙)。

スタイルのオーバーライドが可能に

52のいちばん大きなトピックはこれでしょう。ついに、ついに!Sketchでもスタイルのオーバーライドができるようになりました。このアップデートによって、わざわざカラーのシンボルを作ってアイコンでマスクする、といったこれまで使われてきたハックをする必要がなくなりました。バンザーイ!あとはボタンを塗りつぶしとボーダーの2種類用意する必要もなくなりましたね。

ただFigmaほど柔軟性はなく、Layer StyleをText Styleに適用する、といった使い方はできません。ざんねん。

Data機能の追加

ローカルにある画像・テキストデータをSketchにインポートして適用する機能が追加されました。これによって、例えばDropboxに商品画像やプロフィール写真を格納して、チーム内で共通のアセットを一元管理しながらデザインに適用する、といった運用ができるようになりました。InVision CraftのData機能ほど有能ではありませんが、地味に役立ちそうです。

Dark Modeの追加

Mojaveのダークモードに対応したようです。未確認。

シェイプのオフセットが追加

シェイプ(パス)のオフセットができるようになりました。これ、地味に欲しかった人もいるのでは。

Background Blurに彩度のオプションが追加

Backgroud Blur適用時、彩度のコントロールができるようになりました。右がSaturation:0の状態。

その他

・ブレンドモードに「Plus Lighter」「Plus Darker」が追加
・レイヤーリサイズ時、近くに映っている他のオブジェクトのサイズにスナップされる挙動が追加
・ネストされたインスタンスと同サイズのシンボルもオーバーライドで入れ替えられるように(40x40pxのシンボルを20x20pxでネストとして置いた時、20x20pxの他のシンボルをオーバーライドできる)。
・オーバーライドのリセットがインスペクタからできるように
・境界線付きの点線を作成する機能が追加(これよくわからなかった)
・ショートカットキーの変更
などなど


今回のアップデートで、けっこう機能的にはFigmaとそう変わらなくなってきたんじゃないかと思います。XDのアップデートも毎月しっかりしてるし、これからはより目的を明確にしたツール選びをする必要がありそうですね。

頂いたサポートは撮影機材や執筆時のおとも(☕)などに使わせて頂きます