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社会科学-教育学の公募件数:346件

JRECINをみると、2022.8.3現在、研究分野:社会科学‐教育学の公募件数が346件です。
非常勤なども含まれていますが、かなりの数であると思います。

ちなみに、中分類:社会科学の内訳をみてみると……
法学:46件
政治学:47件
経済学:183件
社会学:108件
心理学:114件
教育学:346件
その他:173件
計1068件
です。

興味がわいたので他の分野の件数も見てみました。
1位は医歯薬学 - 看護学の436件、
2位が教育学の346件、
工学‐電気電子工学の234件、
人文‐言語学の222件、
医学-基礎医学の211件と続くようです。

教育学が一番多いかと思いましたが、看護学……すごい。それでも、教育学の多さも目をひきます。

さて、学校教員の仕事が増える理由として、どんどん拡大する教育の求められる 新分野 の存在が挙げられます。
大きいものでは、ICT活用や小学校英語、特別支援、総合的な学習でしょうか。
そうなると教員養成においても、必要な科目が増え=必要な専門家が増えていきます。

ざっと見たところ、そのような分野の求人が多く出ているかは検討が必要のようでした(いつか時間がある時に分野ごと、数えてみます。)が、これから教育学分野の大学教員になろうと考えている方は、これらの新分野は率直にいってねらい目ではないかと思います。

ちなみに、恐らく公募件数はこの夏の時期がピークです。
夏休み前に大学内で求人内容を検討し、夏休み中公募を出しておいて応募してもらう。後期の始めに選考を行うというスケジュールが都合がいいからです。
もちろん応募者にとっても、夏休み中に書類を準備できるので都合が良いと思います。

大学教員を目指す皆様。条件が合いそうな公募には是非応募してみてください。もちろんそれでも書類で落ちることの方が多いですから、それは覚悟で、しかし、なにくそ、研究業績をつみつつチャレンジしてみてください。

有料記事『学校教員から……』に書きましたが、
私は、

大学教員として内定をもらった大学=初めて書類が通過し2次の面接に呼んでもらった大学

でした。ほとんど書類で落ちますので、そのつもりでいた方が精神衛生上よいかと思います(もちろん、それでも苦しいですが。)


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