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およそ一年ぶりに砂糖を買いました

そう言えば昨日、ひさしぶりに砂糖を買いました。
体のためを思って買うのは希少糖。
サトウキビが由来のものを600gほど買うのだけれど、それで大体1年はもつ。
料理に砂糖をほとんど使わないんです。
卵焼きを焼くときくらいかなぁ…、煮物に使うことはあるけどそれも本当に最小限。

ウェブ上にある料理のレシピを見ると砂糖を使ったものが多いことにびっくりします。
お菓子でもないのになんでこんなに砂糖を使うんだろう…、って不思議に思う。
砂糖は安価な調味料です。
保存もきくし、なにより甘みはうま味を補完する味。
スーパーのお惣菜やファミレスの料理、コンビニの弁当にはもうふんだんに使われる。
砂糖を使った料理はほとんどの人にとって食べ慣れた味になるんです。

こんな笑い話があります。
ファミリーレストランチェーンの経営者が集まって食事をしていました。
場所は上等なホテルのコーヒーショップです。
コーンポタージュがまずやってくる。
すると、これってひと味足りないネ…、っていう人がいた。
ひとりが言い始めると、みんなそうだ、どこか物足りないって言い始める。
シェフ出身の経営者がいて、彼がじゃぁ、砂糖を入れればいんだよ…、ってコーヒー用のグラニュー糖をふたすくい。
よく混ぜ食べた。
騙されたと思ってやってごらんよ…、と言われて試すとこれがおいしい。
「うちのコーンポタージュの味になった」っていう人まで出る。

シェフ出身の経営者が薄ら笑いをしながら「大衆料理は砂糖で味をきめるからネ…、みんなの舌はフランス料理向きじゃなくて大衆料理に毒されている。だから成功できるんだよ」って。
そういうシェフ上がりの経営者もいまでは上場外食会社の社長を立派にやってらっしゃる。
砂糖使いが上手だったからに違いない。


韓国料理の甘さを克服した先にあるもの

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