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安定している人ほど「変化」に対応できる

時代の変化はすさまじい

平成から令和へと、わかりやすく時代が変わりましたが、そうでなくても世の中は刻々と、そして凄まじいスピードで変化しています。

昨年にはなりますが、安定企業と思われていた銀行からどんどん人が辞めていっていると記事になりました。

辞めずに頑張れば安定か、と言われるとそうでもなく、銀行でも世の中の流れにともなって「仕事の自動化」が進み、三菱UFJ銀行が今後は異動を進める方針であると報道されています。

平成の30年間で世界経済の常識もすっかり変わりました。

平成元年と平成30年の、世界の企業の時価総額ランキングを見ると、日本企業の衰退ぶりに驚かざるを得ません。

私たちは変化の波の中にいるのです。

生き残るためには、自分も変化しなければならない

この変化に対応して生き残っていくためにはどうすべきでしょうか。

ダーウィンの進化論の中で、生き残った種と絶滅した種の違いは「変化をしたかどうか」であると言及されています。

これを抽象的して学びを得るとすると、自分自身が変化をしなければ時代の中で勝ち残れないとも捉えられます。

進化論では、種の中で偶然に起きた変化がたまたま環境の変化に適応していたために生き残れたわけです。

しかし、世の中の変化に対応して自分を変化させることは、ある程度自分で意識的に行うことができます。

そしてそれは誰でもわかっているはず。

なのにそれでも、変化に適応できる人と適応できない人が出てきてしまいます。

この差はいったい何なのでしょうか。

安定している人は強い

私は安定している人だけが変化に対応できて生き残れると考えています。

先日引退したイチロー。

イチローは日本とメジャーを渡り歩き、野球選手として28年間を過ごしました。

国が違えばルールも変わる。また長い間野球をやっている間にもルールは変わっていきました。そんな中でもずっと第一線で走り続けたイチロー。

そんなイチローはある時期から、打つ前に必ず肩のあたりをくいっとする動作をルーティーンに組み込んでいます。あのフォームを見るだけで誰しもが「イチローだ」と認識できるほどに。

またカレーを毎日食べていた話は有名ですよね。

あと練習の前にかならずやるストレッチもあるのですが、それもずっと変わらずにやり続けているそうです。

グラウンド入りしてからのルーティンワークは有名で、ストレッチも一つひとつ丁寧にやる。特別なことをやるのではない。股関節を柔らかくするマタ割り、肩甲骨の周りをしなやかにする肩のストレッチ……。並みの選手が1年365日続けられないことを、イチローは1日も欠かさずにやるのである。

変わらないルーティーンを持つことによって、自分の中で変わらない安定した軸を持ち、どんな変化にも対応できるようにしています。

プレジデントオンライン内にはこんな文章もありました。

イチローの名言集にはこう、ある。「特別なことをするために、特別なことをするのではない。特別なことをするために、普段通りの当たり前のことをする」 と。

変化するということは、今までしていなかったことをすること。

そのためには、まずは当たり前のことを当たり前にやって、安定を作っておくことが重要だと気付かされます。

安定はコントロールできる範囲でつくる

では安定をするためには何をすればよいでしょうか。

それはコントロールできることを、しっかりとコントロールできるようになっておくこと

世の中を見ていると、当たり前のことを当たり前にできない人が非常に多いです。

よく言われるのが「報告・連絡・相談」、いわゆる「ほうれんそう」です。

社会人の基礎スキルではありますが。特に新入社員だったりすると失敗をしたことが怖くなって言えなかったり、逆にある程度のベテランでもプライドが邪魔して言えないなんてことも。

そのほうれんそうが遅れることで、後に大きな損失につながることだってありえます。その対応に追われつつ世の中の変化に対応することは、難易度が上がりますよね。

「ほうれんそう」は行動ですから、自分でコントロールできます。普段からスムーズにほうれんそうができていれば、組織は安定するわけです。

コントロールできることはなにか?を明らかにしたい

ビジネスでは、この「コントロールできること」「できて当たり前のこと」が何かをしっかりと教えてくれる人に出会うことはほとんどありません。

「これ、できて当たり前だから」と雑に叱る先輩はいますが、その先輩に「じゃあできて当たり前のことをすべて教えてください!」と言っても、きっとヌケモレなく伝えることはできないはずです。むしろ怒り出してしまうかも。

そこをしっかりと教えてくれる人が少ないせいで、「当たり前のこと」を言語化できない、つまり再現性が薄い形でスキルを獲得した気になってしまい、安定しない。

だから社会人経験がある程度あったとしても世の中の変化に対して漠然と不安を抱えて過ごす人が多いわけです。ビジネス系の自己啓発本があんなに売れているのはなぜでしょう?

私はいままで、4つの会社を渡り歩いてきました。その中でどの会社や業種でも適応できる、仕事における「当たり前のこと」「コントロールできること」を自分の中で言語化できてきました。

この「コントロールできること」「できて当たり前のこと」を明らかにして、そのやり方を具体的に伝えていきたい…。

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今、私は本の出版をするためのクラウドファンディングに挑戦しようとしています。

EXODUSという本を出版するためのクラウドファンディングサービスに私の企画が通りまして、実際に出版を実現させるために日々奮闘しています。

もともとTwitterで仕事術や働き方についてつぶやいていたのですが、おかげさまで1年経たないうちに1万フォロワーを超えるほどになりました。

しかし、ツイートの140文字では自分の深い思いまでは伝わらず、また内容についても網羅的に伝えることは難しいです。

そのため、本という形式で「コントロールできること」「できて当たり前のこと」を深く、網羅的に伝えたいと考えています。

期待をしなければ安定する

私が今回書く本の仮タイトルは「期待しない働き方」です。

期待とは、相手が何かをしてくれると思い込んでしまうこと。

それは同時に、自分がコントロールできることを放棄し、相手のアウトプットに依存する形で行動することです。

また人はつい自分自身に期待してしまいます。

言語化できていないのに「自分はこれができるはずである」と期待してしまい、なんとなく仕事をこなしてしまう。

その場合、うまくいくこともありますが、予想外の出来事が起きると途端に仕事がうまくいかなかったりするわけです。それは自分で自分をコントロールできていない証拠です。

そこで「期待しない働き方」を実践すれば、コントロールできることが増えて安定が生まれ、仕事に対して一定以上の成果を残すことができるようになります。

また世の中の変化に対応できるようになり、仕事や将来への不安が減っていきます。

作ろうとしている本は自己啓発的な精神論ではなく、具体的なやり方のレベルまで落として説明して、何をどのように行動すればよいかまで伝えられればと考えています。


ここまで読んで「その本をぜひ読んでみたい!」と思ってくださった方に、お願いが2つあります。

ぜひ、私のTwitterアカウントをフォローしてください。

日々、Twitterにて近況報告をしていきます。

過程を一緒に見ていったほうが、きっと本を読んだときの体験が変わります。

なのでぜひTwitterをフォローして頂きたいです。

ちなみにクラウドファンディングは2019年6月24日(月)に始まることが決定しました。

まだ先にはなりますが、その過程もぜひ一緒に楽しんでいただければと思います。

あ、ちなみにEXODUSに応募したときに書いた本の序文を公開してますので、ぜひご一読ください。


最後のほうはすっかり宣伝になってしまいましたが、ぜひ応援のほどよろしくおねがいします。

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