見出し画像

なぜ滞在検知技術によりCRMへのデータ入力負荷が削減されるのか

UPWARD CPO (Chief Product Officer/最高プロダクト責任者)の剣持と申します。先日、弊社CTO門畑より「データ入力を容易にするUPWARDの滞在検知技術」というタイトルでUPWARDのコア技術である滞在検知技術についての解説noteの投稿がありました。

UPWARDはCRM(顧客関係管理システム)の活用の課題を解消し、CRMの価値を最大限発揮するための”Sales Engagement Service”です。本noteでは、UPWARDのコア技術である滞在検知技術がプロダクトにどのように生かされ、CRM活用の課題解消に寄与しているのかという点を解説します。

滞在検知技術はデータエントリーの負荷削減に寄与している

滞在検知技術により解消するCRM活用の課題は「CRMへのデータエントリーの負荷により、営業担当者が入力しない、あるいは入力したとしてもタイムリーでない、内容が不正確」といったものです。CRM導入のメリットは言わずもがな、顧客に関する基礎情報、商談履歴、売上実績、活動履歴といった各種情報がすべて顧客に紐づいて管理され、会社資産として蓄積されることにあるのです。つまり、それらの情報を各担当者がもれなく正確に入力をしないとメリットが得られないことになりますが、多くの企業においてここがCRM活用のボトルネックになっております。

滞在検知により通常CRMで必要な操作が大幅に割愛され、結果モバイルでも実施可能な操作量になる

CRMへのデータエントリーが必要になるタイミングとして最もの多いのは、当然、顧客への何かしらの活動を行なった際です。顧客との接点を契機に、顧客情報や商談情報の更新、活動履歴の作成といった作業が必要となります。

では通常、CRMにおいてこれらの更新作業をどのように行うかというと、一般的には以下のような流れとなります。

通常のCRMにおける顧客接点ごとのデータエントリー作業

  1. CRMシステムを起動

  2. グローバル検索窓から顧客名を検索

  3. 検索結果から実際に訪問した顧客を選択

  4. 顧客情報や商談情報を更新(実際にはここでも多くのステップが発生するが割愛)

  5. 活動履歴作成ボタンを押下

  6. 営業実施時間や会話内容を記入

  7. 登録ボタンを押下

この操作量になるとモバイルでの実施は困難となり、多くの場合PCでの操作を選択されます。特にUPWARDがターゲットとする訪問を主体とされる営業担当の方は一日多い場合は10件以上の訪問を行いますので、営業活動がすべて完了したのち、自宅やオフィスに戻り、PCを開いて上記の操作を顧客ごとに10回以上繰り返すことになります。この負荷がネックとなり、データを入れない、入れたとしてもタイムリーに入れない、結果的に不正確な内容となる、といったことの要因になります。

これがUPWARDの滞在検知技術を利用した場合、訪問先が自動的に記録されるため、検索し顧客を特定するという操作が不要になるため、1~3の作業が割愛されます。また、滞在検知に伴い、開始時間や終了時間が自動的に記録されているため、6における入力内容も削減されます。
また、ここからはUI上の工夫ですがUPWARDのモバイルアプリでは活動報告画面内で顧客情報、商談情報のエントリーもまとめて行えるようになっているため、4の操作もSTEPとしてはSKIPされます

UPWARDを用いた接点ごとのデータエントリー作業(通常のCRMでの実施との比較)

  1. CRMシステムを起動→滞在検知技術によりSKIP

  2. グローバル検索窓から顧客名を検索→滞在検知技術によりSKIP

  3. 検索結果から実際に訪問した顧客を選択→滞在検知技術によりSKIP

  4. 顧客情報や商談情報を更新(実際にはここでも多くのステップが発生するが割愛)→活動報告画面内で更新できるため6の操作内に包含

  5. 活動履歴作成ボタンを押下

  6. 営業実施時間や会話内容を記入 →営業実施時間は自動記録されるため入力内容は削減

  7. 登録ボタンを押下

上記の通り、大幅なSTEP削減となるとともに、この作業量であればモバイルの操作も許容可能となるため、結果的にモバイルを活用し、移動時間中などのサクッとデータエントリーが行えるようになり、上述したようなデータエントリーに関する課題が解消されます。

さらに、モバイルでの入力となると、モバイル端末に実装されている各種入力補助機能も利用可能となるため、さらなる促進にもつながります。特にiOSやAndroidに標準実装されている音声入力を用いたテキスト入力は大変人気で、良く活用されています。

滞在検知技術はUPWARDのUI/UXの要

本題は上記で終了です。少し話題は発展するのですが、UPWARDはSales Engagement ServiceすなわちCRMのフロントアプリケーションとしてCRM活用の課題を解消するサービスとしてUI/UXこそが付加価値であり、ここへのこだわりは大変重要です。

UI/UXというとどうしてもフロントエンドのデザインに目が行きがちですが、本日紹介したようなバックエンドの滞在検知技術がUPWARDのUI/UXのベースとなっております。また、この滞在検知の正確性が上がれば上がるほど顧客によりよいUI/UXを提供できるようになるので、冒頭の門畑CTOの記事にもあった通り、この技術に対する研究開発は今後も継続的に実施していきます。

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回はコア技術である「滞在検知技術」がプロダクトにどう生かされているのかを解説いたしました。今後もnoteにて、UPWARDのプロダクトに関連する内容を発信いたします。ご興味頂いた方はぜひ、次回以降も見逃さずにご覧いただけるようアカウントをフォローいただけますと幸いです。また、本記事への「いいね」もぜひお願いします。

また、カスタマーサクセスの戦略/戦術についても発信しております。ぜひ下記noteもご確認ください。
「UPWARDカスタマーサクセス」マガジン

採用も積極的に行っております。UPWARD のプロダクト(あるいはそれ以外の部門でも構いません)にご興味ある方、まずはカジュアルにwebでお話しすることも可能ですので、以下TwitterまたはLinkedInにてDMお待ちしております。

Twitter(UP_kenmochi)
フォローお待ちしております

Linkedin
つながり申請お待ちしています

オフィスへのご来社も大歓迎です。2022年8月に、さらなる事業成長に向けた拠点として、WeWork 日比谷FORT TOWERに移転いたしました。虎ノ門駅や新橋駅から徒歩圏内でありアクセスしやすい場所にありますので是非お気軽に遊びに来てください。

新オフィス移転について
ぜひ遊びに来てください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?