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【ボーイ戦術書】No.6 「(軽い)メイクのすすめ」

高まる"身嗜み"の要求水準。
今や男性もメイクをする時代になった。

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前置き

 見た目を売りにする仕事でなくても、若年層の男性に化粧品が広まっている。「見た目が良い人が目立つからそう見えるだけでしょ?」と言われるかもしれないが、市場調査で出た結果の模様。

 男性の化粧品市場は2016年からの5年間で111%に伸長しており、2020年も前年比104%とコロナ禍でも更なる盛り上がりを見せていることがわかります(図2)。シェービングは外出が減ったことにより前年比93%と落ち込みましたが、基礎化粧品は前年比107%と、女性を含む化粧品市場全体の状況とは裏腹に大幅に拡大しました。
 この背景には通勤時間や飲み会にかけていた時間やお金をスキンケアに充てられるようになった、オンライン会議中に自分の顔を見る機会が増え、関心を持つようになったなどが考えられます。

引用は上記サイト
株式会社インテージ
『コロナ禍でも伸びた!男性の化粧品購入』より

 理由はさておき、基礎化粧品(化粧水や乳液など)が大きく売り上げを伸ばしてきている模様。いわゆるメイク用化粧品(ファンデーションやリップ)などは微増。

 基礎化粧品を買う男性の中には、女性用の商品を買っている人もいます(図表3)。その割合は、年代が若いほど多く、男性用のみ購入する人は10代では3割強、20代で約5割にとどまります。30代が約6割、40代~60代では約7割と大多数の人が男性用のみを購入しています。
(中略)
 15~34歳では、男性用基礎化粧品の購入率は2020年で大幅に下落し、女性用基礎化粧品は購入率、購入者当たり年間購入金額はともに上昇しました。35~69歳の男性用基礎化粧品はここ数年着実に上昇していた購入率が2019年と2020年で変化はなかったものの、購入者当たり年間購入金額が高くなりました。「若年層は女性用、ミドル以上の層は男性用」という傾向は年々強まっており、2020年で更に強まったと言えます。

引用は上記サイト
株式会社インテージ
『コロナ禍でも伸びた!男性の化粧品購入』より

 また、若年層は女性用の基礎化粧品に手を出す割合も多くなってきている模様。いかんせんラインナップが多いので肌質や目標次第で女性用の方が都合がいい事は割とありそうだ。
 昼の仕事でイケメンだなー、気を遣ってるなーと思う同僚に話を聞くと、ファンデーションと眉メイクくらいなら結構な割合でやっているようだ。行くとこまで行く人はリップやアイメイク、マスカラまでやっていたりするそうだ。

 流石にオフの時だけで、アイメイク系はかなり控えめとの事。一定ラインを越えるとオカマ感が出てキモくなってくるらしいのだが、アイメイクはその閾値がかなり低い模様。

 韓国系目指してる子とかは結構濃いメイクをしていたりする。あと目立つのはホスト。女性に(というかパッと見無害そうに?)寄せた濃いメイクのメインターゲットはあくまで女性。そういう界隈にはあの濃いメイクがとても役に立つようだ。

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真田U輔の業務レポート2021年8月号です。 8月に書いた記事の詰め合わせ。全13記事。8月はボーイ戦術書と業界あるあるがメインです。

市場調査とかやってみたいですね。