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Vol.39 「ミュージカルものまね」の需要と反響。

「まさか、そこまでウケるとは思ってなかったんですけど」…というのが、先日 参加した集まり(注1)でのお話。

以前、ここで触れたことがありますが、その集まりでは『私が「プレゼン」と称して資料を作成し、益体もない一人語りを繰り広げる』という、半ば定番化したくだりがありまして、そこで「 ” 怪獣の生き方に学ぶ ” シリーズ第2弾/空の大怪獣ラドンは、いつから ” ゴマすりクソバード ” に堕ちたのか?」という駄話を繰り広げたのですが、本題に入る前のネタ的に{ミュージカル「オペラ座の怪人/アンドリュー・ロイド・ウェバー版(注3)」の各場面をワンフレーズのみ歌うという}私の秘蔵ものまね「ひとりオペラ座の怪人(歌詞は日本語)を挟んだ所、
「参加者の中で元ネタを唯一知っていたKさん一人が大ウケ」

「一人ウケてる様子に、全員が大ウケ」
…という現象が発生し、結局 私が話し終わってみれば、周囲から『なんで今日は「オペラ座の怪人」が本題じゃなかったの?』と言われる始末。

そんなこんなで、『(機会があれば)次なるプレゼンは「オペラ座の怪人」をネタにしよう』と決意したものの、披露する場に「 ” ひとりウケ ” していたKさん」が不在の場合、会場のボルテージが半減するという「参加者次第」で盛り上がりに差が出てしまうのが悩ましい所(笑)。

ちなみに、「ミュージカル本編をご覧になられた事が無い」という方がイメージする「オペラ座の怪人」の楽曲は『The Phantom of The Opera』だと思うのですが、いかがでしょうか?

※下記参考動画『25周年記念公演』より「The Phantom of The Opera」
(約6分間の動画です)


…ところが、実際にミュージカルを観た方が、真っ先にイメージする「オペラ座の怪人」の楽曲は『The Music of The Night』。

※下記参考動画『25周年記念公演』より「The Music of The Night」
(約6分間の動画です)

なぜ、こういった「認識のズレ」が生じるのか?
ネタバレを避けた、ぼかした書き方になりますが、
「The Phantom of The Opera」は、ファントム(怪人)の ” 仮面の表側 ” を表した楽曲。
「The Music of The Night」は、ファントム(怪人)の ” 仮面の裏側 ” を表した楽曲。
…そんな風に言えるからなんですね。
(なお、劇中「The Phantom of The Opera」のメロディーが、最後に現れるタイミングとシチュエーションも味わい深い所です。)

そういったトピックをいくつか選んで(ひとりモノマネを披露しつつ)、面白おかしく「作劇的な解説(もどき)」を繰り広げようと画策中ですが、はたして その場でウケるかどうか??…やっぱりKさんのリアクション次第かな?(笑)

では、今週も締めの吃音短歌(注4)を…

ため込んだ カラフル過ぎる 感情を 歌声に乗せ 虹描く空

※歌うときは吃音の症状が出なかったりします(笑)

【注釈】

注1)先日 参加した集まり

関西アトロクオフ会のこと。
アフター6ジャンクション2(注2)』を聴くリスナーの、関西における集まりで、発起人の方々の温厚篤実な人柄も相まって、ヘビーリスナーとかライトリスナーとかいったことに こだわらず集う、やさしい空間が魅力。

https://twitter.com/at6off_west

注2)アフター6ジャンクション2

TBSラジオで月~木曜日の22時~23時55分に放送されている「カルチャー・キュレーション番組」略称は「アトロク2」。

注3)ミュージカル「オペラ座の怪人」

「1861年 パリのオペラ座で、コーラスガールの一人だったクリスティーヌ・ダーエは、代役として主演を務めあげた事がきっかけで、幼少時の遊び相手だったラウル子爵と再会する。再会を喜ぶ二人だったが、ラウルからディナーに誘われた途端にクリスティーヌの表情が曇る。クリスティーヌに歌唱を仕込んだのは、オペラ座を影から支配する謎の人物 ” ファントム ” だったのだ…」
ガストン・ルルーによる同名小説の舞台化作品。
アンドリュー・ロイド・ウェバーが音楽を手掛けたバージョンは、ロンドンのウェストエンド、ニューヨークのブロードウェイ双方で、歴史的なロングランを記録した。

注4)吃音短歌

筆者のハンディキャップでもある、吃音{きつおん}(注5)を題材にして詠んだ短歌。
この中では『「吃音」「どもり」の単語は使用しない』という自分ルールを適用中。

注5)吃音(きつおん)

かつては「吃り(どもり)」とも呼ばれた発話障害の一種。症状としては連発、伸発、難発があり、日本国内では人口の1%程度が吃音とのこと。


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