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第四章③:32歳~ 東日本大震災と なんだかんだ幸せだった10年、そして奈落の底へ 【 波瀾万丈な半生を歩んで、人生折り返し地点でようやく立ち上がるまでのお話 】

KINGです。おはこんばんちは。

第四章だけど、簡単に10年一括りで1つの章にしちゃったのが間違いだったかな…w
1投稿あたり、かなり端折って書いても 2~3年分しか進まない。。

まぁ、どうでもいい嘆きですね。笑
続きを書いていきますね。

どうぞ駄文にお付き合いくださいませ。



◆ 転職先の会社が、とても居心地がいい

前節、途中でプライベートの話に切り替えたので、広島での 2社目の就職先の会社との出会いについて、何も書いてませんでしたね。
そこから始めましょうか。

毎度のことですが、就職・転職活動は 基本的にいつも苦労してます。
自分には、システムエンジニアとして

「この分野を、他人よりもずっと学んできています!」
「こんな難しい資格を持っています!」
「こんな最先端な開発環境・言語に、豊富に触れてきています!」

などの、採用する側の企業様が「おっ!」と目を引くような 分かりやすい(職務経歴として書けるという意味で)強みが、
ハッキリ言って 無いんですよね。。
あえて挙げるなら、コミュニケーションスキルは 自信があるというか。なんというか。

別に、SE としての経験を通して培われたスキルってことではなくて、
俺個人としては 至って普通に話したり接したりしてるだけなんですけどね。
でも 昔から、結構な確率で その相手に興味を持ってもらえるとか、好かれたりとか、まぁ悪い印象は持たれないことが多いんですよね。
そのお陰で、仕事をしていて コミュニケーションにおいて悩みを抱えたり、意地悪(笑)されたり、そういうのとは無縁だった(と思ってる)んですよね。

ただ、そんなこと履歴書とか職務経歴書に書いたところで、採用面接段階では そこまで活きてこないじゃないですか。
いや、本当の【技術】としてのコミュニケーションスキル(なのか?)を身に付けていれば、面接時の限られた問答の中でも 効果的なアピールとかもできるんでしょうけど、
先に書いた通り 俺としては『至って普通に話してる』だけなんで。それで上手くやってこれてきてますってだけなんで。

なので、面接では普通に緊張もするし、
言いたかったことが あまり言えなかったぁーなんてことも、多々あります。
面接って、そういうもんでしょ?

そうなると、冒頭に書いた通り、特に目に見える【強み】がないってことで落とされることが、きっと多いんですね。
あ、さほど緊張せずに、自分の素の状態を 比較的保てて話せた面接だったときは、話が上手いとか、履歴書に書いてある通り コミュニケーション力が優れているね と、認めてもらうことも結構ありますけどね。
でも、やっぱり、それだけで中途採用を勝ち取ることは難しいです。。

なので、いつも就活は難航しがちです。

で、話を戻します。
2社目の就職先の会社には、まずは 派遣会社の紹介予定派遣案件として従事させてもらいました。

紹介予定派遣って何?って方向けに説明すると、
数ヶ月(たいていは 3ヶ月ぐらいが多い)は 派遣会社から派遣されて来てる「派遣さん」として、対象の企業様の中で仕事して、
その前もって決まってる期間を満了する前に、派遣会社とその企業様で調整して その人材を企業様が「正社員として雇用するかどうか」決めることができるシステムです。
働く側から見ると、派遣先の企業様への「正社員雇用として紹介する予定」の 派遣案件ということですね。

で、最初の 3ヶ月は一応「派遣さん」として、
とはいえ「正社員化させる予定」の人なので、即現場にブッ込んで、
その実力や働きぶりを見られるんですね。
こうなると、俺の強み、
【別に普通に接してるだけなんだけど、相手に気に入ってもらえるスキル】
が、輝くわけです。笑
3ヶ月の内に 2つのプロジェクトに関わらせてもらって、それぞれのプロジェクトリーダーからの覚えも良く(…きっとそうだった、はず! ドキドキ)、社として正式に採用するかどうかの判断材料として 有利になるだけの働きは示せたはずだ!と、思ってたんですね。

無事に派遣期間を経て 入社することができ、転職成功したわけですが、
後々、最初の面接(派遣会社からの人材斡旋時の面接)時の面接官だった
社長と役員の方と会話する中で、なんで俺を採用する(というか、社員にする予定の派遣さんとして まずは迎え入れる)気になったのか、
ぶっちゃけてくれたんです。

「なんか、おもしれー奴が来たから」

…ん? どゆこと??

詳しく聞いてみたら、
被曝からの避難で 縁もゆかりもない広島に来たっていう経緯が 物珍しかったってのもあるけど、
一番の理由は、

「髪が スーパーサイヤ人状態で面接に来る奴、初めて見たからw」

だったそうです。

えぇ、確かに、俺は 20歳の頃からずっと、ジェルかワックスで髪をおっ立ててますけど。
それが普通だから、面接だろうが何だろうが、もちろんそのヘアスタイルで臨みましたけども。。

でも、、、そこ?笑

ん まぁ、良いでしょう。
それでまずは気に入ってもらえたうえで、3ヶ月の働きぶりも加味して 社員雇用となったんでしょ? でしょ??

…なぜか、素直に「そう」とは言いやがらねぇ。。(チッ!)

何が言いたいかっていうと、
会社のトップ層が、そういう【遊び心】を忘れず、
その方達がそうであるからか 会社全体も、垣根がない、フレンドリーな、
とにかく居心地の良い会社だったんですね。
なんか、心から
『この会社に入れて、マジで良かった! ずっとココに居たい!』
と、思わせてくれる会社でした。

これまで色んな職場、会社を渡り歩いてきましたが、ようやく辿り着いた【俺にベストマッチした会社】だと、感じました。


◆ 仕事、持病、家でのトラブル、全てに全力を尽くす

そんな居心地のいい会社に入れて、
仕事上でも上手くやって 評価されて、ドンドン出世して、
その後の俺の人生、超ハッピー!
…ってなれりゃ、良いんですけどね。

広島に引っ越してくる前後の数年間は、パニック障害の発作は ほぼ薬で抑え切れてて、電車通勤で問題なく過ごせてたんです。
しかし、因果関係があるとは言い切れませんが、
家でのトラブル(E太郎くんの件)が頻発・悪化していくに従って 発作が出てしまう頻度が上がっていき、ちょくちょく遅刻することが多くなり、
会社にもちゃんと『メンタル疾患を抱えている』ことを説明しなきゃいけなくなりました。

実はこの業界(IT系)って、メンタルやられる人が多いんですよ。
まぁ、統計取ってるわけでもないし、勝手に言ってるだけかもですが。

社長も、まだ課長だった頃、メンタルやられて苦労した経験のある人で。
これまで勤めてきてた会社での反応よりは、全然「イヤな感じのない」受け止め方をしてくれました。
「無理はせず、出来るときはきちんとやってくれ、
 無理なときは 早めに正直に言ってくれれば、調整するから」
と、寄り添ってくださいました。

『ありがたいな』
『嬉しいな』
『心強いな』
これまでの会社で パニック障害について打ち明けた際に、そういった感覚を覚えたことはなかったもんですから、正直 涙が出そうになりました。

『仕事に全力で取り組み、社に貢献し、恩返ししなければ!』
という気持ちが 一層高まり、日々 しゃかりきでした。


パニック障害についても、
東京に居る間は 処方される薬はパキシル一辺倒だったところ、時代が進んできたからなのか 処方できる薬の種類も増えてきたようで(以前からあったのかどうかは、実際知りません。ツッコまないでねw)、
色々と薬自体も変えていき、処方量も状況に合わせて増減させて と、
自分に一番合った形での投薬になるよう、心療内科の先生と しっかり話し合って調整していきました。

お陰で、数年間は 電車通勤(たまに遅刻するけど、事前に報告)のみで過ごせてました。


そんなこんなで、小学高学年になってきた E太郎くん。
とうとう、親の財布から お金を盗み取るようになっていきました。。

盗んだ金で、欲しかったものを即買ってしまったり、友達(?)にお菓子を大盤振る舞いしてしまったりで、
「財布からお金が減ってる!?」と D子さんが気付いたときには既に、
E太郎くんの手元には殆ど残っていないという。。

その度に、しっかり話して、もうしないと約束させて、許して。
その繰り返し。

盗んでいく金額も 次第に大きくなっていき、
その手段も用意周到になっていき、
もう、金庫でも買わなきゃアカンか!?と 本気で思いました。

なんで悪さを止めてくれないのか、E太郎くんの気持ちになって その理由を考えてあげることが、正直できていなかったと思っています。
叱り、諭し、分かりやすい表現で理解させて 反省を促す。そのことばかりに、全力投球していました。

小学高学年の頃の E太郎くんは、すっかり、
「お父さんは、怖い人」
だったと思います。
俺と向き合って話し合っている(一方的に説教している が正解かも…)時の E太郎くんは、いつもビクビクしていたし、震えていました。。。

21歳で B子ちゃんのパパになった俺ですが、
B子ちゃんと一緒に暮らせていたのは 1歳に満たない頃まで。
ちゃんとした【子育て】の経験はなく、その難しさに悩みました。。

何が正解かも分からず、
考える時間もない間に また次のトラブルを起こされるという日常の中で、
段々と、パニック発作に悩まされる日々が戻ってきたのです…。


はい、第四章は まだまだ続きます。
お次は

で、お会いしましょう。
続きはどうなることやら、、、

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