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相槌職人とパステルふわふわ(5/3)

さて、今日は何を書くって言うの?とばかりに疲労困憊。疲労困憊している上に面白いことも殆ど起こらず。
書くことがなくて、そろそろ日記が終わりそうだ。

あ、そういえば、都内を無表情で爆漕ぎしていたところを遠くから呼び止められた。なんだなんだと振り返ったら(臼田)あさ美ちゃん&Daughterが爽やかに手を振ってくれていて、「何のためにカメラを買った(というか、買ったカメラを交換してもらったカメラ、が正解)んだよ!いつも携帯してなきゃシャッターチャンスは不意打ちに訪れるものよ!」と後悔先に立たず。
二人はとってもキュートで、少しの立ち話でもなんだか無性に癒された。その姿は仕方がなくiPhoneで納めたが、もうカメラじゃないとつまらない!という、そんな人間になってしまったのよ、私は...

帰り道、ヘイデンブックスを覗いてみようと思ったら、たまたまお花に水をやるところだった?エイジさんがヒョイっと現れた。その登場の仕方がエイジさんらしかったのと、タイミングよくお顔を拝見できたのも良かった。

本日の和やかエピソードはそれくらいのもので、あとはひたすら準備に次ぐ準備.....

国内完全撤収を経験した僅かな層の人々は「それ、めっちゃ分かるぅ〜!」となるかもしれないが、完全に撤収することの難易度の高さを学生時代ぶりに感じ入る。
わりと引越しには縁のある人生だが、国内移動だと最終的には「一旦強引に運んで頂く」が可能であるが、海外だとそうもいかない。85%くらいまでは順調に進むのだが、残りの所有物が10%に近づいたくらいからが難しいのだ。

余裕でスーツケースに入るはずのものが、どうやら入らない。これは引越しのみならず、出張もしくは旅行あるあるでもあるだろう。

空いた時間にヴィーガン系カッフェで遅めのランチをとりながら、4月の月次を終わらせる。税理士さんに色々せっつかれている作業もある。

隣の席では、大人しく相槌だけをひたすら打つ相槌職人のような女性と、ガラガラ声でなかなかパンチのある話をすごい勢いでしている女性が座っていた。

「私、もう31なんだけど、彼が結婚しようって言ってこないの何なの?私はボーナスとかも出ないし稼げないし、私の人生どうやって責任取るつもりしてんの?て感じだよね。ひどいよね。てゆか、テメェ(彼氏)もっと稼いでこいよ!(爆笑)」
(相槌職人 : そうだねー、ひどいねー)
(世武 : 少なくとも自分の人生の責任は自分で取りな!)

「彼がさ、鳥飼いたいって言い出して。私、鳥とか超嫌いなんだけど。鳴き声キモくない?(何とも言えない鳴き声を真似る)犬とかにしろよって。結婚のことは言わないくせに鳥飼いたいってなんそれ?それ同棲しよって ほのめかしてんのかな?はぁ?ちゃんと言ってこいよテメェって感じ!」
(相槌職人 : 鳥はキモいよねー!ちゃんと言えって感じだよねー)
(世武 : めっちゃ自分都合でええように解釈するやん。ほのめかされてると思ってるだけで、彼氏はシンプルに鳥が飼いたいって話じゃないの?知らんけど)

「子供の名前もう決めてる!◯◯っていう名前が良くて。あいつに当て字だけ決めさそうかな?勝手に自分も名前考えようとか思ってたらまじテメェ◯ねでしかない。最悪じゃない?ヒトミとか、ヒロコとかさー。ブスしか生まれてこねーわ、そんなの!」
(相槌職人 : ヒトミ。ヒロコ。彼氏に漢字だけ考えてもらったら良いと思う!)
(世武 : 私ヒロコなんですけど、なんかすんません)

上下ふわっとしたオーガンジー素材の洋服はどちらも淡いパステルカラー。腕と耳元に華奢なアクセサリーを控えめにつけていて、お嬢様ぽいローヒールの靴を履いている。髪が光に透けると柔らかい茶色が軽やかで、静かで小動物ぽい雰囲気の顔立ちの女性だった。

悲しいかな、人間の与える最初の印象は、フィジカル的な条件が影響する。なんなら率先して、その印象が採用し続けたりもする。"ヒロコ"という名前を持つ生命体に何を言われても平気だと思うので安心して申し上げると、振る舞いや咀嚼音やスカートに合わない足癖など、ヒロコという名前を持たずしても到底美しく思えない仕草の人だった。(私も足癖は悪いが、なのでパンツを履いている。あれ、これ言い訳?)

まあ、私自身はブスか否か他人からどう評価されても(今では)本気でどうでも良くて、それは自分がこうありたい姿みたいなものにこだわりがあるからだ。
少しずつの積み重ねや試行錯誤が形になって、自分の顔面には結構満足している。

何につけ そういう思考傾向にあるが、"自分が気に入っている"ことが肝心。さすれば、人それぞれの価値観による揶揄にフラつくことは一切なくなる。

そんなわけで、明日に備えて今日もこのへんで寝るわよ!グナイ......(パタッ.....

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