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子育て+貧困のなか大逆転をした感動のサクセスストーリー

映画どころかテレビをつける暇なんてなかったので、だいぶ録画がたまって、一生分あるんじゃないかと不安になっているここ最近です。。。

そんななか奇跡的に寝かしつけが早く終わり、家事も済んでいる!そして寝落ちしなかった!!!そんな日に見た映画が心に刺さりすぎたので、ご紹介します。
(ネタバレありますので、本作を観てない方はさらっと読んでください。)

子育てをしながら貧困を乗り切り大逆転!ウィル・スミス主演「幸せのちから」

今回ご紹介するのが、ウィル・スミスが主演を務め、アカデミー賞にもノミネートされた作品で、「幸せのちから」という映画です。
こちらは、実在する実業家「クリス・ガードナー」が、家庭も仕事も底辺まで落ちてから成功者に至るまでの半生を描いたサクセスストーリーです。
ここだけ見るとよくあるサクセスストーリーですが、他とは違うところが、この底辺時代を、一人で過ごしていたのではなく、5歳の息子のシングルファザーだったというところにあります。

どん底具合は考えられないレベル感

医療器械のセールスをしていたクリスですが、なかなか売れるものではなかったので収入もなく、営業回りのさいの駐車違反金もかさみ、車は押収され、税金や家賃を滞納するのは日常茶飯事。そのせいで妻も家を出ていき、やっと機械が売れたと思っても滞納がかさんでいるせいで差し押さえになったり、子連れでも容赦なく家を追い出されたりと壮絶な日々が続きます。

家を追い出されたクリス親子は行く当てもなく駅のホームをさまよいますが、疲れ果てた息子の為に寝床を探さなくてはなりません。日本と違い治安も悪く、雨風がしのげて鍵もかけられる場所、それが駅の公衆トイレでした。こうしてクリス親子はそこで一晩を過ごすのです。
床にトイレットペーパーを敷き子供を寝かせ、時にはトイレ待ちのノックが鳴り響く中息をひそめ、涙しながら息子に覆いかぶさるシーンは心が張り裂けます。。。

そんな貧困生活から抜け出すために願書を出した会社に何とか研修生として入ることができましたが、半年間は無給、そして20人の研修生から1人しか登用されないという狭き門でした。それでも必死で前を見続けられたのは、息子への愛情が糧になっていたからでした。

作中で感じた、どん底でも忘れてはいけないこと

どん底の時代でもクリスが絶対に犠牲にしなかったもの、それは「親子の時間」です。
作中では息子と食事を共にするシーンが多くあります。どんなに大変でも、朝晩の食事は一緒に食べ、他愛もない会話をします。
また、ホームレスが集まる宿泊施設に行った際に、担当者から
「ここは女性と子供専用なので、お子様しかあずかれません」
といわれた際にクリスは
「子供は一緒にいないとだめなんだ!」
といい、町の反対側にある教会に並んで寝泊まりするという環境を選択していました。

賛否両論ではありますが、この状況で子どもだけでも寝泊まりできる環境を選ばなかったのはすごいと感じました。
ここにもクリスの親子愛が表れているんだなと感じます。
どんな状況においても、食事と睡眠だけは子供と共にする、というのは忘れてはいけないことなのかもしれません。

子どもの思う幸せと大人の思う幸せは違う

大人が思うことが必ずしも子供に当てはまらないということは多くあると思います。
前項の「家族の時間」というのもその一つです。

子どもにとって一番の幸せは「親と一緒にいる」ということだと思います。
どんなに家が貧しくても、親と一緒にいられないほどつらいものはありません。
大人が思う幸せは、親として食事や寝床に不自由なく整えたり、貯蓄を増やして将来の不安を減らすことだったりしますが、そのために幼い子供との時間を削るというのは実は本末転倒にもほどがあることなのです。
クリスの場合も収入を増やす手段として、子どもといる時間を削ってもっと残業をしたり、深夜も働いたりということもできたはずです。
ですがそれをしなかったのは、子どもにとっての幸せが何なのかというのがわかっていたからなんだと感じます。
これは、クリス自身の幼少期に起きた家庭内の暴力などの問題から、息子に同じ目には合わせないという確固たる信念があったからでしょう。

自分の生活へのフィードバック

この映画から学べることとしては、どんな状況でも家族の時間は犠牲にしてはならないということです。
家族を養うためにお金はもちろん大事なものです。ですが盲目的にそれを追うあまり、幸せにしたかった家族が不幸せになりかねないのです。

お金はあればあるほど良いと感じます。ですが、いくらあったら安心できるのでしょうか?1000万?1億?
おそらくいくらあっても安心はできないと思います。その分生活水準が上がったり、税金が上がったりするからです。

ついでに言うと、肉体労働で稼ぐには限界があります。その上限は「時給x24時間x365日」です。これはどんな人間も変わらないことです。
でも世の中にはフォーブスに載るようなとんでもない資産額の人もいますよね。この人たちの稼ぎ方は肉体労働なんて概念を持っていては理解できません。
そこまで稼がないにしても、8時間労働を繰り返すだけが稼ぐ方法ではないということに気づくべきだと思います。
このあたりについては別記事で実体験をもとにまとめようと思います。

ここまで考えないにしても、子育て中でお金の不安を抱えている方などの本当に見てほしいと思った作品でした。
どんなにつらい時も、子供たちは親がそばにさえいてくれれば幸せだということを忘れないでください。


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