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初めての海外旅行で発生したトラブルをなつかしく振り返る

今回は、私が初めて海外旅行に行ったときのきっかけとなった出来事と、準備不足による発生したハプニングをまとめてみました。海外旅行、ちょっとこわいけど挑戦してみたい、という若者に向けて背中を押すような記事になったらうれしいです。


(1)きっかけは同級生の一言

ワタシの初めての海外旅行のきっかけをくれたのは、カミヤという大学の同級生の誘いでした。

カミヤ「春休み、おれタイに行くんだけど、お前も来る?」
ワタシ「うん。行く!(おもしろそう)」
カミヤ「おう、じゃあカオサン通り集合な。」
ワタシ「カオサン通り??」

このときカミヤは大学の旅サークルに所属し、慣れたもので、あらかじめ航空券を購入済み。私もなんとかして航空券を手配して、現地で適当に待ち合わせをしよう、ということでした。
今から20年も前の話ですので、もちろんスマホはこの世にありません。電波のないガラケー時代に、どうやって海外で待ち合わせをするというのだ。というかカオサン通りってどこ。

カミヤ「まずはHotmailを作ってだな、それから現地に着いちゃえばインターネットカフェがあるから、そこで適当にメールでやりとりしてれば会えるから。」
ワタシ「まじで!?(時間とか大丈夫なん?)」

(2)いよいよ海外へ→トラブル発生!

そしてカオサン通りでの待ち合わせの日を迎えました。飛行機に乗り込んで改めて思いました。

―果たして本当に会えるのか?

会えなかったらどうする?初の海外、見知らぬ場所で待ち合わせ、親には内緒(多分心配するから)、英語もよくわからない。そもそもネットカフェは本当にあるのか?…波のように押し寄せる不安。

私が乗った飛行機は21時頃にタイに到着予定でしたので、カミヤとはカオサン通りには22時ころの待ち合わせを約束していました。

そしてこの後トラブルが連発していくのです。
まず初の飛行機でテンションが上がっていたワタシは調子にのって機内でワインを乾杯し、ヘロヘロに。次に、飛行機の到着が1時間遅れました。そして、その後タクシーの運ちゃんにぼったくられました。

タクシーの運ちゃん「タイは初めて?」
ワタシ      「…は、はい。」(ドキドキ)
タクシーの運ちゃん「ニヤリ。(ぼったくり決定!)」

数分後、まっくらな田んぼの真ん中に停められて…

タクシーの運ちゃん「ガソリン切れちゃった。500バーツちょうだい。」
ワタシ      「……パニック!!!」

(3)カオサン通りに到着

そしてなんとかカオサン通りに到着。

果たして会えるのか?

タクシーの運ちゃん「着いたよ。」
ワタシ      「はい。(本当にここがカオサン通りなのか?)」

とにかく一刻も早くネットカフェをさがさなくては。しかし、飛行機の到着が遅れたこともあり、ネットカフェ結構閉まってる!!(大ピンチ!)

やっとのことで見つけたネットカフェに入るワタシ。さらなるトラブル発生。
変なセキュリティ入ってて、ホットメールまでたどり着かない!!(どうする?)

ホットメールはあきらめ、カオサン通りのはじからはじまで3往復するワタシ。スポーツバーから鳴り響くけたたましい音楽。いたるところで飛び交うイングリッシュ。

「もう終わった…」

と、そのとき…

「おお!よく来たな」

振り返ると、ビール片手に鼻の頭を赤くしたカミヤがいます。

…よく来たな、じゃないよまったく!ビール飲んでる場合か!

こうしてワタシの初めての海外旅行はスタートしました。
翌日…二日酔いで起きあがれないカミヤをゲストハウスに置いて、チャオプラヤ川まで散歩するワタシ。

なかなかに茶色い川
市場を歩いているだけでも楽しい

偶然通りかかった観光船に乗りこむと、黄色い袈裟をきたお坊さんに話しかけられお友達になり。
なんか楽しいな、と思っていたら、結果的にそのお坊さんからぼったくられていました。

到着して10時間以内で2回ぼったくられるってどうなの!?

これがワタシの旅の原体験。いま思い返しても、無計画でわけわからないことをよくもやってのけたものです。その点においては、このときのジブンが少しだけ好き。


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