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#398 note創作大賞に応募する本のコンセプト

竹内義晴の「これからの働き方」、この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


note創作大賞に応募する企画案

いまですね。noteさんで「note創作大賞」が行われています。それに応募しようと思っているのですが、その企画案についてお話をしています。

昨日はターゲットについてお話をしました。昨日の話をちょっとおさらいをしますと、何か、新たなものをつくっていく上では、企画を立てる必要があります。

企画とは、つまり、コンセプトづくりです。コンセプトを考える上では

  1. ターゲット(誰に対して)

  2. バリュー(読者になんと言って欲しいか?/価値をどんな価値を提供するか?)

  3. コンテクスト(その企画が必要な文脈/なぜ、それをするのか?)

  4. 想い(僕の熱量)

  5. タイトル(1~4を一言でまとめたもの)

この5つを決める必要があります。

詳しくは、昨日の記事をお読みいただくとして、ターゲットの1人目は「大企業で働く人事の人」。特に社員のみなさんの「次のキャリアをどうやって形成していけばいいのかな?」といった課題感を持っている人。2人目は「地方の企業の経営者」。いま、人口がどんどん減っていく中で、今後はおそらく、採用をはじめ、人の問題が大きく起こってきます。そういった「地方の経営者」という話をしました。

今日は、ターゲットそれ以降の、バリュー、コンテクスト、想い、タイトルについてお話をしてみたいと思います。

この4つについては、全部を即興で、考えながら話すと「多分、まとまらないな」と思ったので、ある程度文字に起こしています。

できるだけ早く企画の部分は終えて、次のステージに行きたいなと思っているので、今日は、バリュー、コンテクスト、想い、タイトルについてお話をしていきます。事前にまとめたものを読む感じになるかもしれませんし、普段より長くなるかもしれませんが。

改めて、一応ターゲットからいきましょうか?

ターゲット(この創作物を読む対象者)

1人目:「大企業で働く人事の人」

いままで、社員を教育したり、さまざまな機会を社員に提供するために、いろんな制度を作ってきた。けれども、その制度は、どちらかといえば、いままでの、社会が右肩上がりの、過去の価値観やロールモデルで作ってきた。

しかし、現代は以前と違って、先行きの見通しが立てにくくなってきたり、人生100年時代と言われるようになったりして、どうやら、いままでの延長線上では「無理だ」と。

新しい、社員に対するキャリア、あるいは、一人ひとりが成長していくために必要なビジョンであり、理想。そして、「このようなステップなら、一人ひとりが歩み、成長していける」……このような、新たな「何か」を示したい。新たなキャリアを形成できるような「何か」を作りたいと思っている。

2人目:「地方の企業の経営者」

いままでは、この地場の中の産業で経営してきた。

だけど、人がどんどん減っていくという現実が起こりつつ、採用を出してもなかなか採用ができない。「このままでは、人の問題がやばくなるな」という課題感を感じている。「何かしなければならない」と思っている。

しかし、自社の製品やサービスには、自信と誇りを持っていて、「このサービスは、どうしても根付かせたい!」「これからも継続したい!」と思っている。だけど、人の問題が実際にあって、どうしたらいいのか悩んでいる。

そこで、「何かいいアイデアはないか?」「いい解決策はないか?」「いままでにはない方法はないか?」……そんなことを考えている。年齢は40代ぐらいで比較的若手の経営者。

バリュー(この創作物を読んだ読者に何と言ってほしいか/この創作物の価値は何か?)

1人目:「大企業で働く人事の人」

  • 社会や働き方が変わる中で「今後、自社の人材をどう成長させていくか?」が課題でした

  • 「自律的人材を育てる」とはいうものの、実際のところは難しいですよね

  • そういった中でも、何かやらなくてはいけないと思っています

  • なにか、新たなキャリア教育、キャリア支援の形ができないかな、と以前から思っていました

  • (以下、創作物を読んで)地方の企業に課題解決のような形で入っていくのは、人材育成の観点で「いいな」と思いました

  • 武者修行にもなりますし、社員の地域貢献にもなります

  • のちに複業のような関係になるのは、いいですよね。本人のやりがいにもつながると思います

  • こういった形で、社員が社会とつながるようになると、社員の自律にも役立つのではないかと思います

2人目:「地方の企業の経営者」

  • いままで、そんなに真剣に考えたことはなかったけれど、人口減少ってかなりやばいんですね

  • このままだと、うちの会社も、将来人材採用がもっと難しくなるかもしれないな

  • 確かに、地域の中に人がいなくなるとしたら、このままだとまずいかも

  • いまのうちから、何か手立てを考えておかないといけないな、考えたいな

  • (以下、創作物を読んで)いままで「地域外の人材とつながる、いっしょに仕事をする」という発想はなかったです

  • だけど、地域外の人材とつながることで、いろんな発見や相乗効果が生まれそうですよね

  • 県外など、すぐに進出するつもりはないけれど、地域外の人たちとつながることで、いろんな可能性は生まれそうです

  • なにより、僕らも刺激になりそうです

  • また、僕らも「教えを乞う」という感じではなく、課題をいっしょに解決していけるのがうれしいです

  • 立場は異なるかもしれないけれど、「ひとつのチーム」なんですね

  • これからもいろいろあると思いますが、課題をポジティブに解決していきたいです

コンテクスト(この企画が必要な文脈。僕や僕の周囲がやる意味や価値)

1人目:「大企業で働く人事の人」

  • 先の見通しが立てにくい時代、人生100年時代となり、働き方・生き方が変わってきた

  • それだけに、キャリアに不安を抱いている人が多い

  • こういった社会の中では、社員一人ひとりが自律していくことが大切だ

  • だが、具体的にどうすればいいのかがわからない

  • こういった状況の中で、人事として支援できることは何か?

  • 社内だけでは、社員の成長を支援する場が限られる。だが、社外に出て、これまでの経験を生かすことによって成長するような機会を作れないか

  • もし、こういった機会が創れたら、社員にとって、会社だけではない仕事上の関係構築ができる

  • それは、社員にとって成長の機会にもなるし、社会との接点にもなる

  • また、もし、複業のような形でその先がつながると、キャリア自律のきっかけにもなる

  • それは、本人にとっても、会社にとってもメリットがある

2人目:「地方の企業の経営者」

  • リクルートワークス研究所「未来予測2040」によれは、人口減少が本格的に進み、今後は労働供給制約社会になる

  • 消滅可能性都市が新たに発表され、全国的に、地域を維持するのが難しくなっていく

  • そうなると、地方の企業から人材不足になっていく。

  • だが、多くの人や企業は、それほど危機感を抱いていない(個人的な解釈)

  • だからこそ、いま、できることを考えたい

両者の課題を解決することの意味

  • これからつくるこの創作物は、企業におけるキャリア形成と、地方の企業の地域課題や、人材の課題を組み合わせて解決する方法を指南するものである

  • だからといって、すぐに解決できるわけではないが、この創作物を読むことによって、いま、起こっている課題(現状)が分かる。また、どのような状況が理想で、現状とのギャップが何か? そして、いま、何をすべきかが分かる

  • その結果、近い将来、企業におけるキャリアの課題と、地方の企業の課題を組み合わせて解決するきっかけになる

  • それは、これから迎える労働供給制約社会において、人材を有効に活かし、地域貢献しながら、地方の企業の人の課題を解決することになる

  • だから、この創作物はつくる価値がある

想い(僕の熱量)

  • 地方に住んでいると、人が減っていくさまをリアルな課題として感じている

  • 「いま、なんとかしないと!」と思う

  • 幸いなことに、僕はフルリモート、複業のような形で働いており、地域外の人や企業と接点を持ちながら仕事をしている

  • このような働き方を、地方の企業が取り入れることができると、人材との接点を地域外にもつくることができる

  • また、人材の教育に課題がある企業にとっては、地域に出る経験は、大きな学びの機会になる。そういった学びの場を提供したいし、仕組み化したい

  • 2017年ごろからあれこれ考え、できる範囲で動いてきた。「地域の企業の理解」など、難しい点も多々あった。これからもあるだろう

  • だが、いろいろと試してきた結果、「こういう形なら、きっと何かしら形にできそうだ」というところまでイメージすることはできている

  • また、人材の課題は地方の企業だけではなく、企業(特に大企業)でもキャリアの課題、働き方の多様化の課題として起こっている

  • 両者の課題をうまく組み合わせることによって、企業で働く人材の課題と、地方の企業の課題を解決したい

  • この取り組みは「お金をもらっているから」とか、そういった動機付けで取り組んでいるわけではない。はたらく人々の課題を、そして、地域の企業の課題を、仕組みとして解決したい。内的な、自分ごと化している動機

  • さまざまな課題はありながらも、ハッピーに働く人や、力強く発展する地域の企業を増やしたい

  • それが、僕にとっての幸福感であり、ライフワークである

タイトル(想いを一言で体現したもの)

実際の創作物ができた時点で、もう1回作り直すことになると思うが……

大企業の「社員のキャリア」と、地方企業の「人材不足」を解決する法

とした。

今回作っていく創作物の呼び名は「本」

今回、この取り組みは「本にしよう」というのが最終的な目的ではありません。

一方で、この取り組みの成果物を「創作物」と表現するのも、なんだか分かりづらいし、面白くないなと思っています。

また、本にすることを、最終的なゴールや目的にはしていませんが、それでも、もし、これからお話していく内容が、実際に「本になったらいいな」とは、妄想的な理想としては思っています。

「本」という字の意味を調べてみました。いわゆる、ペーパーの「本」という意味意外にも、「もと」とか、「〇〇にもとづく」とか、物事の「始まり」とか「大元」という意味があるようです。また、よく「本質」とか、「本物」とか、「本当は」とか、「本来は」などと言いますが、根源みたいな意味もあります。

「本を作ること」は、最終的な目的ではありませんが「本質を追求していきたい」ことと、最終的には「本になったらいいな」という願いを込めて、これからは、この創作物は「本」という言い方をしていきたいと思います。これから作っていくのは「本」です。

というわけで、今日はいつもの倍ぐらいお話しました。これから作っていく本のコンセプトですね。ターゲット、バリュー、コンテクスト、想い。そして、タイトルについての話をしました。

では、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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