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#397 note創作大賞に応募する企画案ーターゲット

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織作りやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


note創作大賞に応募するぞ!

昨日ですね、「note創作大賞に応募するぞ!」という話をしました。

この番組は、いま僕が感じている課題感。それを「解決したいな」と思って始めた番組です。

で、何を課題と感じていて、何を解決したいのか。その内容に対して、本をつくる……というわけではないのだけれども、本のようなものを作ると想定し、そこに、いま僕が感じている課題感、どういう未来を築きたいのか、そのために何が必要なのか、そして、実際にやっていることを、順番に、わかりやすく言語化するために、note創作大賞を使う……という話をしました。

企画を立てる―構成を考える前に考えるべきこと

そのためには、お話をするための構成を考えなくちゃいけないんですが、その前に大事なことはあります。それは「企画をつくる」ことです。

企画とは、つまり「誰に、何を届けるか」ということ

僕、サイボウズの中で、サイボウズ式というオウンドメディアの、記事の企画をしています。

企画する時によく考えるのは「コンセプト」です。コンセプトを考えるときに、具体的にする内容が5つあります。

  • 1つ目は、「ターゲット」。ペルソナと言ってもいいかもしれません。

  • 2つ目は、「バリュー」。読者に何と言わせたいか? 何と言って欲しいか?

  • 3つ目は、「コンテクスト」。この企画が必要な文脈。僕や僕の周囲がやる意味や価値。

  • 4つ目は、「想い」。僕の熱量。

  • 5つ目は、「タイトル」。ターゲット、バリュー、コンテクスト、想いが一言で体現されたもの。

この5つを考える必要があります。

今日は、これらすべてをあと6分で考えるのは多分無理なので、今日はターゲットについて話してみたいと思います。

創作物の「ターゲット」

ターゲットは、大きく分けて2人の登場人物(正確に言うと3人)がいますが、大きく分けると2人の登場人物がいます。

1人は、大企業で働く人事の人。もう1人は、地方の企業の経営者。

1人目の「大企業で働く人事の人」

1つ目のターゲット。大企業の人事の人の困りごとは何かというと……

いままで、社員を教育したり、さまざまな機会を社員に提供するために、いろんな制度を作ってきた。けれども、その制度は、どちらかといえば、いままでの、社会が右肩上がりの、過去の価値観やロールモデルで作ってきた。

けれども、現代は以前と違って、先行きの見通しが立てにくくなってきたり、人生100年時代と言われるようになったりして、どうやら、いままでの延長線上では「無理だ」と。

新しい、社員に対するキャリア、あるいは、一人ひとりが成長していくために必要なビジョンであり、理想。そして、「このようなステップなら、一人ひとりが歩み、成長していける」……このような、新たな「何か」を示したい。新たなキャリアを形成できるような「何か」を作りたいと思っている。

このような人事の方。

一人ひとりの社員が、もっと幸福に働いていけるようにしたい。それは、自社であっても自社を卒業した後であってもそう。

2人目の「地方の企業の経営者」

2人目の登場人物は、地方の経営者。

いままでは、この地場の中の産業で経営してきた。

だけど、人がどんどん減っていくという現実が起こりつつ、採用を出してもなかなか採用ができない。「このままでは、人の問題がやばくなるな」という課題感を感じている。「何かしなければならない」と思っている。

だけど、自社の製品やサービスには、自信と誇りを持っていて、「このサービスは、どうしても根付かせたい!」「これからも継続したい!」と思っている。だけど、人の問題が実際にあって、どうしたらいいのか悩んでいる。

そこで、「何かいいアイデアはないか?」「いい解決策はないか?」「いままでにはない方法はないか?」……そんなことを考えている。年齢は40代ぐらいで比較的若手の経営者。

こんな感じが、ターゲットかな。

この創作物は、2人の登場人物のお互いの困りごとが解決できる。「なるほど! こんな方法があったのか!」「それは、確かにいいね!」と思えるような、方法や制度、仕組み。それが言語化されたものである……というのが、これから作っていく創作物のターゲットです。

というわけで、今日はこれからつくる創作物のターゲットについてお話しました。じゃあね、バイバ~イ!

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