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#392 「複業してみたいけど、機会がない」場合の処方箋

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


昨日は「地域に関わりたいけど、接点がない」場合の処方箋でした

昨日は、「地域に関わりたいけれど、接点がない」場合の処方箋というお話をしました。

この話は、僕自身よく聞く話なんですよ。「地域に関わりたい」という方のイメージとしては、たとえば、都市部に住んでいて、普段とは違う地域で「何かできないかな?」といったイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

「地域に関わりたいけど、接点がない」ということであれば、まずは「自分の地域で、何か関わりを探してみては?」という提案をしました。

探せば、いろんな関わりあると思います。自治会的なものやPTAのようなもの。あとは、市役所に行ったりすると、そういった取り組みの情報があります。

「まったく縁がないところに行く」みたいに大きく考えずに、まずは、身近なところから始めるっていうのが、一番じゃないかと思います。

今日は「複業してみたいけど、機会がない」場合の処方箋

今日は、「〇〇をしたいけど、〇〇がない」場合の処方箋シリーズということで、複業に関する話をしてみたいと思います。「複業してみたいけど、機会がない」場合の処方箋です。

「機会」だけではなくて、「環境」がない場合もあるかもしれないですよね。たとえば、「会社が複業を許可していない」みたいな場合とか。

ここからお話する「ふくぎょう」は、メインとサブがある、お金を稼ぐための「副業」ではなく、複数の本業という意味での「複業」のほうです。

メインとサブがある「副業」の場合、たしかに、できる場合/できない場合があると思います。会社が許可していない場合はそもそもできませんもんね。

一方で、「複数の本業」という意味だと、いろんな機会があると思います。

人はもともと「複数の関係性」の中で生きている

仕事の場合、多くの場合は「1社に所属して働く」というイメージや固定観念があると思います。

ですが、そもそも人は、「会社」だけで生きているわけじゃないですよね。

「家族」という関わりもあるし、「地域」という関わりもあるし、元々人は1つの事柄だけで生きているわけではありません。複数の事柄というか、複数のコミュニティというか、そういったところで生きています。

そういう意味では、もともと人は複業しているし、複数の事柄で成り立っているということなんですよね。

このような観点に立ったとき、「複業をしたいけれど、機会や環境がない」という場合、まずは、何か仕事以外の事柄を見つけて、そことの関わりを作ってみる……というところが一番最初かもしれないですね。

たとえば、こういったことも複業

たとえば、家族という単位だと、子育てといったら、いままでは「女性が子育てをして、男性が外で働く」みたいな価値観が一般的でしたよね。

それならば、もう少し「家族と関わってみよう」「子育てに関わってみよう」っていうことも複業の1つです。

あとは、たとえば、地方に住んでいる方で家に土地があったりしたら。親世代といっしょに農業をやってみる、みたいなことも複業です。

ほかには、昨日もお話したように地域との関わりですよね。地域の取り組みに参加することも複業でしょう。

このように、複業は、やろうと思えば「あらゆるところに機会がある」ということなんです。

大切なのは、複業に対するマインドセット

大切なポイントがあるとしたら、お金をもらっているか、いないかにかかわらず「複数のコミュニティや関係性の中で生きている」とか、「複数のコミュニティがある」という認識を持っているか/いないか……

このマインドセットは、複業をしていく上での大切な価値観として、ウェイトは大きいと思います。

人はもともと、複数の環境で生きているので、そういった中で自分が「ほかにできることが、何かあるかな?」と。

このような、会社以外におけるマインドセットから、まずは変えていく……というのが大事なところなんじゃないかなと思います。

「大切なことが複数ある」というのは、つまり、そういうことなので。

お金をもらおうが、もらうまいが、「複数の関わりを作っていく、ということをわたしはやっています」と思えているかどうか。そのマインドセットを整える上でも、まずは、いきなりお金じゃないところから、身近なところから、「社会との接点をつくる」「家族との接点をつくる」こと。そこに「ほかの仕事との接点を作る」が加わっていくだけなので。

まずは、複数の業に取り組んでみてはどうかなと思います。

というわけで、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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